過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
ムダなコトは1つもない。未来とは「今」の連続である。

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 ◇最新本◇  今年(といっても2021年だけど、、)読んだ本。後編 

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 Everyday39(エブリデイ・サンキュー)⇒katakoto cafe、やぎ本。につづくかたこと第3の架空のブランド。かたこと流に「毎日が楽しくなる」新たなアイデアを加えたグッズ関係のブランドです。
 ◇最新グッズ◇  『靴箱→ファイルボックスへトランスフォーム!』 

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She is ROCKER!

結論から言うけど、今回はカッコ良かったなぁ〜。
あのさ、こう、やっぱお腹に赤ちゃんができたてコトで、こう丸ーくなるのかなぁ、とか思って。やっぱ先入観あるじゃない?妊婦さんだからていう「お母さんの優しさ」みたいなのが、こう自然と滲み出ちゃってるというかさぁー。だから今回ココに書くのを考えた時、その辺がらみで書いてこと思ってたんだけど、なんか覆されたよね。
『Family Tree』のアルバムがアルバムだし、今回リリース後初の東京でワンマンでしょ。そうするとアルバムの言わんとするトコロを前面に押し出した形、になるんだろうなぁーて思ってたんだけど、ソレばっかりじゃなかったな。どっちかつうと今回バンドスタイルだったから、ソコを生かした形てのもあったのかな。
あと前日が七夕だったから、空にまつわる曲を多くやってくれた。まぁ、ソレはありえるかなと思ってたけど。でもアンコール前のラストの「鳥のように」はキタなぁ。
イントロ含め初めの3秒くらいは「んー、この選曲か」と正直ピンと来なかったんだけど、「この歌をまだ見ぬ我が子に」とか「会場にいる人たちに」とかいろんな人に向けて歌ってるのカモ、、と思ったらスゴく意味を持ってきて、なんかグっときたね。なんかそういう特別な想いがいずみさんの顔から伝わってきたんだよな。ああー、だから最後にしたのかなぁていう。「愛に溢れてるよ、きっと」てこういう歌、もうすでにいずみさんは歌ってたんだよな。
で、今回のサプライズはね〜、「1982年の缶コーラ」をやってくれたですよ!!歌い終わったら即「最高ーっ!!」て言っちゃったよ。カーっ!この歌て「夏」じゃん?イメージは。だからこの季節が来ると頭の中で鳴るし、まぁやってくれるといいな、なんてコトもかすかには思うけど、かなわぬ夢というか、そんな曲だと思うんだけどさー、まさかホントにやってくれるとは思わなかったなぁ〜。初めて生で聴いたな。昔の歌だから歌ってくれるとは思ってないよね。『灰とダイアモンド』のいずみさんの顔が一瞬フラッシュバックした。こういう歌を聴くと、こう、ノドの奥から放たれる声というか、この人のボーカル力ていうのはやっぱスゴいなぁ、ちっちゃい会場じゃ収まらないよなて思う。やっぱりメジャー級なんだよな。
だからやっぱりナンダカンダ言ったって、榊(橘)、どっちでもこの「いずみ」という人はROCKERなんだよな。180度人が変わった感もあるけど、そんなには人て変わらないよね。150度くらいかな。たとえ赤ちゃんができても、子供ができてお母さんになっても、その芯のトコロというか根っこは変わらないような気がする。『Family Tree』収録「虹の庭」で参加されてるギタリストの藤井氏のギターは、ギャーンて鳴らしたその1音だけで「コレぞROCK!」て、有無を言わさないくらいそう思える音だけど、いずみさんは一声歌えばその声が「ROCK!」。やっぱりボーカリストだなぁ。
だから、実際赤ちゃんが産まれてしまうとどうなるか分からないけど、まだまだ今のトコロは「結婚されて赤ちゃんを身ごもって丸くなる」ていう先入観は間違いだな。ていうかずっと忘れないで欲しい。ロック魂。ヘンに丸くならないでさ。でも沁みついてるモノなら忘れようがないから、自然にやってくれれば自然に滲み出るモノでしょうけど。だから望むモノはあくまでナチュラルだな。
世界一カッコいい妊婦だったなぁ。
ザ・妊婦ス!期間限定の妊婦BAND!赤ちゃんが産まれたら解散!
赤ちゃんが産まれたらその後は ジ・安産ズを結成!みたいな(笑:もちろん冗談)
『深色』の時ぐらいの髪の長さで、シャリシャリふわりとした感じのワンピ(?)を着てて、染めてあるのねワンピが。例えがアレだけど「かき氷のブルーハワイ」思い出しちゃった(笑)そんな感じなのよ〜。一番伝わりやすいでしょう。夏だし。お気を悪くされないように。お腹は思ったほどではなかったけど、ソレでもやっぱりギターを弾くにはジャマになるらしく、ハスに構えた「流し」みたいな感じ。MCの間に「もう産まれちゃうよ〜」とか妊婦ギャグ!この時期しか使えないような期間限定ギャグ(笑)。だから使えるうちにどんどん言っとけ!ていう。可愛らしい姿をして、笑えるところもあって、アレだけパワフルな歌声でていうのがいずみさんの魅力だな。
誰のライブでもそうなんだけど、あんまり歌ってる顔て見てない。照れくさいから、目を合わせても2秒ぐらいですぐ反らしちゃうけど、なんか今回は「見たい!」て思ったな。次からはたぶん、顔が見れるな。
でもアレだね。ギター→お腹の肉→赤ちゃんだよ。コレは赤ちゃんも絶対聴いてるよな。羊水の中だってワンワン響いてるよ。声だって体内に響き渡ってるんじゃないのかな。1本の管だもんね。一番近くで、特等席で聴いてるんだもん。コレはROCKな赤ちゃんが産まれるよぉ〜。
そう考えると、旦那さんから言えばズルいよね。先に音楽を仕込まれちゃうだもんなぁー。旦那さんは俳優で映画監督で、ていうと映像じゃん。見るしかないからね。その分先を越されちゃうと(笑)。かわいそうに。
もちろんアルバムの曲も、「3040」はいっしょになって思いっきり歌ったし、バンドスタイルで聴きたいなと思ってた曲もいっぱいやってくれたし。あといつもの「平成」「ORANGE」「サルの歌」などなど、、。「平成」て辛辣(しんらつ)とでもいうかそんな歌詞なのに、みんなでまるでバカ騒ぎみたいに笑いあって歌うのがいい。なんかアレは笑い飛ばす感があるな。
いずみさんの歌というのは、前からそうだけど多面性というか、いずみさんの中の何人もいるいずみさんが歌ってるんだと思う。人て単純じゃないからね。1つのイメージじゃ括(くく)れない。
ノリノリになって思いきり笑ったと思ったら、胸がグっとつまったり、人によっては涙を流したり、、。なんか音楽て素晴らしいな。人の感情をコロコロ変えるコトができる。音楽の素晴らしさていうのをあらためて感じたね。いずみさんは今まで通りそういう音楽の素晴らしさてヤツを、ただシンプルに伝え、歌ってくれればいいな。ロック魂を持ってね。ソレだけでいいと思う。ソレができる人だからね。つづく