情報を売るというコト。
で昨日の続きなんだが、今は「情報」てのがりっぱな商品になる。メルマガやセミナーなんかそーだろう。この「情報」てヤツはまず在庫にならない。食材なんかと違って腐らない。バーゲンセールしなくてもいい。一応コストはかからない(もちろん勉強はいっぱいすれど)。そしてココが一番のポイントだが、価値があって無いようなモノである。情報を発信する人が「この値段で」と言えば、その情報を聞きたい人にとっては言われたままの値段で納得せざるを得ない。いわゆる「言い値」てヤツだ。別に聞く必要がない人にとっては¥0でも、心の底から欲してる人にとっては「お金いくらでも出す!」というそんなモノである。
先生が言うには「資格ビジネス」なんてのもオイシイらしい。某カフェ学校も自分とこで資格を創設しているが、アレを取ったからといって別段何も変わらない、と思うけどね。効力がソレほどあるように見えないなー。国家資格ならまだ良いけど、民間のモノでしょー。まーでも自分の自信になればソレはソレでいいんだけどね。対外的に一応ハクが付く、てだけの話。ただ日本人は資格好きなのカナ?資格を持ってる人を盲目的にえらい!と思ってしまう民族なのかな。そーいう人がいるから資格取得にいそしむワケで。
この「先生」て職業、まー「先生」てのは呼び名であって、ホントはコンサルタントなんだけど、こーいう肩書きは別に何の資格も必要ない、てのがミソ。自分で勝手に名乗っちゃえばいい。名乗ったモン勝ち、みたいなトコロがある。もちろんソレなりの実績は積まないと信頼性も何もないから。でもソコをしっかり積んどけばあとは仕事にコトかかない。講師同士のつながりも密にしておくコトで、講義がある時ゲストで呼んでもらえたり、仕事を回してあげたり、そのヘンはお互い様。そーいうコネクションづくりが重要みたい。
なんつったって一番の利点は、セミナーを受講した人、まー例えば今期は20名ぐらいなんだが、過去に5回ほど同じセミナーをやってる。その中で起業して、成功した人が何人かでも出れば、ソレをさも自分がやったかのように「成功例」としてセミナーで主張できたりもする。9割以上起業しなかったり、起業に失敗してたとしても。ソレで自分をどんどんランクアップするコトも可能なワケ。自分が言ったコトは自分ではやらないで他人にやらせる、ていうのがここでも活きてくる。自分は全くノーリスクなワケだ。うまくいったらラッキー、ぐらいな。だからこーいった人たちはまず「投資」というのが頭に来るんだろーな、と思う。
今お料理教室とか「サロネーゼ」とか言うらしいんだけど、モノを教える立場てのは強いなぁ、と思う。そーいう意味では「オンリーワン」だもんね。ある程度勉強して講義すれば、あとはぶっちゃけ同じコトを1期、2期、3期、、と繰り返していけばいいんだからなー。で重要なのは、こーいったテキストにしないコトだね。口頭でのみにする。したら、もーその先生がいるトコロに行かないと話が聞けないんだから、ソコでいろいろお金が動く。データとか本とかにでも収めてしまうと複製されるからね。複製したのをパーっと配られたらおしまい。必要な人は聞きに来るんだから、お手軽にする必要はないんだな。
今は定年を迎える人が、コレから起業したりするためにこーいうセミナーとかに足繁く通っている。株とかスゴイよね。まーみなさん勉強熱心でて感じだが、やはりそーいう状況がおとずれるだろうコトを予測して、時代の先を行き、そーいう人たちの「上」に立つ人たちが必ずいるワケで。でもこーいう状況ても1回くるんだよな。今度の定年組ていわゆる第1次ベビーブーマーじゃないすか?というコトは彼らのジュニア世代、第2次ベビーブーマーが定年を向かえる時に同じ状況になるね。もちろん経済とかまわりの環境は変わってはいるだろーけど。その時に人に教える立場に立ってるか、てのも1つあるね。別にワタクシがそーなりたいてワケでなく、そーいう考え方もあるよ、てコト。