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僕らの音楽(5/31)miwa嬢&いずみさんコラボ(コラボ曲:失格)感想。

とりあえずリアルタイム視聴&録画したので5回観て、コレから感想を書くワケなんだけども、まずお断りとして「おまえ何様ナンダ?」というツッコミは無しね。除外させていただきます。感想てのはソレ言われると成立しなくなるから。だから上から目線だろうが下からだろうが、右から左からナナメから、いろんな方向の目線で思ったコト書きますよん。
まずコラボレーションのコーナー冒頭で、若かりし頃のいずみさんが見れて良かったなぁー。可愛らしい。アレはサプライズというか、嬉しい。他にもああいう映像て残されてるんだろうなーきっと。
んで「失格」なんだけど、コレは「いずみさんのファン」という目線を一端外して、ちょと引いた目で書きますよ。
miwa嬢は、どういう理由でこの曲を選んだのは分からないけど「よく食らいついていったな」というのが全体の印象。
彼女の歌はホトンド聴いたコトはないし、チラチラと耳にして「可愛らしい声だな」というくらいなモンで、おそらく『失格』は彼女のリリースされてる作品の歌世界からは外れてる曲、だと思うんだけど、ソレでも『失格』という歌は以前書いたよに、女性が何かしら共感できるような歌詞だろうから、おそらくそういう部分で、せっかくの良い機会だから今回歌いたい、みんなに知ってもらいたい、となったんだろう。今まで出してきた作品とは違う色の歌だろうから、彼女にとってはチャレンジングではあっただろうなと考えられる。自分の新たな面(というか、もともと持ってる一面)を『失格』によってアウトプットできる、自分にもこういう面があります、と彼女のファンに示すコトができるワケだ。他の人の曲をカバーするというのは、そういう意味で有効なコトだと思う。
ただ、この曲はいずみさんの持ち歌で、何年もの間数え切れないくらい歌ってる歌で、自分の「モノにしてる」歌である。そして歌手としてのキャリアの差、人としての年齢の差、そういうのいろいろを考えると、なかなかムズかしいチャレンジではあったにちがいない、ソレは否めない部分はあると思う。このコトはおそらく彼女のファンでも感じてる部分ではあるだろう。他人が何年も歌い続けてる歌なんだから、どうしたってソコはいずみさんには届かないのはしょうがないコトだ。
歌の途中で、miwa嬢といずみさんで画面が2分割になった時に、一目瞭然的にすぐ分かる。いずみさんは画面から消えてしまうほど、顔でも歌ってるし体全体で歌ってる。コレら目に見える部分以外にも見えない部分、ハートであったり魂の部分が、画面の向こうに伝わってくる。
対してmiwa嬢は、おそらく練習を重ねたであろうけど、動いてるのは口と手だけのような印象を受けた。間違えないようにとか、目の前にいるいずみさんの歌を歌うワケだから緊張してるとかそういうのもあるだろうけど、ソコは自分の歌かどうか、の歴然の差だ。しかしいずみさんと引けをとらないパフォーマンスを彼女に求めるのは酷であって、もし立場が逆、miwa嬢の曲をいずみさんが同じような状況でコラボ、というコトだったとしたら、ソレはソレでムズかしかっただろうなと思われる。他の人とのコラボもあるし、限られた練習時間であろう中でmiwa嬢は「よく食らいついていったな」と思う。miwa嬢はポップスの歌手だと思うので、こういうパワフルなガツン系ロックを歌うのはやはりムズかしさはあるだろう。でもあそこ良かったな。「小さな体を丸めて〜」のか弱い感じ。あそこはmiwa嬢の声がハマってた。
でも今回改めて『失格』て強烈な破壊力だなと思ったなー。あの歌詞を、パワフルな声で歌って、ソレを耳にして、しかも字幕で歌詞が流れて、視覚的にも見るからね。で、さらにいずみさんが眉間にシワよせて(笑)歌ってるでしょう。やっぱりインパクトあるよ。衝撃の問題作ですよ、いまだに。あんな歌詞無いもんね、今の時代。アレは今の若者とか、胸打たれた人たくさんいただろうな。うぐ、く、くるしい、、つって(笑)。まぁフルで聴きたい人は今でもライブで『失格』歌ってるから聴きに行けばいいよね。
そもそもこの歌てラップぽいんだよね。そんなに上下動が激しくないメロディラインで、たたみかけるような歌詞で、「〜ない」とか「〜たい」とか母音で「あい」で韻を踏んで。力入れてアクセント付けたり、ハネてみたり延ばしたりして、メロディに表情というか自分でグルーヴを作ってかなきゃいけないのはあるよね。ラップてそうでしょ?歌う時のそういうムズかしさがある。まだ『失格』リリース当時て、ラップとかいわゆるB系の音楽てそんなにメジャーじゃなかったんだよな。この後だよね、そういうのは。んで後にR&Bとかディーヴァとか言い出すんだよな。miwa嬢にとっては「懐メロ」なのか、「懐メロ以前」なんだろうなー。
アレンジも大変だったんだろうけど、かっちょよかったな。普段歌ってるとはいえ、上歌ったり下歌ったりていうのは慣れてないだろうから、またいつもとはかってが違うだろうし。冒頭のドラムとアコギだけで、歌声が際立つてのも良かったし、アレも歌唱力があるからああいうアレンジができるんだしな。終わりも尺の関係上後奏はなかったけど、ああいう終わり方もいいよね。「私を
」一拍置いて「愛したい」。終わりをそろえる感じだよな。ザクっと、いさぎよく。
しかしいずみさんは客観的に見ても今、第一線のトップドコロで歌ってる人ともまったくヒケとらないと思ったよ、あの歌唱力とパフォーマンス=歌手としての存在感は。ソレが確認できて良かったな。スカっとした。「どうだ!」ていう。だから今回こういった形で地上波に流れて良かったなと思うし、コラボのお誘いをしてくださったmiwa嬢に感謝ですな。コレはホントもう、感謝しかない。
おかげで良いモン見れて面白かったです。ありがとうございました!

◎追記(6/4)
動画、あるようですから、動画サイトで「榊いずみ miwa」等で検索してみてはいかぁ〜しょ?