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やっとのコトでDynamite!!。その3

やっとつづきが書ける〜てコトで先に簡単には触れたけど、例の青木選手vs廣田選手について。
今回のDynamite!!はDREAMvsSRC戦極)の対抗戦というコトで、この対抗戦はもともとはソレゾレのイベントをTBS(DREAM)とテレ東(SRC)で放送する予定だったのが、急遽Dynamite!!としてイベントを電撃的に合体させてTBSで放送するコトになったワケ。その内実はスポンサーの問題とか色々あるらしいけどソレは置いといて、急遽決まったワケである。よって選手同士はDREAMとSRC、まぁ同じ階級なら意識はしてるカモしれないけど、急に「対抗戦」と言われても選手からすれば正直「急に対抗戦言うても対抗する気持ちも特に無いし憎しみの感情も無いし、、」なのである。急に言われても困っちゃう。だから表面的には対抗戦という形を取っていても「交流戦」に限りなく近くなるのは否めない。だってDREAMを今まで観て来た人も「急にSRCとか言われても、、」なのだ。急遽決まったのだから対抗戦に向けて熱を盛り上げるコトもできなかった。格闘技業界全体の流れを知らない人はついていけてないと思われる。「SRCて何?」と。でもそういう「限りなく交流戦にちかい対抗戦」という「暗黙の了解」をあえて打ち破ろうとした選手が1人いた。ソレが青木選手なのである。
青木選手は自分を自ら「DREAM原理主義者」に仕立てて、この限りなく交流戦に近い対抗戦に対抗戦らしい「殺気」を持ちこんだ。でも先に書いた通り「急遽」であり、選手間同士は特に憎しみも無ければ因縁も無い(まぁ個人単位ではあるのカモしれないけど知る由もない)。観客もソレは「暗黙の了解」で分かってるので、観客側からすれば「どうして青木選手1人だけこんなに対抗意識を燃やしているのか?」と、違和感いっぱいなのである。ただ青木選手は頭がいいからソレらを全て分かっているとワタクシは思う。分かった上で「だからこそあえて自分が「殺伐とした対抗戦としての空気」を持ちこまなければならない。自分がやらなきゃ、ソレこそ「交流戦」で終わってしまう」とそう考えたに違いない。
DREAMに愛がある選手をあげなさい、と言えばせいぜい青木選手と川尻選手と桜庭選手の3人ぐらいしか当てはまらないとワタクシは思う。青木選手は賛否はあれ自ら発言してるし、川尻選手は魔裟斗選手との試合でそういう印象を世間に植え付けるコトができ、桜庭選手はPRIDEからの流れで。この3選手以外の選手の試合を「対抗戦」と言われてもピンとこない。今回は桜庭選手は出場していないし、川尻選手は「試合の後はノーサイド」というスタンスでソレは誰も批判するコトでは無いと思うし、としたら青木選手が「殺気」を持ちこむしかない。ただ結果としては「やりすぎた」というコトだ。
もう1ヶ月近く経つので、雑誌等各種メディアでさまざまな意見も出てきて、青木選手自身や青木選手の周辺の人たちのインタビュー記事なども掲載されたりして、そういう記事を読んだりもする。
ワタクシ思うに、たぶん青木選手は自分が精神的に弱いからあんまりこう、反省とかしない人なんじゃなかろうかと。たぶん反省したりすると、ガクーンと落ちこんじゃう人なのでは。そういう印象を持つようになったのは、マッハ選手と闘って負けた青木選手を見てからだ。たしかにあの試合は普段の階級より1つ上の階級に「挑戦」という形だから、負けても戻るトコロはあるワケだし、むしろマッハ選手の方が負けられないというコトで、ああいう結果で良かったのカモしれない。でも負けてあんなにあっけらかんとされても「本気でやってたの?」と、青木選手の試合に臨む姿勢そのものを疑うコトになってしまう。「負けたコトを恥だと思わないの?」と。そのへんに「最近の若者」という言葉がよぎる。
たぶんソレを「恥」だと思うとトコトンまで落ちこむので、しっかり向き合わない、受け流す、ハイ次、次!という軽さ。そういう思考回路が青木選手を支えている。そしてこういう心理の構造の人はたぶん「原理主義」に向いている。ソレをまわりの人も分かってる、というフシがワタクシには感じられる。だから青木選手の「思いこみの深さ」という火にまわりも面白がって油を注ぐ。まわりの人やソレら全てが青木選手の「暴走」につながったとワタクシは思ってる。青木選手にとって今回は「ジハード(聖戦)」だったのだ。
暴走。言い得て妙だな〜。某パチンコメーカーがイベントのスポンサーについてるので、スポンサー絡みで「エヴァンゲリオン」(今パチンコの機種で人気がある)のマスクを桜庭選手に被らせたり、「逃げちゃダメだ!」と主人公のシンジのセリフを言わせてみたり、そうやってこの1年引っ張ってきたエヴァネタがまさかこんなシンクロ率(まさにシンクロ!)の高さで結実するとは!だ。ビジュアルも青木選手はエヴァに似てるし(失礼)腕折り→侮辱行為なんかは、まるで使徒を食い散らかす初号機のようである。
腕折り自体は凄惨なシーンではあるけど、試合上ではなんら問題はない。青木選手がためらっていたら逆にやられてたカモしれないし。だから廣田選手に被害者意識を抱くのも間違っている。ハッキリいって今回の藤田選手の方がよっぽどヤバい状態だ。アリスター選手のヒザをマトモに食らって、倒れたまま動かない。目線が宙をさまよってる。そのような場面に出くわす可能性というのは、格闘技を観ていればあるコトなのだ。もっと言えば昨年のプロレスでの三沢選手の不幸、ああいうコトもありえる。後の雑誌によるインタビュー記事で廣田選手も腕折りや侮辱行為すらも「アレはやられても負けてるんだからしょうがない」と全面的に受け容れている。廣田選手から文句はないので、まわりがコレ以上ごちゃごちゃ言うべきではないのカモしれない。
でもワタクシは、青木選手は株下げたよなぁ〜と。青木選手は今まで自分が発言してたコトをあの「暴走」侮辱行為で全部無しにしちゃったよね、と思う。だって青木選手は前回のシャオリン選手戦で「MMAをやる。コレがMMAなんだというモノを見せたい」と発言してたのに、今回は腕折り→侮辱行為、てのはむしろコレは初期のUFCに退行したんじゃないか?と。青木選手にとっては「退行戦」だったよと。アレによって青木選手のファンが増えたとは思えない。試合だけなら青木選手の「制圧」で終わったのに、いかにももったいない。良くも悪くも注目はされたカモしれないけど、格闘技界のためになるか?といったらならないと思う。確実に損失の方が大きい。
青木選手の発言で「DREAM=宗教みたいなモノで」というのがあってソレは師匠格の人の言葉を借りたモノのようなのだけど、その人は「格闘技=宗教みたいなモノ」と言ってるのであって、もうその時点で青木選手は歪めてる。「DREAM=宗教」じゃなくてあくまでも「格闘技=宗教」なんだから、「DREAM」という小さいくくりじゃなく「格闘技界」というもっと大きい視野でモノゴトを考えてほしい。その視点であの行為はありだったのか?と深く反省してほしい。
DREAMを守るという意識の中での行為、というコトなら全くあの「暴走」は逆効果。だってあんなコトばっかりだったらそのうち呼ばれなくなるよ。地上波打ち切りも有り得るカモしれない。青木選手の言う「やりたいコトをやれる」場所がなくなっちゃうじゃない。そんな甘いコト言ってられないよ。ソコらへんはある程度自分をコントロールしないといけない。まわりの人も青木選手の性格を分かってるんだろうから、煽るばかりでなく行き過ぎて暴走してしまうであろうコトも予想して「やりすぎるなよ」とか「ヘタなコトするなよ」といった暴走を自制するような言葉を、例えば前田日明氏のような一言言えるような存在が必要だと思う。プロデューサーがいっしょになって面白がっていないで試合後に「アレはいけませんねぇ」とか言う前に先に言っとけよ!というコトなのである。
SRCからも青木選手の処分について抗議があったらしい。ワタクシは青木選手は現チャンピオンなのだからまずベルト剥奪、ソレと半年間試合出場停止ぐらいの処分は必要だと思う。あんなコトをしてDREAMの代表者であるチャンピオンであり続けるのはオカシイのと、理由は違うけどK−1のバダハリ選手や今はUFCへ移籍した秋山選手と同等な処分、というコトで。
他にも三崎選手のダウンの問題なんかもあるけど、アレもビミョーだよな。レフェリーによっては続行させるレフェリーもいるカモしれないし。でもあのレフェリーは試合ストップと判断したワケで、その判断が間違ってるとも言い切れないだろうしアレはアレで正しいのカモ分からん。そもそも総合でのダウンの判断てつきにくてのがあるし。引きこんでるのかとかイマイチ区別がつきにくい。ただ三崎選手はマヌーフのパンチを食らって一瞬トンでたけどね。ソコをレフェリーが判断したんじゃないのかな。今までの試合の流れ、会場の空気なんかもあるだろうし、選手によっては桜庭選手のように盛り返す選手もいるし。かといって選手によってレフェリングを変えるのもオカシイと思うし、一律に機械的にレフェリングすればいいか、明確に規定した方がいいのかと言えばそうとも言い切れないだろうし、ムズかしい問題だね。
終わってみればDREAMとSRC、大同団結して良かったんじゃないすか。SRCだけだったら吉田選手vs石井選手がメインだったろうし、アレだったら「メインじゃなくて良かった〜〜」でしょ(笑)。アレで終わってたら大ブーイング&暴動寸前だよ。金原選手とか吉田道場勢は今後SRCに参戦しないようだけど小見川選手とかSRCにも良い選手がいるなと思ったし。
しかし大晦日は何かあるよなぁ〜。やっぱいつもより一層視聴率とか絡んでくるからだろうねー。