整体。共鳴から始まる 第6回。
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そのバシャールが言うことと3次元人の意識の隔たり補完するのがこの本だと思います。より現実的な、我々3次元世界の住人がアプローチしやすい方法の1つがこの本の野口整体をベースにした整体なんだと思います。
人には「体癖(たいへき)」というのがあるそうです。何百人と人の身体を見てきたところ、人には体のクセみたいなものがあるなと思われたそうで、その癖のようなものを「体癖」と称し、その体癖は12種に分類することができるらしいのです。その癖を知ることでよりその人に合った整体の治療が行えるというわけです。
体癖というのは、その人の考えや感情・意識的なものから無意識的潜在的にいたる内面のクセ・心理的なもののパターンです。
分かり易い例で言いますと、『ミスター』長嶋茂雄さんというのは6種に分類されるそうです。長嶋さんというのはご存知のようにとても個性的な人物です。なにかそこに存在しているだけで、一言言葉を発するだけで場を変えてしまうような、その場を「長嶋ワールド」にしてしまうような力があります。一方で長嶋さんにはエピソードがたくさんあります。息子の一茂さんを忘れてきた話やどこか日常から脱線・逸脱しているようなキャラクター。1つ間違えれば「変人」「社会適応力に欠ける」と見られても可笑しくはないのですがスターでありつづけるのは、見ている人が彼の発するエネルギー、非日常的な場と共鳴してエネルギーを発散できるので、明るい気分に引きこまれると書かれています。
普通の生活では現実の枠内で行動しようとすると息が詰まってしまい、自分が何をしようとしてるのかさえ分かりにくい。だが非日常的な場におかれると意識が急にクリアーになって、普通の人が判断力を失うような状態のときに逆に冷静になって集中力を発揮するので、非常時の指導者としては大変力を発揮するとのことです。
この感覚は分かります。たぶんわたくしもこの気(け)はあると思います。火事場などで人々が混乱している中、的確な指示ができる人はこのタイプです。よってこれによれば今の総理というのは全く合ってないわけです(笑)。今の総理は安定している時なら適任なのかもしれません。良くも悪くも小泉総理待望論というのはここから来るのだと思います。余談ですが。
このタイプは、よくいえば発想にひらめきがあるが論理的にはどこか必ず破れていたり飛躍がある。本人に自覚は無いが意識がシュールである。社会的現実にリアリティを感じられず、現実の外側にあるもの、あるいは現実と非現実の間に意識が向けられている、とのことです。う〜ん、かたことさんに当てはまるところがばしばしありますねえ(笑)。
ようはアイデアマンなんですよね、良く言えば。でも「論理的に破綻してるので」という(笑)。だから論理的に事を進められるような「良き理解者」がそばにいると良いのでしょう、このタイプが指導者だったりする場合は。血液型で言えばB型で(イメージで言っていますが:笑)いわゆる「天然」と言われる何かポヤ〜ンとしてる人というのはこの6種体癖なんだと思います。一概には言えませんが。
この6種体癖は芸能人やアーティストにその傾向が多く見うけられるそうです。本ではジェームス・ディーン、ロバート・デ・ニーロ、ジム・モリスン、ジョン・レノン、カート・コバーン、尾崎豊、桜井和寿、甲本ヒロト、ウィノナ・ライダー、ジュリア・ロバーツ、キャメロン・ディアス、大竹しのぶ、綾瀬はるか、ビョーク、Cocco、宮沢賢治、P・K・ディック、よしもとばなな等(敬称略)。なんとなく分かりますね。この世にフォーカスが合ってない人、という意味が。
そしてこの6種体癖の人というのは「カリスマあるいは殉教者」と書かれています。非日常の場でエネルギーを発散することができるので、エネルギーがうまく使われ良い方向に発散できればカリスマ性を持ち(長嶋さんの例)、悪い方向に発散されれば破滅的でアブナイ人、とまわりから認識されるということらしいです。
ここでは6種体癖を取り上げてみましたが、本では1〜12種までの体癖が記述されています。自分の体癖を理解して他人の体癖を理解することが、人間関係を円滑にし、人がこの世界をちょっとでも楽に生きていける方法であると書かれています。つづく