Iでシチューを食べる。
昨日知る人ぞ知るシチュー&スープで評判のIに行ってきた。ココは夏はスープ、冬はシチューという専門店なんだが、木曜に行ったら混んでて入れない。。ホントに5分ゴトぐらいに店の前を通っては中をチラっ、また通っては中をチラっ、て感じで10回は右往左往したナ(笑)。でもなかなか状況変わんないんでやんの!我ながら良くやるよ、、と思いながらもその日はあきらめ〜。しょぼ〜ん。。。でほら、金曜は天気悪いとか言うてたから!お客もいくらか減るだろうと!よしソレ狙おう!みたいな。結局は雨もやんでたけどね、開店6時だと思ってて開店してからすぐさま入ったよ。したらもー何組かお客入っててもー食ってんダヨナー(笑)。アレっ?と思いながら、開店5時半?と思いながら。
店内は1階6人がけテーブル×2、4人席テーブル×2=20席という具合。もーすでに母娘1組、ちょっとお金もってそうな初老の男性1女性2、若者カップル1組=計7人いて、ワタクシは母娘のいる6人がけのテーブルに相席となる。目の前には薄い板の鍋敷きと木のスプーンと割り箸が置かれている。やたらとでかい水を持ってくる。まわりを見るとふつうのグラスの大きさなのに、ワタクシのはマグカップのもー一回り大きいくらい。なんだコレ(笑)。ヘタすると重くて飲みづらくね?まーワタクシは大丈夫だけど。
入ってみるとやっぱせまい、というか圧迫感てほどでもないんだけど、開放感はないねーていう感じ。まずワタクシが座ってるベンチ型のイスの背もたれが分厚い。木の深い茶色が床とカベの半分くらいの割合で、照明も明るいワケではない。でなんといっても、たぶん向こう側にあるトイレや2階へ上がる階段を隔ててるカベに、アーティスティックな絵が描かれてるのがより狭苦しさをUPさせてるのではナイカ、と思う。
20分ほどで頼んだ「シェフのおすすめ Aシチュー:ビーフとタンシチュー(¥2047:税込)」が出てきた。ココのシチューは土鍋(といってもいわゆる「鍋」のでかさではなく、こぶりなヤツ)でボコボコいわして持ってくるのだ。しばらく様子を眺めて一口。あれ?と思いつつもー一口。あれ?あのカレー屋(以前書いた)のカレーと似てるなー。カレーの辛さはもちろん無いんだけど。でも基本的にはいっしょなのカモね。いわゆる欧風カレーの油脂系のこってりしたドロっとしたのと、でもソレといっしょにさっぱり感も同居してなくもない、ていう。カレー屋はこの2つがまだハッキリ分かれてたような記憶があるけど、そのカレーよりは融合してるよな感じ。だから意外にパクパク食えるカモ、て感じ。ジャガイモはごろっと4分の1個×2、にんじんごろっと1個、いんげん3本、ビーフ2切れ&タン2切れ。ビーフはもーぐずぐずで原形を留めてない。タンはナンとか原形を留めていて、口の中で一噛みするやいなやトロける。タンうまい。あと玉ねぎが少々入っているんだが、シチューの表面に少し「こげ」が浮いてるんだよね。このこげが玉ねぎによるモノなのか分からないけど、コレ意図的なんカナー、、分からないけど、このこげが人によってはイヤな味カモね。焦がしバターとかあーいう感覚なんだろうか。シェフは「コレがなきゃ!」ていうこだわりがあるのカモしんないけど、やっぱりじゃまカモしんない。味の印象悪くなるカモしんない。
で、ライス(¥210だっけ?:税込)を頼んだんだけど、どーやらベストマッチングは「パン」みたい。ライスは茶碗に山盛り一杯なんだけど、余ってしまう。処理に困る。始めにサラダ頼んで、シチュー&パンがいいと思う。あとライスではしを使うワケなんだけど、どーもまわりを見るとこのはしの置く場所がみんなバラバラ。茶碗に橋渡ししたり、土鍋の向こう側に橋渡ししたり、まぁいわゆる「お行儀が悪い」ワケ。ソレはそーさせてしまう店側に問題があって、お店は「別にドコに置いてもらっても構わない」と思ってるのカモしんないけど、客はやっぱ汚しちゃ悪いという思いがあるから(もしくは「不潔」という考えもあるカモしれないが)、鍋敷きとかに直置きしたくないワケ。ワタクシは1回1回はしの袋に軽く入れてた。だったら店の意図が伝わってないてコトだから、ソレは説明するなり(まぁこんなコト説明するのは野暮)、もしくは「箸置き」があれば、客はみんな悩まないでソコにすっと置けるワケ。はー一安心、てなワケ。お客にムダに考えさせちゃダメだと思う。ソコが唯一良くなかったトコ。あとは良かったけどね。そいえば、食べてる時に一瞬、人の家でごちそうによばれてる感がしたな。だから「せまめの店内」というのもそんな繭(まゆ)的な包まれ感、くつろぎ感というのを店が狙ってる、というコトならソレはそーいう風に理解もできる。なるほどな〜と勉強になる。
前からかなり気になってたお店だったから、ちょっと期待感が大きすぎたてのはあるカモねー。カレー屋よりはハナ差で、0.5ポイント差ぐらいで、2−0ぐらいの判定勝ちて感じだな。だいたい食べてて「ニコーっ」てのがなかったんよねぇ。コーヒーで言うと「スペシャリティー」の1つ下のランクぐらいな味のレベル、みたいな。個人の店て一生懸命やってもこのくらいのレベルに着地してしまうのかなぁ。料理で、しかも味でスペシャリティークラスてムズかしいのカナ。ただあくまでワタクシの感覚で、ふつーには評判があって人気があるんだと思います。でやっぱりモノがモノなんで胃にもたれる人はもたれるカモ。毎日は食べれない。
食事時間は30分てトコかな。木のスプーンが、コレたぶん普通のスプーンだと熱伝導でアチチてのと、土鍋と金属よりは木なんでしょー。ちょっと小ぶりで、バクバクというよりチョコチョコ食べる感じなので、シチューも液体だし食べづらさはある。だから少々時間がかかる。「もったいぶって&ありがたみを感じて食べる」感もあるね。人によってはビールとか飲むから客単¥2500〜3000ぐらいなんでしょか。でどーやら2階にも客席があるらしく(たぶん厨房と客席半々なんだろう、てコトで10席ぐらい?)、計30席でしょー。で常時10名はお客さんがいると(ちなみに木曜はほぼ満席だった)。こんな調子で6時〜9時半営業で。日売上、月売上考えるといいですね〜ていう(笑)。