今年読んだ本。前編
本を読んで、読み終えてもイマイチ「感想をブログに書くほどでも、、、」というレベルの本とか、書いても数行で、ツイッターレベルで終わってしまう本もケッコーある。まぁいわゆる「当たり」「ハズレ」てやつだけど、その中でもグラデーションはあるワケで。歳取ったからか「ブログに感想書くぞ!」ていう本はよっぽどのじゃないと書けない。でも「コレは書きたいな」と思ってても書けないのも何冊かある。ソレだけ本の感想を書くのは集中力が要る。でもとりあえず読んだ本を羅列してくコトはできるので(コレも量溜まらないと1つのネタの分量にならないけど)、今年読んだ本についてでも書こうかなと。
今年はまず図書館からもらってきたリサイクル図書から始まった。1月から始まった緊急事態宣言、「図書館で本を借りる」という行為に少々抵抗があったので、今年の前半は貰ったリサイクル図書だけでやりくりした。とりあえず全部読んだけど、思いのほか面白くて2回読んだのもあれば、1回読んで「もういいや」てのもあった。だいたい半々だろうか。面白かったのは、
・シベリアラーメン物語/野口均
・ぼく、路上系社長/前橋靖
・『気』の威力/藤平光一
・フィナーレの発想/外山滋比古
・疾駆する夢(下)/佐々木護
の5冊。
『シベリア~』は80年頃のバブル当時のソ連にラーメン屋を作る、事業の立ち上げのお話。『ぼく、路上系』もそうだけど、こういう事業立ち上げ系の本て時代とか関係なく、基本読み物として面白いので、リサイクル図書ではほんのちょっとでも興味があったら、とりあえず貰ってくるコトにしてる。『シベリア』は日本の働き方とか常識が通用しない異国での苦労話とか「なんでそうまでしてソ連でラーメン屋開こうとする??」て感じ。
『路上系』はちょっと記憶がおぼろげだなー笑。たしか格安で住居を提供して職まで斡旋してくれるていう貧困ビジネス系だったと思う。コレて今だったらちょっと搾取感もありそうだけど、「世のためビジネス」みたいな読み物。
『気』は、こういう類の本は他にいくらでもあるけど、気の出し方の具体的な実践方法も書いてある。書いてはあるけど、ソレができるかどうかは別笑。ただ訓練すれば出来そうな気はする。
『フィナーレ~』は1回挫折した。読む周波数が合わなかったから。ちょっと日にち置いて2回目挑戦したら、自分のモードがこの本を受け入れるモードになってたので(周波数が合ったので)読めた。そういうのあるんだよね、今その本を読めるタイミングかどうかていう。気分的なモノとか。別に重くムズかしいコトが書いてあるワケじゃなく、軽妙なんだけど、作者の独特のリズムとかが自分に合う合わないてあるでしょ。普通はある程度ページ読んで合わしてくんだよね。
『疾駆~』はコレが一番面白かった。自動車会社の創業から世界的な企業になるまでのお話なんだけど、下巻は60年代だったかな?ル・マンに参戦するトコロから始まる。この本も「ビジネス立ち上げ」系ではあるんだけど、もうちょっと小説寄りになってる。自動車会社のモデルはホンダだろうけど、マスキー法とか80年代のアメリカ進出とか時代背景が絡んで、会社も荒波に翻弄されながらも進んで行く。上巻はなかったんだけど、下巻だけでも十分面白かった。
この5冊は残して、後は処分した。
ブログの日付みたら去年の10月ぐらいに貰ってるのか。今年も来月あたりリサイクル図書あるのかなー、どうだろ。
リサイクル図書を読み終えた後の本については、次回書くかな。