『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を観にいった。(ネタバレあり) その2
今作『Q』では、ミサトやリツコ、アスカは「ヴィレ」という反NERVのレジスタンス組織を立ち上げて、ヴィレ対NERVの構図になってる。
「ヴィレ」てスペルはVILLEなんだっけ?ワタクシはこの「ヴィレ」という名の語源は「LIVE」(=生)のアナグラムだと解釈するんだよな。
NERVてのは、実は碇ゲンドウの人類補完計画を実行する組織だというコトをミサトたちは知った。たぶん今までの使徒とかもゲンドウの計画の一部だというコトも知ったのだろうと思われる。
人類補完計画というのは、バラバラの「個」を1つの生命体というか「ひとつ」に還元・収斂させようというプランであって、ゲンドウからしたら初号機に取り込まれた彼の妻ユイを取り戻したい・彼女の元へ行きたいという彼個人の欲望が源なんだけど、ミサトたちはそんな彼の個人的な計画の道連れに巻き込まれたくない、「個」を失いたくないというコトから、「個」の生=VILLEを立ち上げたんだと思う。
NERV=「個」の消失・死、VILLE=「個」の生
という対立構図で、シンジはこの間をさまよい歩く、というのが『Q』の、またはTV版のエヴァンゲリオンから今作『Q』まで通して表現されてる。この1人の人間であり少年であるシンジの生と死のさまよいこそがエヴァンゲリオンである。
あー、ヴィレてWILLE=ドイツ語で「意志」なんだってさ。今キーワードリンク貼られてたから見たわ。ふーん。でもワタクシの解釈の方がいいよね(笑)。てかあながち間違いじゃないでしょ。
時間となったので、その3へつづく