過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
ムダなコトは1つもない。未来とは「今」の連続である。

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 ◇最新本◇  今年(といっても2021年だけど、、)読んだ本。後編 

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 ◇最新グッズ◇  『靴箱→ファイルボックスへトランスフォーム!』 

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ほぼ日手帳コピー大賞 敗者の弁(笑)。その3

書き始めたら一気に書くコトになるだろうと思い、まとまった時間が確保できるまで書くのは控えてたのだけど、やっとその時間ができたので書くコトにする。まったくのドシロウトの考えなのでさら〜っと流す感じで読んでくらはい。
受賞作を見てもらった方がハナシが早いので↓↓↓
http://www.1101.com/techo_copy/result.html
まずは入賞作について。「忘れ物〜」はたぶん定型的なコピー、という感じがする。「へって」「ふえた」という反対の言葉をもってくるというね。「忘れ物」「思い出」という「記憶」にまつわる言葉を使ったり、全体的にそんなに意表をついた言葉が使われてるワケでもない。
もうひとつの「じぶん〜」については、ワタクシはおしいトコロまで行ってたと思う。その2に書いたボツコピー「ほぼ日じぶん手帳」て、ほら!おしいでしょ?「じぶん」をひらがなにするのもズバリだし。そもそも手帳というモノはパーソナルなモノだから、コピーにするには「じぶん」「手帳」に、あと何を加えるか?ココの問題だったんだよね。もう1歩このコピーを推してけば、考えを深めれば、、ていうのが悔やまれるトコロではあるな。両方とも背中は見えてた感じはする。
特別賞。コレはちょっとどうなんだろ?たぶんハガキがわぁーっとたくさんある中で「長州力」てのが異彩を放ってたんだろうけど、個人名てどうなんだろな?「長州力」というあの外見でありイメージありきな気がするし、もし「長州力」がいなかったら成り立たないんだろうし、知らなかったら意味が通じにくいし、国内だけだろうし、、。そもそも長州さんてちょとメンドくさい人だよ(笑)。「オレの名前だすなら、こっちの方は考えてるんだろうな?」とか言いそう(笑)。でも糸井さんがOKなんだとしたら、そのへんのさじ加減が分からないんだよなぁー。たぶん受賞した人と糸井さんの間で感覚的なモノが通じたてコトなんだろうけど。実際にコピーとして使うというコトを考えると、個人名だしたら許可とかいろいろあるだろうから書かなそうなトコロをあえて踏み越えてきた感じが少々反則な気も、、。まー5カウント以内なら許されるんだけどな、プロレスなら(笑)。「長州さん」じゃなければ、何に置き換えが可能かな。あとは視点とかコピーの言い回し自体はなんか「プロ」な感じ、プロ臭がする。におうぞ、ていう。シロウトにはこういうコピーは書けないと思う。
そして大賞というか金賞。コレもワタクシ的には反則だよ。だって「好き」て!言っちゃった!て感じ。やっぱり受賞者は女性。コレ男には書けませぬ。男でも中性的な基準というか視点というかセンスがあるなら、こういうのも書けるカモしれないけど。女性だから「好き」て言えちゃう。そう思う。ドシロウトのワタクシなら、「好き」と言わずに「好き」を表現できたら、というマワリクドイ感じ、間接的な感じにすると思う。だからワタクシは「持っていたから、出会えた人がいる。」どまり。ソコの一線踏み越えた感が「レベルがちがうなぁ〜」という感じだ。コレは踏み越えられない性差で負けた。
このコピーだと、もはや形骸化したバレンタインチョコに代わって、という新たな意味が手帳に加わるコトになる。チョコよりは若干お値段がはるモノだし、アクセサリーや花束じゃ重いとか距離が近すぎるという場合でも、手帳なら距離感的にもいいチョイスカモしれない。大人なバレンタインという気もする。もちろんプレゼントにもいい。「手帳をすすめてくれた人は、あなたになんらかの好意を持ってる」。手帳が気持ちを代弁してくれるワケだ。なにも恋愛感情だけじゃなくても、感謝の気持ちとか、普段は言えない相手への好意を、自分が言えない代わりに「コピーに代弁してもらってる」というコトになり、そういう意味では時として単刀直入に「好き」とした方が良い場合もあるんだなぁ、と思った。
今回思ったのは、「仕事のように」というコトでもやっぱり「仕事」ではないなぁ、と。あくまで気持ちの部分で、本気で、てコトについてであって。
ドシロウトの想像でしかないけど、仕事だとすると、依頼者と「こういうコピーにしましょう」とかいろいろすり合わせがあると思うんだよ。「ココをこうしましょう」とかダメ出し、修正かなんかあったりして。そういうやりとりがあるはず。でも今回はあくまで「コンテスト」だからね。コンテストだから一発勝負でしかないんだよ。ソコが「仕事」とはちがうと思う。依頼者(今回の場合は「ほぼ日」であり糸井さん)の求めるモノをさぐるやりとりができない。糸井さんの過去の作品やほぼ日での発言などから「このくらい」というのを察するしかない。
たぶん、客観的に見ても、「持っていたから、出会えた人がいる。」はそんなに悪くはないと思う。金賞作品と方向性も似てるしね。ただ「好き」か「出会えた」で言うなら「好き」の方がより直接的。ソレと「人に薦める」ていう視点が思いつかなかったな。
お客さんの求める「おいしさ」とこちらが提供する「おいしさ」がばっちり合えばいいけど。口に合うか合わないかだもんね。しょっぱい方がいいのか、辛くした方がいいのか、変化球な方がいいのか、直球な方がいいのか、ソコらへんはグラデーションがあるだろうし。そのへんのさじ加減が分からないなぁーう〜んというのが、今回の悩みドコロだったな。
もっと長くなる予定だったけど、意外と短く済んじゃったな。