長〜いえぴろーぐ。その２

ワタクシと父親が九州に移り住む場合。東京で友達も頼れそうな人もいない状態で父親の面倒をみるよりも、九州に住んだほうがとりあえずは父親の兄弟や親戚がまわりにいるからその分気持ち的に安心できるというのはある。コレはワタクシも父親も、だ。
友達とか知り合いといってもプライベートまでは踏み込めない。ソレはお互いにそうである。せいぜいが話を聞いてもらう程度のコトだ（ソレでも聞いてもらえるだけでもありがたいだろうけど）。事情もよくわからなければ、父親の性格的な詳しいコトも知らないから具体的なアドバイスもムズかしい。ソレよりもまだ兄弟のほうがより親身になってもらえそうではある。でも「兄弟」というコトは、ようは「ソレなりにお互い年を取ってる」というコトだ。上は７０代から下は６０代まで。まだ今はいい。でもコレが５年１０年経ってどうか。

家がとなり同士とかひとつ屋根の下に住んでるとかならまだしも、いくら九州に移り住むとはいえ、向こうにいる兄弟たちもある程度離れて住んでいる。とはいえ東京よりは物理的に近くなるから、たまに様子を見に行ったりという行き来はできる。だけどコレから年を取るにつれ、だんだんお互い行き来がおっくうになるのではないだろうか。で、結局電話で済ませると。ソレなら東京も九州も物理的な距離は関係なくなる。

ようするに向こうに行っても老老介護になるワケで、お互い面倒みるコトができなくなる可能性もある。ソレにいくら向こうに兄弟がいるといっても、ワタクシが働いてる間、彼らに四十六時中頼むワケにもいかない。彼らが時間のあるとき、彼らのタイミングでお願いするしかないワケで、そうなるとソレは「サブ扱い」せざるをえない。「メイン」はやはりプロに頼むという形になる。メインのソレがあって、要所要所で兄弟に頼む。そういう形になるだろう。
で、ワタクシも九州で新たに仕事を探さなければならないし、向こうに移り住むとしたらある程度まとまった資金が必要になる。ソレはこっちでこのまま生活を続けるよりも余計に追加される負担だ。ただし移り住んでしまえば、日々の生活がしやすいか、というのは多少はありそう。物価はソレほど差はなさそうだけど、やはり人件費やら土地代は安いだろうから、トータルで見れば東京よりは生活費はかからないカモしれない。ソコは調べなければ分からないけど。
そして施設のコトを考えてみると、人は東京よりは少ないだろうけど、施設や介護する人もこっちよりは少ないカモしれない。でも東京だとすんなり施設に入居できるかどうかムズかしいのカモしれない。ソコも調べる必要はある。

ちなみに生活費や施設の状況は自分が年を取ったときにも関わってくる。東京がいいか九州がいいか。九州のほうがいくらか施設に入居はしやすそうではあるが、まだ何十年か先の話なので何とも言えない。そのときの状況があるだろうから。ワタクシはヒトリモノなので、このまんまで行くとしたら、ある程度の歳になったら自ら施設に入るような形にするかなとは考えてはいる。お笑いの爆笑問題の大田氏と奥さんがそのような考えと何かで知ったので、ワタクシもソレを採用しようと思った。子供がいない人はこういう形がいいのではないだろうか。または老老介護をしてたけど、片方がいなくなって１人になったときなど、子供と同居する形もあれば施設に入る形もある。いずれにしろある程度まとまった資金が必要ではあるので、貯金は必要だ。

そしてお墓の話も出てくる。ワタクシと父親２人で九州に移り住めば、向こうのお墓に入れば済むワケだから何の問題もないが、東京でこのまま生活し続けるとなると、向こうのお墓に入ってしまうとするなら、お墓参りが容易ではない。今回のようなちょっとした時間とお金と手間が必要になってくる。なので父親も自分のコトは自分でというかこっちはこっちで別で、自分の始末を考えてる。こっちだとたしかに立派なお墓はないけど、ワタクシが向こうに行くよりは気軽にお墓を参れるというのがある。
つづく