痛み。
意を決して歯医者へ行った。左の奥歯が虫歯らしく、10日ぐらい前からモノを食べると噛む圧力がダイレクトに神経を貫く。ビキーーーンっっ!とくるので以後、右側でしかモノを食べなくなった。なので右側の筋肉が疲れる。冷たい水を飲むとコレまた虫歯に染み渡るので、なるべくぬるい水or気持ち水分を控えがちになる。そんな感じでダマシダマシ過ごしていたのだけど、ズキズキするほどの痛みは無いにしろなかなか眠れなくなり、寝てても鈍い痛みに起こされたので「もう歯医者行こ!」と覚悟を決めた。
歯医者大好き!て人はそういないと思うが、ワタクシは何年か前に行った歯医者での治療の痛みがトラウマになっていた。まー最悪神経抜くんだろうなぁー、、と思ってたらホントに抜くコトになった(苦笑)。
まず歯医者の小部屋に通された。なにかSFチックな、ともすればメガネ屋の視力を測る装置のデラックス版みたいな機械が仰々しく置かれてる。アゴを乗せ赤い光線に顔の中心を合わせると、顔の両側にあるX線か何かの放射板がゆっくり回り出す。なぜかピロリロリロリロリロリ〜ン♪と正しい音階を駆け上がる動作音。そしてなぜだか息を止めてしまう(意味無し:笑)。
治療台に通され、ついにいやな麻酔をするコトになる。がしかし、がしかしちっとも痛くない。ああコレからやるんだろうなやるんだろうなと身構えていたのだが、?、アレいつやったの?みたいな。ワタクシが歯医者から遠ざかっていた最大の理由にこの麻酔があった。かなり前にも神経を抜く治療を、別の歯医者でやったのだけど、その時の麻酔が電動ドリルだとしたら、今回は「蚊」みたいなモノ(笑)。ホント、でも前は麻酔で半分気ぃ失いかけたし、針の径が1ミリだとすると今回は0.1ミリぐらいな感じ。技術が進んだのかなぁー、ソレとも前のとこがヤブだったのか、、などと思う。コレなら何回やっても大丈夫(笑)。
麻酔が効くまでは、いましがた撮影した歯のレントゲン写真を見て説明を聞く。コレで頭(脳)・足・歯と自分の内部を見たコトになる。「自分」なのに、知らない「自分」。ただ前の時の治療がかなり痛かったので、ソレからは歯磨きだけは時間をかけて念入りにしている。そのおかげで左奥歯だけがC3(シースリー)で、他は斜線(=異常なし)だ。歯というモノは虫歯になったら最後、治療をしてもまた虫歯になりやすいのである。歯と銀歯のわずかなスキマから虫歯になる。今回の左奥歯も以前虫歯になって銀歯でふさいでた箇所だ。
4回電撃がカラダを貫き、どうやら神経を抜いた模様。ワタクシは目から入ってくる情報を遮断してた(目をつむってた)ので良くは分からないが「ほら、コレが神経だよ」と助手の人に見せてるらしい先生の声。話が前後するけど、ココの先生は理論的な話し方で「学校の先生」みたいな感じなので、この人なら大丈夫かなと思えた。
今回はとりあえず神経を抜いて石膏かなんかで応急的に埋めただけ。こんなんだったらガマンしないですぐ歯医者行きゃー良かったと思う(笑)。けど医者とか病院て当たりハズレあるからねー。だから行きたくないよな。前のとこは個人の歯医者のがんこジジイみたいな先生で、やたら説教たれて(そういうのいるよね)よっぽど腕がたつのかなぁーなんて思ったら、結局ヤブだったんじゃんみたいな。一概には言えないけどやっぱソレなりに大きくて、設備が整ってる(できれば最新鋭の)病院・治療院の方がいいのカモね。そのうち虫歯は抜かなくても済むようになるらしいし。そういう時代の最先端になるべく対応できてそうなトコロの方がね。
ソレにしても水がウマイ!治療の後、恐る恐る氷水を口に含んでみたけど全然シミナイ!(当たり前:笑)。感動!唸りながらしみじみ何度も味わった。思わずヤケド中の右ひじをついて「ひぃーー!」とフルエル(笑)こっちの痛みはなかなか良くならないが。いぜんとしてモノを食べるのは右側だけだけど、コレだけでも随分気がラクになる。コレで心置きなく寝れる、、。