負けて悔い無し。
卓球の福原選手vs世界ランク1位張選手、結果は4−1で張選手の勝利という結果だけ見れば順当なんだけど、観てて面白かったなぁー。
第1第2第3と張選手の的確で早い球さばきになすすべなし、といった感じで苦笑いさえ見せてたのに、第4セットになって張選手の攻撃に慣れてきたのか対応できるようになって、逆に攻撃に転じられるようにもなって。
第3セットから第4セットでどう気持ちの切り替えをしたのかな?監督の助言があったのカモしれないし、3セット連取されてもう後が無いから逆に精一杯やってみようとフっきれたのか分からないけど、第4セットはそのフっきれ具合が福原選手に有利に働いたように見えた。
自分が世界ランク1位の王者に何とか対抗できてる、戦えてるコトが分かって自信につながったのではないだろうか?その手応えがあるから、点を取られても悔しさより充実感の方が上まっているから自然と笑顔も出てくる。一方、張選手は福原選手の意外な「食い付き」に、同じ1点を取られても動揺や精神的揺さぶりが大きかったように感じた。コレが挑戦者と王者の違いなのだ。
しかしさすが王者。ファイナルも追い込まれながらも福原選手を退けた。
たしかに結果からすれば完敗。もっと早い段階で対抗できてれば、ソコまでの力があれば3セット連取されなかったのカモしれないけど、この試合で福原選手が得たモノは大きかったと思うね。福原選手はもっとやりたかったろうね。充実感と、戦いながら自信を得ている様子を見て取れて、非常に良かったと思います。