過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
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 Everyday39(エブリデイ・サンキュー)⇒katakoto cafe、やぎ本。につづくかたこと第3の架空のブランド。かたこと流に「毎日が楽しくなる」新たなアイデアを加えたグッズ関係のブランドです。
 ◇最新グッズ◇  『靴箱→ファイルボックスへトランスフォーム!』 

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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を観にいった。(ネタバレあり) その5

『破』から14年後、シンジは目覚める。14年間の空白がある浦島太郎状態のシンジ。シンジは初号機のエントリープラグから、彼の所持していたDATプレイヤーとともに救出された。ソコにはレイはいなかった。
一方『Q』のラスト、13号機のエントリープラグからシンジはアスカによって助け出される。カヲル君を失い、そして彼の拠り所であったレイも、かつて心を通わせつつあったレイではなくさらに母親のコピーと知り、放心状態のシンジ。
しかし「放心状態」というコトは、ショックを受けてはいるけど記憶は地続きだろうと思うのでありますよ。その点が「14年の空白」とは違う点なのでは?と。ソコが『Q』の、ループを抜け出すきっかけになるのではないか、とこう考えるのだ。だってまた14年後なの??(笑)てハナシじゃん、そうじゃないと。でもまーその線も無くはないのカモしれないけど、、。
ただそうはいっても喪失は喪失、しばらく使いモノにはならんな。次回作の話になってくのだけど、その使いモノにならないシンジが、どのように自分を取り戻すかという話になるんじゃなかろうかと。
でも次回はどういう展開になるのかねー?チョーカーを今はしてない、初号機の封印が解かれてる状態だから、そのへんでなんか1つあるだろう。初号機復活みたいなね。やっぱり最後は初号機がいいじゃん。でも敵となると『Air』みたいなコトになるのかなー。量産型じゃなくてあのでっかいレイね。ミサトたちじゃ太刀打ちできない相手が出てきて、シンジの出番、主役復活となるのか?でも停まってるフォースインパクトが進んじゃうよなー、きっと。
でもそもそもシンジが「戦う」に至るまで、ソコがどう描かれるかだよな。何を守るのか、何のために戦うのか?
話ちょっと変わるけど『Q』の上映1回目なのかな?終了後に観客の間でバンザイ三唱だかなんだか起こったらしいよ。で、そのコトについてシンジ役である緒方恵美嬢から「やらないでください」というツイートがされたらしい。そりゃ『Q』を観ればモットモな話だ。ましてやシンジ役の人からなのだから。彼の喪失感からすれば、考えられないコトだよな。でもワタクシはソレ以上に、やっぱりこの『Q』という作品には、3・11への想いも込められてるような気がするんだよね。
母親への想い、レイへの想い、カヲル君や失ったモノ=「過去」にさようならをする、断ち切る、決別する。『Q』は去り行くモノたちへの鎮魂歌(レクイエム)だと、ワタクシは思うんだよね。「今」を生きるには、過去を忘れるコトはできないけど、過去に心を置いてばかりではいられない。ミサトたちヴィレは「今」を生きている。
次回作のタイトルは『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』というコトだけど、ワタクシはこの「シン」は「心」でもあると思うし、「芯」でもあると思うし、「信」「真」でもどれも当てはまると思うんだよな。(ちなみに『Air/まごころを、君に』の「まごころ」が「真」「心」と通じるんだよ!どーだスゴイだろ:笑)シンジが自分の心を取り戻す、自分の拠り所=芯を取り戻す、(自分を)信じる、真の自分、、。全てを失ったシンジの心の再生、そして自分に都合のいい世界ではなく、あるがままの世界、「今」にどうシンジが向き合ってくか?コレからをどう生きるか?そういう話になる、、なってほしいかな?と思うのだけど、、庵野監督のコトだからなー(笑)。そういう希望を感じさせるようなお話になるかどうか。でも3・11後を生きるワタクシたちにとって一縷の光は見せてくれるんじゃないかな、と思う次第であります。