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忘れた頃に1・4新日本ドーム。

今年のドームについては取りたてて書くコトもないか、、なんて思ってたのだけど、Dynamite!!が対抗戦だったというコトもあり、対抗戦つったらドームも新日本vsノアの対抗戦だったワケだしぃ、というコトで、各試合についての感想ではなく「対抗戦」について書こうかと。
先に結論を言うようで何だけど、まだプロレスの方が対抗戦ていう体裁を整えるコトができる。というのはやっぱりソレなりの歴史があるワケだから。
もういろいろと格闘技の雑誌の新しい号も出てて、昨日本屋で読んだりした中でコレだなと思ったのは「帰属意識」という言葉。ワタクシは「団体」という言葉しか思い浮かばなかったんだけど。結局格闘技で対抗戦が盛りあがらないてのは、歴史の浅さもあるけど「選手が戻る場所がある」てコトだと。格闘技の場合は、ジムとかそういう別のトコロに所属してるじゃない。で、DREAMとかSRCとかのイベントに出場する契約、という形をとってる。一方プロレスは新日本なら新日本所属の選手。ノアならノアの選手。てコトは言うなれば「負けたら戻る場所がない」と。ソコが「愛のありなし」というか雑誌の言葉を借りると「帰属意識」につながる。だから青木選手はムリヤリ「愛」を持ち出すワケだ。「愛」がないと対抗戦が成り立たない、と。自分はパラエストラという場所があるのに「DREAMが好きだ!」と口に出して言わざるをえない。
とは言うモノの、今年のドームをTV観戦して思ったのは「もう対抗戦でもないな」というのが正直なトコロ。だって棚橋選手vs潮崎選手なんてお互いを称えあってるじゃない。棚橋選手のキャリアの差を見せた試合だったとは思うけど、ヒジョーに爽やかな試合だったでしょう。憎しみとか殺気は微塵も感じられない。もちろん二選手のスタイルでありキャラてのがあるワケだけど。棚橋選手なんか殺気とかとは逆のベクトルだからね。あえて言うなら「対抗戦向き」ではない、てコトだよね。カードが決まった時は観たいなとは思ったけど。ソレは丸藤選手も同様。
杉浦選手も後藤選手は良い選手だ、て言ってるしね。ノアでやってる熱い試合をそのまま持ち越しでやってるような気がする。そもそも特に因縁も何もないから、良い選手だと思えば団体が違おうがお互いを認めるんだよ。だからいくら選手同士は違うと否定しても「交流戦」なんだよな。
で、一番大きいのは「馬場と猪木」というイデオロギー対決というのが、もう世代的に「無し」でしょ。まだ四天王とか三銃士、そうだなぁー永田選手の第三世代ぐらいまでは「孫世代」と言うかさ、「馬場猪木」のイデオロギー対決ではあったよね。まだその「余韻」があった。でもノアも全日本から離れて10年が経ち、新日本は猪木と決別して、で棚橋選手とかが台頭してきて、もともとの全日本も武藤選手が社長で馬場色はホボ無い。となるともう遺恨が存在しなくなる。もう「ひ孫世代」だよね。ソコまで世代が進むとかえって「馬場猪木」のがジャマになっちゃうというか、いつまでソレでメシ食うんだ?て話になる。だから「賞味期限切れ」なんだね、もはや。だって現に「馬場猪木」の試合を知らない(リアルタイムでというコトで)世代が会場に観に来てるんだろうから、新しいストーリーを作らないといけない。で、新日本は世代交代させて猪木に頼らない新しいストーリーをココ数年で作ってきてる。ノアは三沢選手の不幸があって欠場者も多いからコレからだろうけど。
ただいますね。独り「猪木」という言葉を叫ぶ若者が。思ったんだけどDREAMの青木選手と新日本の中邑選手の立ち位置て何か共通しない?「異端」というか「異分子」というか。中邑選手だって「ストロングスタイル原理主義者」「猪木原理主義者」だし。逆にそういうのが1人いないといけないんだろうね。問題を持ちこむというか。だって全員が右向け右!で同じ方向いてたら停滞しちゃう。ソレだと飽きられたら終わりなんだよ。安定したらね。だからこういう選手がスパイスとして必要なんだよな。で、常に揺さぶりをかけると。新日本とすれば本命は棚橋選手なんじゃないカナ?猪木と決別と言う意味で。でも中邑選手も必要なんだよ、対抗として。棚橋選手が「陽」担当とするなら、中邑選手は「影」担当、「陰」担当かな。
ワタクシは「ストロングスタイル」というのは簡単に一言で言えば「殺気」だと思うんだけど、そう思ったのはDREAMの青木選手を観たからなんだよね。キラー青鬼(あおき)。「ああこの人はストロングスタイルなんだ」とDynamite!!観て思ったよ。ただ言われたコトはマに受けるみたいだからプロレスはできないんだろうけどな。こういうのはジャンルのこだわりが無く、全てをまな板の上に乗せて横並びで観れるから分かるコトだと思うんだけど。ストロングスタイルて殺気なんだと。故井上『週刊ファイト』編集長言うトコロの『殺し』。だから棚橋選手は殺気とは逆方向なんだよ。そういう意味で言えば、ノアの杉浦選手には自分でも言ってるけど「ストロングスタイル」を感じる。だから新日本のファンの人にも受け入れられるんだと思うし、新日本である意味ブレイクしたと。だから他団体の選手に一言言うとするなら、新日本に乗りこむ時はいつもより殺気を出しなさい、というコトだな。その方が受け入れられるだろうし、ブレイクするよ、と。新日本のリングではね。
しかし対抗戦てのはもう「Uインターvs新日本」を超えるコトはムリでしょ、格闘技にしろ。アレを超える熱は不可能だよ。てコトはやらない方がいいんだよ。じゃなかったら小川選手vs橋本選手みたいな個人闘争というか。アレも橋本選手が「新日本の最後の砦」みたいな位置付けだったワケだけど。あのくらいじゃないと世間に届かない。