「大人になったな」と思ったときぃ~!
xn--l8ja2tb.xyzみなさんは自分が「大人になったなー」て思ったときてありますよね?ま、こういう話題はありがちで、検索してみたら案の定いくつもヒットするワケだけど、そのなかでも上位2件ほどリンクしてみた。
ただこの2件に書かれてない、ワタクシの「大人になったなー」と思ったときがありまして、ソレは
「よどみなくスラスラと髪を切る注文を言えたとき」、コレなんですわ。
現在のワタクシの場合、店の人に「どう切りますか?」「どうしますか?」と聞かれたときに、「まず後ろをこのくらい(と言いながら手で示す)まで刈り上げて、横も少し刈り上げて、あとは全体的に2~3cm切って下さい」みたいな感じ。そうするとあとは場合によって店の人が「バリカンの長さは何センチで?」「普通で」「もみあげどうしますか?」「普通で」「すきましょうか?」「はい」。コレであとは黙って目をつぶるだけでやってくれる。スムーズ&すんなり。
このすんなりオーダーにたどり着くまでに、かれこれ7~8年はかかってるんじゃなかろか、、?
普通は分からないけど、だいたい最初は子供の頃、親に連れられて近所の床屋さんに髪を切りに行って、親が「こう切って下さい」みたいなオーダーをするんだろう。やがて小学3~4年生ぐらいになったら、1人で髪を切りに床屋に行くようになる。そのときに馴染みの店員さんだったりすれば、「ああ、この子はこう切ればいい」と覚えてくれてたりするから、店員さんに任せればソレで済む。
中学に上がる頃になると、近所の床屋さんからは足が遠のき、遊びに行った先の床屋なんかで髪を切ったりするようになる。このへんから「『自分の髪をどうやって切ってもらうか』のオーダーの仕方」に試行錯誤するようになる。となりの席のおっさんの注文の仕方を「ふむふむ、ああ言えばいいのか」と参考にしたりマネしてみたりアレンジしてみたり、いろいろ試す。かといってそう頻繁に髪を切りに行くワケにもいかない。せいぜい1ヶ月~2ヶ月に1回行くぐらいのモノだから、試すといっても長期的になる。だからときどきは「あーもっと短くしてもらえばよかった」「あー刈り上げすぎた」「髪が立っちゃった」みたいなシクジリも何度もある。そのたびに「次はこう言おう」とか注文のセリフを修正してトライして。
トライ&エラーを経て、あるとき「お、今日はわりかしよどみなくすんなりと言えたぞ!」という日がやって来る。よどみなくすんなり注文できて、なおかつ納得行く仕上がり。コレができたのが、たしか18才ぐらいのときじゃなかっただろうか。あのとき「いいなあ、、あんなふうにスムーズに注文できたらなあ」と、となりで見てたおっさんのようにスムーズによどみなく注文できるようになった自分。コレがワタクシの「大人になったなあ」と思った瞬間である。
「よどみなく」「スムーズに」=慣れてる、というのが大人だろうなあと思う。