まとめ。
昨日は好きなカフェに行って店主さんに今までの報告をしてきた。店主さんは常に「今やった方がいいよ」とワタクシに言ってくれるのでポジティブな気持ちになる。自分が自営業をやっていながらなおかつ他人にこういう意見を言えるモノなのか。話を聞いてもらってるといつもソコでとまどう。でもたぶんこの先結婚したりして家族が増えた時にやれる状況か分からない、奥さんが理解してくれる人ならいいけど、またその時の考え方や置かれてる状況でできるか分からないんだから、今は独りでその分自由に動けるんだしやれるんだったらやった方がいいんじゃないの?というコトなんだと思う。
今回の一連の流れで分かったコト気づいたコトをまとめて書く。
・築年数の古い物件は保証金(敷金)がかなり低く設定されてる場合が多い。また低く設定されていない場合は、交渉の余地がある。特に木造の物件の場合は「改装OK」なコトも多く、改装費がかかるコトを理由に保証金(敷金)を下げてもらえる可能性が高い。ワタクシの今回の場合は、不動産屋の方からそういうコトを言われた。
・ただ低く設定されてるので「事務所」希望の人も申し込みをしてくる可能性がある。(通常、飲食店の場合は保証金10ヶ月分が相場。その設定だとまず事務所は申しこんでこない。)その場合、基本的には貸す側は飲食で汚れるのを嫌うので事務所に決定する可能性も高い。事務所が申しこんできた場合は、家主のココロ変わりにも注意。その際どうしてもその物件を希望するのなら、資金がある場合いわゆる通常の飲食店並の保証金(敷金)を追加する考えもある。できるだけ汚さず使うのは当たり前として、汚してしまった時の補修改修金として使ってくれ、というコトだ。そのくらいすれば家主も考え直してくれるカモしれない。ちなみにワタクシの場合はソコまでの資金が無いので(笑)あきらめた。お金でカタがつくコトが往々にしてあるというコト。
・今働いててお店をやりたい!カフェをやりたい!と思ってる人は、働きながらできるトコロまでできるだけつめた方がいい。揃えられるモノは先に揃えとく。漠然とでもココでやりたい!という希望の地があるなら、ソコの区なり市なりの保健所に行って「営業施設基準の手引き」をもらってくるコト。その際に質問等があれば質問する。丁寧に対応してくれる。20〜30分もあれば済む。意外に営業許可にお金がかかるコトも分かる(役所の手続きモノは)。3ヶ月以内に開業するなら住民票、印鑑証明証をもらってくる。保証人になる人のも必要だから「もらってきて」と伝えておく。申し込みや契約の際に必要だ。役所は平日しかやってないので昼休みとかでもらいにいければ一番いい。土日祝日にさしかかると「おあずけ」を食らうコトになる。その間に他の人に申し込みに入られると目も当てられない。
・物件の設備関係は自分で判断できないので(できる人はいいが)、内装業者の人といっしょに内見してもらう。その際、自分がどういう店をつくりたいのか、厨房機器のレイアウトなんかのイメージもあったら伝える。いっしょに内見してもらったり、必要な設備を整えるのにいくらかかるか?といった見積もりは無料の業者が多い(ホトンドそうじゃないかな?)ので、安心して同行してもらうコト。
・ワタクシは持っていないのだけど、FAXがあると便利。普通は物件探しとなるとFAXは必需品に近いモノなのだが、無い場合はとにかく不動産屋に趣くしかない。あとはメール・電話。物件の図面や書類を送ったり送られたりという利便性を考えるとある方がいい。もちろん先に連絡はしとくのだけど、不動産屋に行ったとして担当の人がいなかったりするコトもあるので。不動産屋が休みの時でもFAXがあれば、とりあえず書類を送るコトはできる。ただ無くても頻繁に不動産屋に出入りするコトでかえって熱意は伝わるカモしれない。印象は残ると思う。プラス思考(笑)。
・内見等で休んだり早引けをしないといけない場合も出てくるかと思うが、契約寸前まではできるだけ働いて、勤め先は辞めない方がいいと思う。ソコまでは何とか働きながらでもできると思う。辞めた後でもし契約できなかったら、次の物件探し〜契約まで時間が空くコトになるし、次に契約できる保証も無い。その間に出てくモノはどんどん出てく。実際は物件契約と退職のタイミングを同じにはなかなかできないはずなので、物件契約してから1ヶ月分の家賃はムダにするぐらいの考えで。物件決まってないで辞めるよりはその方がよっぽどマシ。
・ワタクシはできればケーキのテイクアウトもできるようにしたいと思ってるのだけど、その際には菓子製造の営業資格が必要。でもカフェをやる際に飲食店の営業資格が必要なので、飲食店の営業資格があれば自動的に菓子製造の営業資格も満たすコトになる(東京の世田谷区の場合で、他のトコロは知らない)。飲食店の営業施設の基準以上に、施設的に何かをする必要は特にない。ただし菓子製造の営業資格の手続き費用が別途かかる。お店で出してるケーキをテイクアウトできないトコロは、作る量が少ないからとかこの製造資格を取ってないからだろうと思われる(ちなみに店内で提供するのに関しては飲食店の営業資格のみでOK)。