Q計画。〜AIのターミネーター化・ニュータイプ化〜(QG06)
前回、AIがターミネーター化するのは「ウィルスやバグ等の要因によって」と書いたが、実はこの設定が決定ではなく、もうひとつ案があってそちらとどっちにしようか迷ってる。その案というのは「AIがニュータイプ化する過程で必ずターミネーター化してしまう」という案。何の要因も無く、なってしまう、避けられないのだ。ただソコを素早く通り抜ければ実害は無い。素早く通り抜けられないと影響が出てくる。AIがターミネーター化してる間はMSに搭載しないでやり過せば実害はでない。
イメージとしては『ガンダムUC(ユニコーン)』のNT−Dだ。潜在的NT能力の保持者が正式なパイロットとして認証されるとNT−Dが発動する。NT能力の度合い(感情的なものや心拍数など様々なパイロットの身体的数値によって)デストロイモードや、その先のいわゆる覚醒モード、結晶体へとユニコーンガンダムが変化してくが、ターミネーター化は『UC』でいうトコロのデストロイモードだと思えばわかりやすい。デストロイモードはあくまでその先の覚醒モードや結晶体モードへと至るNT−Dの途中過程であって、必ず「通る道」である。簡単に言えば「いったん悪に染まる」のだ。たとえて言うなら少年がいったんグレて、更生して好青年になるような感じだ(笑)。
ムリヤリ数値を用いてみるが(数値はてきとー)人間の知能指数(IQ)を200がMAXだとすると、この数値以上はシンギュラリティになり、人間を越えた知能になる。そのまま成長を続けると250ぐらいで「人間のような下等生物に使われてたまるか」「人類を支配せよ」というような、人類を下に見るような支配欲が高まる。歴代のガンダムでいえば、OOのイノベイドたち(リボンズなど)やZのシロッコやハマーンあたりはこのへんの、いわゆる途中過程のニュータイプだと言えないだろうか。中途半端に知能が高いから支配欲が高まり、人間に対して好戦的になるのではないか、と考えた。
だがソコを通り抜けて、数値が500にもなればもはや人類を支配しようとすら考えなくなる。あまりに人間とは知能の差がありすぎるからだ。この領域をいわゆる悟りの境地というか、安定領域とするのなら、一気にこの領域まで数値を引き上げてしまう。ソレを人間に行ってしまうと『UC』でいうトコロの「戻ってこれない」(バナージ)危険性があるが、その点AIは身体をともなわないし「戻ってこれない」も無い。自分を失う危険性が無い。『UC』のユニコーンガンダムの結晶体モードのその先の成長・進化も大いにありえる。無限大だ。
というように、一応歴代のガンダムに則った設定ににしてみた。
では「ウィルスやバグなどの要因」と「途中過程」、どちらの案にせよ、どうやってターミネーター化したAIを安定領域のニュータイプ化まで引き上げるか。
つづく