基本的な調理時間。
バイト先のレストランのメニューはジャンルが幅広いので、例えばフォーとハンバーグという、たぶん男性女性という組み合わせだと思われるようなオーダーが入る。この場合、ハンバーグが出来あがるのに合わせてフォーを作るコトになる。フォーは乾麺で水につけて戻したのを、オーダーが入ってからゆでる。ゆで時間わずか30秒だ。かたやハンバーグは肉に火が通るのにどうしても10分はかかる。できあがりを合わせて一緒に提供できるのがいいのだが、ランチなどの混雑時はなかなかそうはうまくいかないコトもある。ヘタしたらフォーが先に出来上がり提供→そのフォーをお客さんが半ば食べ終わり、という時にやっとハンバーグがやってくる、なんて可能性もある。コレがラーメンでもおんなじようなモンだ。メニューが幅広いというのはこういうデメリットもあるのだなぁ、とコレからお店を始めようとする側としては思うが。
こういう事態をなるべく避けるために、お店の料理というのはいくつもウラワザがあるのだが、ソレはどちらかといえば「つじつまあわせ」のようなあまりおすすめできるコトではなく、ワタクシはできればやりたくない。ワタクシがやる店ではそういうコトを極力やりたくない。排除したい。今の職場はワタクシにとって反面教師な面も多々ある(笑)。
ただ一言言わせてもらえれば、お客さんもハンバーグならハンバーグが焼けるだいたいの時間、というモノを知識として頭に入れといてほしい、と思う。料理の基本的な調理時間というモノを。少しでも自分で料理をしたコトがあるとか自炊をしてればなんてコトはないのだが。そうすれば料理が遅い!とかでハラをたてるコトも減ると思う。たまに急ぎでハンバーグ!というオーダーが入るのだが、急ぐんだったらハンバーグはやめてほしいと思ったりする(笑)。スパゲティにして、とか思う。大体5分やソコらで出てきたら、どっかおかしいと思わなければならないホントは。ソコはお店がなにかしら細工をしているはず。まともな料理を食べるには、ソレなりのまともな時間がかかるというモノなのだ。