「生きるコト」はもっと自由になれる。その1
スモールハウス 3坪で手に入れるシンプルで自由な生き方 (DO BOOKS) 高村 友也 同文館出版 2012-08-29 売り上げランキング : 7197 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
では、張り切ってどうぞ〜!
というコトでバトンを渡されたかたことです。よろしゅうたのんま。
今回のやぎ本は「本」の紹介でもあるんですけど、タイトルのように「生きるコトてもっと自由でもいいんじゃない?」てなコトを書いていきたいと思いやす。そのテーマに沿いながらの本の紹介、とこういう形になる予定。とは言うモノのまだ頭の中ではまとまってないので、ダラダラと書きながらというスタイルでごじゃります。おそらくロングランになると思われるので、テキトーにお付き合いのホドを。じゃハリきって、ダラダラと書きやす〜。
さて、今回の本は『スモールハウス』という3坪ぐらいの、専有面積10平方メートルぐらいの家をいくつか紹介してる本で、まぁ3坪つったら畳6畳ぐらいなモノで。そういう一般的に言えば非常に小さい部類の家に、実際人が生活している。「そんな小さい家で快適に暮らせるの?」という疑問が湧くと思うけど、そんな小さい家なので、ヒジョーに機能的に作られてて、まず見た目は立派な、まさしく「家」そのもの。いわゆる一般的な大きさの家をギュっと圧縮したような、縮小したような、そんな感じの外観で、大抵は1階がキッチンや書斎的なスペースがあって、かけられたハシゴで屋根裏に上がると、ソコがロフトになってて寝るスペース、という間取り。
この本で紹介されてる家は全て持ち主のセルフビルドによって作られてる。小さい家のメリットにはソレがある。自分で作ってるので、家のコトの全てを把握できてる。ドコに何があるとかどういう構造だとか、自分で作ってるから当然。というコトは自分で修理もできる。なんだったら増改築も容易にできる、とそういうワケ。一般的な家じゃまず考えられない。自分ちがどういう構造になってるかとか知らないし。そう、ワタクシたちは自分が生活する家のコトをあまりに知らなさすぎる。この本を読んでると、まずソコが浮かび上がってくる。
他人に委ねてばかりの生活。
ソコから脱した人たちの生活。
完全に現在の資本主義経済というかシステムから抜け出すのは不可能に近いので、ソレを完全に否定するのではなく、ある部分は利用しながら、現在のように「ムダがムダを生み出す」という過剰なサイクルから「足るを知る」的な等身大の生活へ(電力に限らず全ての)、エネルギー消費を減らす方向へ。別にソレは「エコノミー」的なガマンを強いられるストイックな生活ではなく「必要かつ十分」という生活です。
この本の筆者もつい最近まで自分で家を作り生活してたようで(近況は筆者のブログで分かります。現在はシェアハウスで生活されてるよう)、なんと10万円で作ったとのコト。まーでも本に載ってるスモールハウスたちより「ソレなり」の外観だけどね。でもようは暑さ寒さと雨がしのげればいいと、家に求めるモノが最小ならこういう暮らしも可能だというコトで、筆者はソレを実践してみせたワケだ。
「やぎ本」でも家の本を紹介してたりするけど、ワタクシはもともと小さい家とか狭小住宅に興味があって、興味があるから本屋でこの本を見かけた時手に取ってみたワケだけど、だからあんまりこういったスモールハウスに抵抗は無いんだよね。かえって広い家とか「そんな広くてもしょうがない」「掃除が大変」と思っちゃうし。「衣装ケース6ヶで足りるぐらいのモノの量」みたいなコトを前に書いたけど、ソレに後机とイスとTVと録画できるやつ(ビデオでもレコーダーでも)とPCがあればいいから、物量だけで考えてみればスモールハウスでも十分収まるんじゃないか、と。
どっか小田舎の安い土地を買って(借りてもいいけど)、原チャリで牽引できる長さ4m×幅2m×高さ3mの範囲のスモールハウスをセルフビルドして。4畳半ぐらいなのかな?トイレ兼シャワールームを作るとなると実質3畳(+ロフト)ぐらいがフリースペースなのかな。もう少し荷物をダイエットするか、外に置けるモノはできるだけ外に置けばなんとかなるかな。
一般的な家はライフラインと家賃が固定費になるから、ソコをできるだけ安く抑える方向で考える。土地持ちセルフビルドの家だから家賃は¥0。電気は太陽電池(で足りるだけの電力消費)、水は生活用水は雨水(飲料水はミネラルウォーターを買ってもいい)、コンポストトイレ。なにも田舎=自給自足でなきゃならない決まりはない。食べ物は購入。よって支出は基本食費のみ。ちなみに筆者は月2万の支出で済んでるとのコト。そうなると「たまのバイト」でコト足りる。「働き方」が変わります。
その2につづく