楽しくてしょうがない。
某牛丼チェーン店に行ったら、今は期間限定で牛丼が安いので店は大変に混んでる。あとからあとからひっきりなしに人が入ってくる。接客に追われてテンテコマイ(ソレにしても「てんてこ」て何だ?)の新人らしきバイト君約1名。お冷やを飲みながら彼のテンパリぶりを見てると楽しくてしょうがない(笑)。いや、別にワタクシはドSなワケじゃなくて、「(もしワタクシが彼の状況だったら)楽しくてしょうがない」である。ワタクシなんぞこんな状況だと逆に「よっしゃー!やったるぜぇい!」と燃えちゃうのである。
彼の動きの一部始終を見てるとムダな動きがやたら多い。視線が空をさまよっている。たぶんこの先テンパリ度が高まるとさらに彼自身、自分で何やってるんだかワケワカラナクなるだろう。
でも誰にも彼を責める権利は無い。飲食で接客の仕事、となると必ず通る最初の関門なのである。こういったまだ働き始めて間もない人が必ずやるのは、アレもコレもやろうとするコトである。忙しくなればなるほど目に付くモノ全てに手を出そうとする。頭の整理が付いてない、状況に思考が追いついてないからであって、よってムダな動きが多い。
片付けなんか後でいい。まずやらなきゃいけないのはオーダーを通してお冷やを置くコト。そうすればお客さんにしても混んでるのは重々承知なので、多少待たされても文句はない。水を飲みながら時間をツブす。しかし。その水も無ければ時間もツブしようがない。自分のオーダーを通してくれないとイライラする。ソコはあまり待てない。オーダーとお冷やさえ置けば、とりあえずはソコで仕切り直しをしてもいい。やるコトの優先順位が大事である。
しかしなつかしい。そうはいっても彼のテンパリというのも一時的なモノなのである。誰もが通る最初の関門を過ぎて、自分の限界の先の地平に立った頃には「あーオレあの時、なんてムダに動いてたんだろう、、」と多少の恥ずかしさも伴って、いずれソレも良い思い出になるのであ〜る。考えるより先にカラダが動くようになるまでガンバレ、バイト君!