極私的立地分析④。

先週の開業塾の宿題で「開業資金にいくらかかるか」というコトも調べたのだが、多額の借入金が必要なコトが分かった。スケルトン物件はダメ！居抜きでやりなさいと言ってるんだなコレは、と悟った。スケルトンの場合、ホントにざくっと言って１坪１００万と見ていいと思う。あとプラス運転資金。
「居抜き」物件を第一条件として考えるだけで、もー開店できる場所が限られてしまう。ソレは既にお店が集まっている場所。商店街とか。そーなると客層も狭まってしまうんだよな。しかも居抜きてのは「退店してる物件」だから、ソコには退店した理由が何かしらある。物件自体は悪くないが、まわりの雰囲気が悪いとかもある。居抜きてのは一長一短があるので「８０点」ぐらいでＯＫ、とするのがいいのだろう。なかなかソコまでのも無いのだが。そーいったいろんな制約の中で「自分のやりたいコトがどれだけやれるか」というコトだと思う。
■百合ヶ丘・読売ランド前・・・百合ヶ丘は、新百合ヶ丘が開ける前まではターミナル駅だった。しかし今はさっぱりである。ひょっとしたら地元の人のみぞ知る人気店なんかもソコココにはあるのカモしれないが。読売ランド前は「前」と言っておきながら、駅から歩くと３０分はかかるのでダマされちゃいけない。駅前にお店がちょこちょことあるだけで、あとは何とも語りようがない。通過した方がブナンである。
■生田・向ヶ丘遊園・・・生田と向ヶ丘遊園は専修大学の学生が利用している駅である。なのにも関わらず生田の駅前にチェーン店とか無い。あるのはＭックとＭ屋。ちょっと歩いてＧスト。あと反対側にラーメン屋と定食屋。以前ＭＯスがあったが閉店した。ちょっと離れて団地がある。ソコの住人は生田の駅を利用する。というコトはファミリーやサラリーマン、学生が客層になると思うが、ソレにしてはそーいった人たちが利用できるお店が少ないよに思える。いまいちお店が盛りあがってないのは、駅からソレゾレの家（集落）までに大きいメインの通りが通ってないから、とワタクシは推察する。活気のあるトコロは駅から集落を貫く通りがドン！とあって、ソコが商店街として盛りあがってる。コレは生田の地形のせいだと思う。生田で物件がないか不動産に聞いたコトがあるが、元寿司屋というコトでやめておいた。いまは飲食（小料理屋？）が入っているが、場所はふみきりのまん前である。月１５万と言われたので「そんなに高くない」と思ったモノだ。
向ヶ丘遊園はもう遊園地は存在しない。かつてあったモノレールも撤去してある。だからいいかげん駅名を変えればいいと思うのだが、、。でもそのなごりなのか、大学生の利用もあってソレなりに活気はある。お店を出してみたいなぁ、とふと思ったりもする。ただ物件があまり空いてなさそうだ。どちらの駅にも学生客のカフェとかあってもいいとは思う。積極的に出店したい！とは思わないが、出店したくないというコトもない。選択は悪くはないとは思う。
■登戸・・・ココはＪＲ南武線と乗り変え駅である。ただすぐに乗り換え可能で、しかも今駅舎を工事中で、ひょっとしたら外に出ないで乗り換えができるようになるのカモしれない。ソレよりもっと南武線の量を増やして欲しいと思う人の方が多いと思うのだが、、。まーソレは置いといて、なのでココもやはり駅周りにちょこちょこと店があるだけで広がりは無い。物件、というよりは登戸の商店街でチャレンジショップ制度を設けてるので、そちらを参考にしてもいいだろう。