今の時代、プロレスが足りない!!
まずはスターありがとうございました。
ワタクシが前回ブログを書いた直後ですが、14日のノア博多大会で秋山選手が腰のヘルニアのため欠場→王座返上→秋山選手の指名を受けた潮崎選手vs力皇選手との王座選手権戦→潮崎選手王座戴冠、と目まぐるしい動きがあったようです。ワタクシが書いた内容が早まってしまった感じですが、潮崎選手自身は「暫定王者」という気分でしょう。
正直、ノアは緊急事態だと思います。秋山選手も自分のふがいなさをひしと感じてるようですが、だからといってムリに出てしまったとしても、ソレは三沢選手の今回の件を無視した形になってしまいます。休める時は休む。休む以前より良いコンディションで復帰する。コレです。
言葉は適切ではないカモしれませんが、小橋選手や秋山選手はケガや病気で「欠場」というコトで休むコトができました。でも考えてみると三沢選手が欠場した、という記憶がありません。
プロモーターの要請や社長という立場など様々なプレッシャーによって自分のコトは二の次になってたのでしょう。でもそういうコトができる人だから人望があって、ノアという団体を立ち上げる際にアレだけの選手が三沢選手のもとに集まったのでしょう。
その中心的人物を失った団体の損失は計り知れません。
三沢選手は年内の引退を考えて、すでに次の事業のために行動していたそうです。その事業は「引退した選手のための」ようで、おそらく引退した選手の受け皿になるような事業を計画していたのではないかと思われます。ワタクシはその記事を見て「ああー、優しい人だったんだなぁ」と思いました。自分を信じてついてきてくれた選手たちの面倒を最後まで見る。ソレも三沢社長の意思だったのカモしれません。
潮崎選手には大きなプレッシャーがかかると思います。ただ今回の試練ともいうべき壁を乗り越えれば、プロレスラーとして一回り成長するんじゃないかと思います。三沢選手が年内引退を決めていたというのも、おそらく潮崎選手が育ってきたからというコトもあるのでしょう。
くしくも今回のシリーズで高山選手が三冠ベルトを持ってノアに参戦してきました。このタイミングは何なんでしょうね。「高山選手」と「三冠」というキーワードの持つ意味が。神がかり的としか言い様の無い。シリーズ開幕直後は「外敵」のような扱われ方だったと思いますが、今はある意味「精神的な支え」のような気もしています。リング上では対抗する側にいるのカモしれませんが、ある意味高山選手がこのタイミングで来てくれて、救われたという感はあります。
ノアには一丸となって、この正念場を乗りきって欲しいですね。
そして今日テッド・タナベレフェリーもお亡くなりになられました。テッド・タナベレフェリーと言えば、ワタクシはみちのくプロレスの印象が強いです。ご冥福をお祈りします。
こういうネガティヴなコトは一時的には世間の注目を集めますが、できるコトならこういうコトではなく、もっとスカっとするような明るい話題で世間の注目を集めたいモノですね。今こういう閉塞的な時代だからこそ、プロレスのような、分かり易いストレスの発散できるモノが求められていると思います。