理美容甲子園。
昨日なんとなくTVを観てたら『理美容甲子園2015』という番組をやってたので一部始終観てた。やあ、こんな世界があるんだなー。まだプロの卵みたいな、全国の理容・美容院(髪の毛のカットとかセットとか)の学生たちが自分たちの技術を競うイベントの番組。
理容(いわゆる床屋さんね)部門は、髪の毛の生えたマネキンの頭に指定された切り方、ちょうど観たときは「ミディアムカット」ていうやつをやってたトコロだったけど、いやいやプロていうのはこういうトコロにこだわるんだーとか、ワタクシのようなド素人からみても興味深くもあり。反面いやソコまでこだわらなくてもいんじゃないのー?というトコロも。
後頭部のうなじというか、いわゆる刈上げにすると逆向きの台形みたいなラインになるワケだけど、審査員からするとそのラインが甘いとか、ココはもっとグラデーションをとか。見た感じぜんぜん悪くないのだけど、まぁプロならではの細かい美の追求とでもいうか。
理容部門はわりと地味だったんだけど、美容(美容院)部門はめっちゃ派手で、女の人が髪の長いマネキンの頭を、ソレこそクジャクの羽根のようにカラフルに、そしてヘアスプレーがんがん使っておったてて、髪の毛のセットとかヘアスタイルとかいうより、もう芸術作品とかアートみたいな感じに仕上げてた。ソレにも審査員が「この後れ毛をもうちょっとまとめると云々」とか批評をしてたんだけど、「いやいや普段こんなヘアスタイルしないから(汗)」みたいな。でもまぁ本人たちは当然だけど真剣だ。
観てて思ったのは、意外とショー性というかエンターテイメント性があるなと。だからこういう競い合い的なイベントも成り立つワケだけど、もっとこう、ソレこそ『料理の鉄人』みたいに、学生じゃなくてもトッププロ同士が対決する番組を作っても面白いんじゃないかと思うんだよな。そうするとこういう仕事があるてのを知って若者とかが憧れる職業になるカモしれないし。はたまた漫画もあってもいいカモしんない。対決マンガの感じでさ。プロはこんなトコこだわってんだーてのがわかるよね。