昨日の。
昨夜TV点けたら珍しく内田せんせーが出てたので、IPPONグランプリと交互に観た。内田せんせーの声と話し方を少しは聞いたコトはあったけど、コレだけまとまった時聞話を聞いたのは初めて。
内田せんせー、早口だよね。てか、たぶんせっかちなんだよ。もっといえば相手が話すコトに対して「あーソレねソレソレ」とすぐ自分の頭の中にある知識や考えなんかと結びついてしまうんだと思う。日頃からいろんなコト考えてるとそうなりがち。だから相手が話してる途中のへんな箇所で何度もうなずいたりしてる。こういう人はともすると「人の話を聞いてない」と言われる(笑)。
右脳でざっくり大雑把に、相手が何を言わんとしてるのかがすでに分かってる。で、相手が話し終わったら自分の考えを述べる。自分の話しに次第にテンションが上がってくる。舌がノってくる。グルーヴしてくる。なんで分かるかというと、ワタクシもそのタイプだから(笑)。
内田せんせーのブログやツイッター、書籍を読んで「たぶんこの人は自分に似たタイプだ」と以前から思ってたのだけど、今回TV観てやっぱりそうだなと。ただワタクシの場合は「ブログで」。実際の会話では話すのがヘタなので内田せんせーのようにはいかない。だから憧れがある。
能と合気道というのも番組観てたら「なんか、いっしょじゃん!」と思った。結局両方とも人形的な動きなんだよ。合気道は一見「技をかける人」「技をかけられる人」に分かれるけど、どっちもパイプに過ぎない。「只管打坐」て前に書いたけど、技をかける人かけられる人両者とも自分というモノをすっからかんにして、ただの肉体という管(くだ)=パイプにする。そのパイプを大いなる力、自然・万物のエネルギーを通り抜ける、というのが合気道なんだと理解した。
かたや能も、自分の肉体を貸してあげるという感じ。自分は単なる肉体で、役が憑依して演じてる。だからああいうスローで操り人形的な動きなんだよな。しかも能面で感情をわざと見えないようにしてる。TVていう「箱の中」だから余計に操り人形ぽく見えるんだよ。能にちょと興味が湧いた。ちょとだけど。
能の演者も合気道の人もただのアンテナ。アンテナである肉体が大いなる自然のエネルギーを受信する。番組内で内田せんせーも言ってたけど、昔から伝わってきてるモノて伝統芸能でも武道でも、たぶん全て同じ。