もう「きんぱっつぁん」は古い。
ちょっと閑話休題しよう。今までの話というのは、理解できない人には全くもって何言ってるんだかサッパリわかんない話だろからね。そういう人はソレでいいと思う。結局こういうコトは、何かしらココロに抱えてる傷だとか傷みだとか、コンプレックスだとか、そういうハンデ、負の部分があるから気付くコトで。だから逆に言えば、そういう負の要素があればあるだけ、そういうコトに気付けるとも言える。ソレは人はそういうコトを乗り越えようと、そういう方向性で生きてるからね。
で、今ちょうど世間は新生活が始まってやっと落ちついたトコロなのカナ?電車でも学生が多いけど、先週こんな話を耳にして。ワタクシ、電車に立って乗ってたんだけど、前に同じく立ってる女子高生2人が、新しい先生の話をしてた。たまには女子高生の話も聞いてみるモンだ。たまたま耳に入っただけだけどさ。
その先生が何を教えてるのかは聞いてなかったけど、なんかおじいちゃん先生らしいのね。で、その先生の名前が「ゆい ××た」というらしく、「ゆい」が苗字で、名前が「××た」(ココも聞いたけど伏せさせて頂く)。名前と苗字が逆じゃな〜い(語尾上がる)?みたいな話をしてて、自分のコトを言う時は「ゆいはねぇー」「ゆいが思うに、、」と、こうなるらしく、ソレが女子高生たちは「可愛い」と言うのだ。女のコみたいなのにおじいちゃんというギャップ。おじいちゃん先生はそのコトに気付いてないのか、ワザと言ってるのか。ワザとだろうなー。いわゆる「ツカミ」だよ。ただ「おじいちゃん」てキャラがどっちなのか分からなくしてるんだよな。
そいでもって、何か「授業」という堅苦しい形式じゃなくて、雑談から始まって、そのまま雑談の延長みたいなコトをツラツラしゃべってるんだそうだ。で授業も終わり間際になると「、、というのがまー教科書の○○ページから××ページに書いてあるコトです。」キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン♪。えぇーっ今の授業だったのぉー?!みたいな、キツネにつままれたような気になったらしい。
コレはこのじいちゃん先生の培った芸だよね。話芸。たぶん教室の学生たちは授業時間中、じいちゃん先生の話を興味深く聞いてたんだと思うし、何か知らないうちに授業を聞かされていた、というね。ココがスゴいじゃない!
いかに生徒に話を聞いてもらうか。授業を受けてもらうか。ココに気持ちを割いた先生が編み出した話術。こういう授業なら学級崩壊とか無いよねぇーと思った。聞いてて、ワタクシだって久しぶりに4時間くらい(笑)、授業を受けたいなぁーと思ったもん。
だから今さー、教育がどうとか言うけど、教える側の技術不足てのはあるよね、きっと。先生が「先生」じゃないんだよな。今てお笑いがブームだったりするじゃん。というコトは少なくとも先生てのもそういうコトを取り入れていかないといけない。ソレが良いか悪いかは別として。というか良いも悪いも、もう「そういう状況」でありソレが「現実」なんだからさ、その時代に対応しなきゃいけないんだよ、先生というのも。今という時代を取り入れていかないと。その点で言えば先生ていうのもサービス業なんだよね。聞いてもらえない、授業を受け入れてもらえないなら、聞いてもらえるように、受け入れてもらえるように努力しなきゃいけない。企業努力だよ。TVでお笑いとかを見て、聞く側の耳のレベルが上がってるとしたら、そのレベルに追いつこうとしないと、ソレは聞いてもらえないて話だよ。
サービス業だし、お笑いとか落語家とかといっしょじゃない。話芸なんだから。この「話芸」て認識が先生方は、たぶん無い。話でもって小1時間もたすワケでしょ。その時間、話を聞いてもらわないとしょうがないワケだし。というコトは共通する部分てかなりあると思うんだよね。ぜったいに研究した方がいいと思うし、勉強になると思う。
とにかく先生はまず自分を知るコトだよな。生徒の心が分からないと悩むよりも、まず己を知るコトが先だな。で、自分のキャラを探した方がいい。おじいちゃん先生は「おじいちゃん」てだけで、もうキャラ立ってるワケだから。でも彼も利用してるんだよね。まさに自分を遊んでるよ。熱くなればなるほど逆に引いちゃうと思うんだよね。まぁ1人くらいそういう熱い先生が居てもいいとは思うけど。おじいちゃん先生みたいに飄々としてる方がいいと思う。
先生がじいちゃんばあちゃんだらけ、てのも案外いいカモしんない。なんか生徒がグレなさそうでしょ(笑)。こう、先に労(いた)わりの心が芽生えたり、グレそうだとしてもそっちの方が勝っちゃったりしてさ。心配かけらんないじゃない、大体。学級崩壊とか迷惑かけらんなそう。
あと先生が2人とかな。ボケとツッコミの先生がいて、漫才みたいに授業が進んでくワケだよ。コレなら生徒も話聞くだろ。テストの時、間違ってボケの方の答え書きそうだけどね(笑)。
じゃなかったら全然別だけど、先生がマッチョとかさ。屈強の身体で。元グリーンベレー(笑)。身体が傷だらけでとか。もう見た目でビビっちゃってグレない。宿題も絶対忘れない。遅刻なんかしたらそりゃもー大変よ、みたいな。でも絶対体罰はしないのね。何かしでかしたら、1時間先生が睨みつける。そういう部屋があって、2人きりになる。その間何もしゃべらない先生。ものスゴい圧力。
で意外と声が高かったり(笑)。「、、であるからしてぇ〜〜」つって。