親の気持ちを聞いてみる。

昨日は店舗起業支援塾で知り合った、ワタクシと同じ誕生日でちょーど２０上の陽気なおねーさま（母チャン）と非常に行動的な５６のちょいワルおやじ（笑：別に「ワル」くなし。ただ言ってみたかっただけ）のお二人と町田で呑み。
町田になった理由はおやっさん、この人がヒジョーに行動的なお方で、今は宅建とＦＰ（ファイナンシャルプランナー）の資格を取ろうと勉強をされてて、その学校が町田にあるというコトでじゃー学校終わってからでも呑みましょか？となったのだ。
まず５６で新たに何かにチャレンジしよう！てのがスゴイね。コレてのも結局会社を早期退職してのコトなんだと。人の平均寿命が男性で８０弱、女性で８４・５？ならてコトから逆算して、なおかつ寿命前の５年はヨイヨイだとすると、残り２０年もない。ソレだったら自分のやりたいコトやって、悔いのないようにしたい、という。
ワタクシは２通りいると思うんだよね。こーいう風に残りの時間が少ないから、何でも思ったら即行動！て人と、どーせもーすぐ死ぬんだから新しい何かにチャレンジしてもしょーがない、というメンドくさがり＆おっくう＆現状維持派の人と。どっちがどーとかは言わないけど、２０離れたカアチャンはこの人みたいな生き方がいいわねぇ〜と言ってたな。まーでもこーいうコトができるのは、ソレを許せる家族の人たちてのがあってのコトで。だから奥さんエライわねぇ〜て話になったけど。でもまーこのおやっさんが根っから行動的でそーいう性分だから「しょーがないわね、、」てまわりもなるんだと思うね。
このおやっさんも仕事がら世界各国に行ってて、去年フィリピンから帰ってきたらしい。台湾、インドネシア、イタリア、スペインなどなど。だからこの呑みの計画を立てる時、町田のタイ料理屋を提案しよかと思ったけど、本場を知ってる人をそんなトコに連れてってもしょーがないので「提案しないでヨカッタ、あぶねあぶね（汗）」と。なんか現地だと１０円２０円でナシゴレンなんか食えるらしいよ。まーこのおやっさん少々オーバーなトコあんだけどさ。そーいう食べ物を日本で高い金出してワザワザ食べるのもなー、みたいな話になってさ（笑）。
まーだからあちこち行ってるから家族もそーいう認識なんだよね。で、東京から２時間くらいのトコに敷地１００坪（＆１０坪のログハウス）借りて、週の半分は東京で、週の半分はそっちで畑耕し野菜づくりする計画らしく、その土地も借りたんだってさ。なんか今はそーいう人が増えてるから（団塊世代組が多いしね）、倍率が３倍で面接があったんだって。ちゃんと畑や野菜づくりも教えてくれるらしいし、必要な機材も貸してくれるんだってさ。でもちゃんと自分の理想を描いて、実現するための一歩を着実に歩んでるのがスバラシイよね。ウチの親とは間逆ダナ、て思う（笑）。
ウチの父親てのは全くの無趣味人間で、会社から帰ったら「田舎に泊まろう！」とか「月１０万円で暮らせる村」とかテレ東系＆映画番組のＴＶづけな人。だから息子ながら「だいじょーぶなんかなこの人、、？」と思う。もー今年で６０になるので、今時分は年金でなんやかんややってるみたいだが、ＴＶのラインナップを見ても分かるよに洗脳されたのか「田舎（故郷）に戻ろうか」と思ってるらしい。東京は何かとお金がかかるし、父親の故郷は北九州なんだけど、親戚兄弟はみんなソコにいるので、たしかにソコで暮らした方が何かとラクではあるんだろうな、とは思う。まーでもワタクシはと言えば、ワタクシは「親戚兄弟」てほど身近に感じる意識はないし。この辺は世代が１つ違えば意識の疎遠というかあるよね。あとワタクシら子供世代てのが東京・京都・外国などみんな散らばっちゃってるんだな。父親は若い時に上京してきてこっちの生活の方が長いけど、まだ自分の故郷のイメージてのは、昔のままだから。もう４０年以上経ってるはずなのにね。だから今はだいぶ変わってるはずなのに、九州に戻りたいと思ってる。でもワタクシはソコまで「郷愁」「残りの人生」とかいう気持ちはないワケで、特に九州へ行きたい気持ちも持てない。気持ち的にかなり温度差があり、距離がある。
ワタクシは東京で独立開業を夢見て、父親は自分の生まれ故郷に戻りたい。コレは親と子の関係という積み上げてきた時間＝過去よりも、ソレゾレのコレからの人生＝未来を、ソレゾレにとってこの先のよりよい人生を望むなら、お互い別々の道を歩んだ方がいいんだろうな、と思っている。
おやっさんには娘さんがいて、この春大学を卒業したらしい。女の子を持つ男の親という心境はまたちがうというか。ワタクシが父親だとするとたぶん「娘は２０年したら離れてしまうモノ」と割りきった気持ちがしっかりあると思うね。息子だとするとソコまで割りきった気持ちはないのカモしれないけど。ソレは子離れできないとかではなしに、いなくなるならいなくなるでソレほど感傷的にはならないというか。でも娘だったら逆に早くから自分にけじめをつけて線引きしてる。ああ、この子は自分が２０年預かってるだけ、あくまで預かってるだけでいずれ離れてしまうモノなんだと。文にしたらドライだけどね。でも子供てそういうモノだと思うけどな。全部ｉｆ話だけどさ。
まー話それたけど、おやっさんにワタクシの内情を話してみたワケよ。こーいう機会でもないと自分の親と同じ世代の人はどう考えるかなんて聞けないでしょ？したらソレはやっぱりサミシイはサミシイ。でも一番望むのは、どれだけ離れてても子供が幸せに暮らしてるコトが一番だ、て言ってた。たしかに親と子て関係があって、子は意外にあっさり親離れできるモノなんだけど、親はケッコーいつまで経っても子離れできない。いつしか立ち位置が逆転するよな錯覚に陥る。急に親は自分を年寄り扱いしだして（笑）子供に面倒見てもらおうというスタンスに立ち出す。自分の人生も下り坂で不安な気持ちになるのは分かるけどね。だけど、だからと言って自分が親のそばにいたとしても、特に何ができるワケでもない。何ができるか問われても何も答えられない。ようは物質的な距離て関係ないんじゃないか？と思う。
おやっさんも自分が２９の時、親がまだ５０代だったけど同じようなコトを考えたらしい。でもおやっさんは世界を転々としてる人だから、まだ日本に近い台湾（！）に居れば飛行機で３時間だから、例え何かあってもすぐ日本に戻れる、て考えだったらしい。まぁワタクシなんてスケールが小さいなーと。ソレに３０年くらい前の話だから、外国とかまだそんなに身近にホイホイ行けない時代でこんな考え、てのが驚くけどねぇ。だからウチの父親とは全く間逆よ。子供に面倒みてもらおうなんてコトに執着しないで、そんなコトより自分のコレからの人生をいかに悔いなく楽しく過ごすか、てコトを念頭に置いてるし。父親に話聞かせてあげたいわぁ、と。何かあったとしても駆けつけられる距離に居ればいいんじゃないかなー、て思うが。そーいう距離にいつつ、お互いの人生を謳歌した方がいいんじゃないかなぁ、てね。
　♪呑み後のカラオケで唄った曲（笑）♪
　①ランナウェイ／シャネルズ　②夢の中へ／井上陽水　③時代／中島みゆき
　④神様の宝石でできた島／ＭＩＹＡ＆ＹＡＭＩ　⑤サライ／加山雄三・谷村新司
トップバッターはおやっさんが何故か中国語バージョンで１０００昌夫「しらバカ〜」。次曲は酒と泪と男と女（いい歌）河島英吾なんていうオヤジ定番、かと思えばキロロ『未来へ』なんていう歌も唄う。まーたしかにアレはいい歌詞だよ。ただどっちかつーとあなたの娘さんの心情だろみたいな。で英語でマイウェイ。母ちゃんは木綿。ひろみちゃん。あとおやっさんとデュエット（コレもオヤジ定番）。最後は３人でサライ大合唱！桜吹雪の〜てちょーど季節的にもよろしい。２時間だったら他に、メイン・テーマ、探偵物語（ｂｙヤクシマル）とかまた会う日まで〜（キヨヒコ）とかありがとうていうから〜（チータ）とか懐メロづくしで遊べるんだけどね〜〜（笑）。