何でもバール。
「何でもバール」とは、ワタクシのやろうとしてる店のコンセプト。
個人でお店、というと大手チェーンのよに力技ではいけない。「安さ」でいったら駅前のいい立地の大手にお客さんは行ってしまう。名が知れてるので(ネームバリュー)安心感がある。気軽に利用できる。集客数が全く違う。太刀打ちできない。なので少ないお客さんの人数でも売上が確保できるよに、あるていどソレなりの値段設定が必要になる。もちろん中味をともなっての設定。中途半端な値段でも、結局は駅前まで足を伸ばされてしまう。
そうなると2通り考えられる。専門店的にするか、プチぜいたく的にするか。ある程度高めの商品(¥3000とか)を提供するなら、お客さん10人でも¥3万。こういう売り方をすれば労働力的にもその他モロモロ、様々な面で効率的ではある。その商品1品勝負。1日限定20ヶ。売り切れゴメン。25日営業で月150万也。
しかしココに行くまでの道のりが長い。専門店というのはいきなりスタートダッシュ的に売れる!というのはヒジョーにマレだと思う。ようは「ブランド作り」なのだから。認められるまでの時間がかかる。ソレまで持続できる力、体力、忍耐が必要。
ワタクシの出店希望立地というのは商店街とか住宅街で、今気になってる物件もそんな立地にある。ココは外からの流入というのは期待できない街で、100%地元民が客層になる。そういう生活圏の街というコトになると「日常」なので、ふとっぱらにお金を使うというより地元民の日常的な利用。となると高価格の商品よりは、デイリーユースまたは日常のちょっとぜいたく的な商品が適すると思う。
高価格にするとそんなに頻繁には購入してもらえない。ワタクシがお客さんでも購入できない。常に自分がお客さんだったら、、、?というコトを念頭において考える。せいぜい月1、と考えて果してどれだけの顧客が必要だろうか?そうなると地元民だけという「狭い商圏」より、ネットやら駆使して極端に日本全国、ぐらいの商圏を想定しないとキビしいと思われる。かといって大手チェーンのよに毎日利用の価格設定もキビしい。というコトで毎日はムリなのでまぁ週1、または週2とかで利用してもらえるぐらいの価格設定にする。そのくらいで来店してもらえれば顧客もそんなに多くなくても、ソレなりに売上はあげられるという算段。たぶん個人店はこういう考え方がいいと思う。
単品勝負にするとコレまた商圏の問題。商圏が狭い地元密着店ならある程度は幅広いメニューが必要。いろんな年齢の人がいるからね。
で、ワタクシがやりたいのはカフェなんだけど、カフェと名乗るとジャンルにこだわらなくていいというメリットがある。例えば「イタリアン」とかにしちゃうとイタリア料理以外は提供しにくいし、内装もイタリアぽくとか、いろいろイメージ的なモノで制約が出ちゃう。ソコでアレもコレもやりたいから「何でも料理」で、「カフェ」が好都合。でも「カフェ」だと今度は夜が弱い。カフェ=お茶のイメージが強いので「カフェ」を名乗りながら、少し割合的には夜に力を傾けた、気持ち的に「バール」という感じ。お茶と食事とお酒も楽しめるカフェ。できれば夜と日中の売上の割合が50%50%になるといいなと。イメージとしてはね。
ただいかんせん今のトコロ1人で全てやろうとしてるので、幅広くといってもメニュー数は限られてくる。自然にある程度は絞られた「専門店的」な形にはなってくと思う。でも基本は幅広く。気持ちとしては。ソレで専門店的な目玉商品もあるといい。目玉商品+幅広メニューという構成。初めは目玉商品で「おっ!」と思って来店してもらって、幅広メニューで常連客に飽きられないようにする。