Heartquake 〜3・11を忘れない〜 vol.2。
久しぶりにコレのつづきをば。忘れてたワケではない。念のため。
ワタクシは3・11当日は電車に乗って町田に行って、てのは以前書いたと思うけど、ちょうど町田に降り立って少し時間が経った頃地震に出くわした。なので電車に閉じ込められるコトはなかったので、その点は良かったのだけど、まぁ尋常じゃない建物や外灯、信号の揺れ方だったし、3分ぐらい揺れてたからねぇ。長かったー。「この世の終わりか、、?」と頭をよぎったよね。あの時、みんなそう思ったと思う。自分がゴジラとかの映画に出てるような感じ。姿が見えないゴジラが暴れてる。でもコレは現実なんだ、ていう。
とにかく駅周辺は建物が密集してるからアブない、ていうワケで、揺れが納まってから、駅から離れるように一番広い大通りに出るコトにした。この時は、上から何か落ちてくるというのが一番恐かったので、できるだけ上に何もないような場所に出ようと。で、なおかつ車のソバには寄らないようにして。運転してる人がパニくってたらイヤだからね。タンクローリー的なクルマとかそういうのにも近寄らないようにした。
しばらくソコから動けなかったなぁ。外はこんなに平日の昼日中に人が居たのか!てくらい建物中から人が出てきていて。みんな情報が無いのでみんな「?」て感じで不安な空気で、ソレでも各自思うがままに、ソレでもなんとなくじっともしてられなく歩いてたような気がする。
ワタクシは幸いというか、ケータイのワンセグが見れたので見てたら、例の「宮城県沖で震度7」ていうニュース。愕然、、。
しばらく見てたら「何か分かりましたか?」て前を歩いてた人が聞いてきたので、ワンセグを見たそのままの情報と、この近辺のコトとか震度はまだ分かってないコトも告げた。
で、こうしてても町の状況がいっこうに分からないので、とりあえず歩くコトにした。いつもは歩いたコトの無い路地で、家から出てきたおじいちゃんに「大丈夫かい?」と話しかけられたので、ワタクシはワンセグで見た情報を伝え、おじいちゃんに「気をつけるんだよ」と言われ、その場からまた離れた。お互いさまと思うけど、おじいちゃんもおじいちゃんで、町に人があふれてるし心配なんだと思う。でも失礼カモしれないけど、たぶん戦争を経験してるからか落ち着き、動じなさみたいなモノもおじいちゃんからは感じたな。
たぶんこういう時はおじいちゃんおばあちゃん年配の人や子供は情報弱者になるんだと思う。そしてこういう時は若い人を頼りにしたいと思ってると思うんだよな。だからワタクシのような若者が、ちゃんとした正しい情報を伝えないといけない、とそう思ったな。自分の私情や感想をはさまないで、情報をそのまま言う。
ワタクシはこの時点でワンセグというモノが1つあったから、「情報を伝えるスピーカーにならなきゃな」と、あとからそう思ったね。