店舗起業支援塾⑫⑬&前半戦総括のつづき。
「みなさんはデザイナーや大工ではないのです」というのが先生が強調していたコト。この言葉の意味するトコロと言えば、ようはこんな店にしたいあんな店にしたいというイメージ・要望を、プロのデザイナーや大工に伝えて、仕事は彼らプロがやるべきだという考え。プロではまずありえないミスもシロートは経験がないので平気でしてしまう。だったらソレこそ百戦錬磨のプロに任せた方が良い、と。
ただ彼らは彼らで毎日の仕事。ワタクシら依頼する側は一生に1回あるかどーかという、ソコの熱の差はどーしてもあるワケで。ソコを綿密に話し合っていかに埋めるか、店に対する情熱をいかに解ってもらえるかが重要になってくると。ソレには、まず自分のやりたい店のイメージが明確になってるコトが先決。
まーでも実際はね、やっぱり人が絡んでくるとお金が発生する。人件費ね。コレが一番大きい。でどーしても予算を睨みながら、、と考えたら「できるだけ自分でやる」というふうになるワケですよねコレ。デザイナーも大工もやらなきゃならない。
ただだからといって、すぐ短絡的にソコにいかないように、というのもある。例え予算100万しかなく「こりゃ業者やってくれないだろな〜」と判断したとしても、ダメもとでかけあってみる。「100万しかないんですけど、やってもらえませんか?」と。まー当然門前払いとか「え〜(苦笑)」とかいう反応でしょーよ。ただひょっとしたら考えてくれる業者もあるカモしれない。丁度今ヒマだからとか、手が空いてる時にちょこちょこやる(だからこの場合は長い時間かかかってもいい)とか、例えば設計だけとか。そーいう判断は業者側に「委ねる」というコト。自分ができるだけ作りますから!みたいな積極性をアピールしなくてもいい。
だってもしかしたらやってくれるカモしれないじゃない。やってくれるはずの仕事を、何もシロートのこっちが先走って「やる!」なんて言ったらコレは損なワケ。できあがりが全く違うワケだから。だから向こうが言ってくるのを待つワケですよ。「じゃーウチはこの基礎部分しかできないから、あとはご自分でやられてみてはいかがでしょう?」とか提案させるワケ。ソコで初めて「自分でつくる」というトコロに行くワケですよ。
自分で「できないだろーな」と判断するのではなく、あくまで判断は業者側に任せて、提案させる。モノ分かりの良い客、であるより「ずうずうしい客」になろう。だから親身になって良い提案をしてくれる業者を探す・そーいった関係づくりをするのが重要というコトでしょう。しかし予算聞いたら「100万円だけなんだけど」て人がホントにいたらしくて、ソレは一見おばかさんな話だけど、実は正解なんだよな。ちょっとの恥で大金が浮くカモしれないんだから。だいたいプロを前にしてシロートが頭いいフリしてもしょーがない、というコトだ。
次回は9月になりやす〜。