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やーーっとスターダム詩美選手vs朱里選手の激闘がテレビで放送されたので。

wwr-stardom.com

試合があってからだいぶ経ってよーーーやくテレビで放送されたので、今さらだけど観た感想をば。

巷では評判の高い↑の大会のメイン、ワールド王座チャンピオン林下詩美選手vsチャレンジャー朱里選手の試合がずーーっと観たかった!どれほどスゴかったんだろ、、と。

結論から書くと、、、うーーん、まぁ、スゴいっちゃスゴいけど期待値が高かっただけに、、という感じ。。

編集スタッフによると、実際の試合時間の半分ぐらいになっちゃったらしいんだけど、ようは単調なんだよな。結末を知ってるから書けるのもあるんだけど、もうハナから引き分けてのも選択肢にはあるなと予想はできる。勝敗決めるならあんなスローペースな試合展開では無いワケで。というのは詩美選手はワンダーのチャンピオンではあるけども、朱里選手は朱里選手でゴッデスとSWAの二冠チャンピオン。勝敗決めたらどっちかが上どっちかが下、と決まってしまうワケだから、どっちの価値も落とさないとすると、オトシドコロとしては「引き分け」てのが望ましい。勝敗つかずで詩美選手がワンダー防衛。負けてないから朱里選手の価値も落とさずに済むこの形がベター。だからスローな展開になるワケ。コレは運営側としては「守り」の姿勢だけどね。

悪く言えば単調、よく言えば一進一退の攻防。ようはリズムが無い。コレは詩美選手がパワーファイターてのはある。どうしても投げが主体なので、一発相手を投げたら次の攻撃まで時間がかかる。だからスタイル的に仕方ないとも言える。でも全部頭部なんだよな。エアレイドもトーチャーもBTボムも逆落とし&スリーパー、、。そういう意味では1点集中ではある。朱里選手はさすがにキャリア13年だっけ?蹴りや総合、ルチャスタイル、いろいろ経験してるから多彩。引き出しが多い。試合では頭と腕狙いて感じだったな。その多彩な攻撃を頑丈な身体で受けきる詩美選手。コレが1点集中だったら分からなかった。腕腕腕で来たら勝敗ついてたカモしれない。

とにかく詩美選手はパワーと耐久力はずば抜けている。30分の試合のあと、延長戦でもBTボムで相手をかついで投げ捨てられる、てのはよっぽどパワーがある証。思ったんだけど詩美選手は「ガイジン選手」という扱いでいいんじゃないだろうか笑。ただ他には無い。たしかにキャリア3年ぐらいのモノだから、いろいろ求めるのもコクだ。でも例えばもうちょっと緩急というかリズムを付けてみてはどうか。スリーパー&逆落としとか柔道ベースを感じられる部分もなくないけど、序盤(カットされてるから分からないが、、)に自慢の万力を生かしたヘッドロックとか絞め技系、逆エビとかでもいいカモしんないけど、つなぎとか地味な攻防も取り入れたほうがいいような気もする。相手がヒールだと場外でラフに持ち込んだりするから、試合にもリズムに変化が生まれるんだけどな。

下から突き上げるように撃ったドロップキック、アレは良かったな。相手との距離が無い&自分の体制的にああなったんだろうけど、意表をつく感じでアレは今後使えると思う。新日本オカダ選手のように高さを出すのが主流的ではあるんだろうけど、「下から突き上げ」てのもいいな。アッパー的な。トラースキック使いが多いから、あえてのプロレス技のドロップキックてのがいい。あとベイダーハンマー、アレはいいよね。アレはパワーファイターの打撃として使えるな。連打できるし、アレも今後使ってくといいと思う。なんだかんだいって技のセンスはいいんだよな。ああいう小技でリズムが生まれるんだよ。

あと横移動が多い。観る側の視線として左右の移動がほとんど。上谷選手みたいに飛べとは言わないけど、たとえばセカンドロープ(トップは無理だろう)からのエアレイドとか縦方向の動きが欲しい。エプロンからのエアレイドはいいけどさ。もう少し立体的に動いたほうがいい。タッグだと立体的に動ける上谷選手がパートナーがいるからソコが補えるんだけども。まぁでもキャリア3年ぐらいでベテランの朱里選手とヒケ取らないくらいのファイト魅せるのはスゴいモノだよ。

詩美選手はビー選手との防衛戦ぐらいから覚醒し出してる感が出てきた。たぶん詩美選手は強い相手と闘ったほうがヒートアップして、良さがどんどん出てくる気がする。でもまだまだだけど。まだまだ覚醒が足りない。まだまだ眠れる獅子ではある。まだまだポテンシャル秘めてそう。あと何年かして25歳前後ぐらいになったら、もしかしたら目覚めるカモね。女子のほうが早いのカモしれないから、目覚めるならこのくらい年齢かな。でもまだ半分目閉じててあの状態てのはスゴいよ。

で、朱里選手は朱里選手で体格的に詩美選手に劣るのに、詩美選手のパワフルな攻撃を受けきれるのもコレまたスゴいワケで。。詩美選手は10kgぐらい上回るのかな?だから朱里選手の攻撃にもある程度耐えられるのは当然ちゃあ当然だけど、逆はキツいよな。

でも結局は引き分けに終わってるから、再戦はやらないとなとは思うけど、、。だからたぶん5STARで朱里選手が詩美選手に勝って、次に再戦やったとして詩美選手が勝って、お互い1勝1敗ていう感じになるのかなー、とか思ったり。

いわゆる「女子プロレス」らしくはない重ーーい異様な試合であったコトはたしか。試合の華やかさには欠ける。一方コレも上半期ベストバウト候補と言われる3.3武道館ジュリア選手vs中野たむ選手髪切りマッチは女子プロレスの範疇。業界の外にも話題を提供はしたけども、あっちは仕掛けだらけ。こっちは純プロレス。何の仕掛けも無い。仕掛けが好きな人得意な人できる人はやればいいと思うけど、ただ試合だけで魅せられるのもソレはソレでスゴいワケで。ただコレが男子プロレスと同じようなコトやっても「マネゴト」で終わってしまうし、だったら男子プロレス観ればいいワケだから、ソコとどう区別、色分けしてくかが課題といえば課題かな。