でイギリス!と言えば
リンボウ先生、というコトで今この本を読んでる最中なんであるが、イギリスと言えば英国紳士とか、高貴で格式があってとか、トラディショナルでジェントルマンで英国貴族で、などという昔ながらの
ステレオタイプなイメージがある。がしかし、こんな一文がある。
「メニューの一番おしまいのところにね、こう書いてあるんです。”The Authentic Royal Cambridge Tap Water・・・0”」「はっは、そうりゃいい、・・・イギリス人だねぇ」
ちなみにTap Waterというのは水道の水のコトである。ようは単なる水道水にこんな大げさな冠をほどこしてしまうセンスがイギリス人、なワケである。このくだりに「イギリス人とは?」という部分が全て凝縮されてるように思える。この部分が一番言い表してると思ったので、読んでる途中ながらもー感想を書いてしまってるのである。
リンボウ先生はイギリス人のこういうとこが好き!という。わたくしも賛成!昔ながらのイメージ、というモノを今のイギリス人自体が茶化してるとさえ受け取れてしまう。
イングランドジョークみたいな(笑)。
実はやってるコトは大したコトじゃなくても、いろんなモノやこだわりや規制をくっつけては、ちまちまと楽しんでいる的な部分てヒジョ〜に日本と似ている気がする。わびさびとか禅だとか、格式や伝統などとカコつけて、そーいうのをくっつけてはわざわざ高みに押し上げる。ハタから見れば「
堅苦しいコト」なんだろうけど、そーういうコトを楽しんでいる、ソレを楽しめる民族なんだと思う。イギリスの
島国根性なんだろうか。やっぱり国土が小さいから、いろいろこねくり回してはソレを「文化だ!」と言って遊んでいるだけなのかもしれない。良く言えば非常にウィットに富んだ人たちで、悪く言えば非常にヒネくれた民族(笑)。でもわたくしはイギリスのこの笑いのセンスは好きである。