過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
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勝利以上のモノを手に入れた日本サッカー。

昨日の朝、目が覚めて「よくやったよ。しょうがないか」という空気を感じ取り「日本が負けた」コトを知った。「あ、負けたんだな」と。デンマーク戦の時もそうだった。目が覚めたらなんとなく空気が高揚してるのだ。明るい、日本中が喜んでるようなそういう雰囲気が空気に乗って伝わる。何を言ってるのかというと、ワタクシは昨日のパラグアイ戦は前半だけ観て寝てしまったので、朝起きた時点では当然のコトながら結果を知らない。デンマーク戦は深夜から早朝にかけてなのでまったく観てなかった。でもあるんだね。空気で伝わる・知るてのが。コレが風の噂てヤツなのだな。で録画はしといたので観たと。
しかしう〜ん残念!残念だけど決して駒野選手のせいではない。PKなんてのは巡り合わせでしかないのだから、誰だってああなる可能性はありえるのだ。おそらくピッチに立ってたベンチに居た日本選手、相手のパラグアイ選手でさえも駒野選手の気持ちは痛いほど解っただろう。でも、ソレでも悔しいと思うのなら4年後にリベンジを果たせ。ソレでしか解消はされないだろう。決して自分の中の時間を止めるな!と言いたい。
トーナメントというのは最終的に1つのチームしか勝てない。あとは全て負ける。ただ日本の場合、その負け方が良かった。いや、「負け方」と書くとまるで負けるために試合をしてるような表現になるのでもちろんそうではなく、攻めに攻めて、勝ちに行ってソレでも相手が上回った、という負け方だ。あそこまでやったならまぁしょうがないか、と諦めもつく負け方。決勝トーナメント、パラグアイを相手に一進一退の攻防で互角に戦って、延長戦→PKまでもつれこんで、まさに完全燃焼だ。
内容も良かった。何度もパラグアイに攻め込まれてヤバい場面もあったけど、逆に日本が攻め込んでやり返す場面も何度もあった。なんといっても今大会で日本はW杯前まで見えなかった攻めの姿勢を存分に見せたのが希望が持てる。世界を相手にアレだけ熱い試合ができるんじゃないか!と誰もが思ったに違いない。監督の決断も効果的に働いた。
ワタクシは今回のW杯、日本にあらゆるモノが有利に働いたと思っている。今から思い返せば初戦がカメルーンだったコトも結果的に良かったのだ。あそこで勝つコトによって弾みをつけた。初戦が大事!とはよく言ったモノだ。逆にアレで負けてたらズルズルと1勝もできず、日本は世界に通用しない、と最悪の負け方、明日に希望が持てない負け方で終わってだろう。ソレ以前に「あーやっぱり」で終わってた。4年後もクソも無い。あそこで勝った、そのコトがまず1つある。初戦で勝てたからこそ次のオランダ戦でも勝利は望めないまでもあそこまで健闘できたのだ。そしてデンマーク戦。勝ち点3をゲットしてるから精神的な余裕がデンマークりあるにもかかわらず攻めの姿勢をより強めて、よりアグレッシヴに、より貪欲に点を取りに行った。非常にいい流れでパラグアイ戦までつなげた。
あの無回転ボール&高地という状況も日本には有利に働いたと思う。ボールがブレるからこそ、日本は逆にそのボール特性を利用した攻めができた、すなわちシュートをたくさん打てた、と思ってる。普段なら遠くの位置でも、シュートをキーパーがキャッチミスする可能性が高かったからだ。そのこぼれたトコロを狙う手もある。だから果敢にシュートを打ってけばいいと。逆にパスが思うようにつながらなかったりというミスもあったけど、日本は致命的なミスはしなかった。ソレにはGK川島選手の大活躍、スーパーセーブ連発!もある。当初代表表出で川島選手のコトを知らなかったので「どーなの?」と思ってたけど、今回十分以上に役目を果たしてくれた。
日本は目に見えるモノ、意識してるコト以上にひらめきや高地特有の空気抵抗の少なさ等目に見えないモノを総動員して戦った気がする。だから予想以上の力を選手たちが出したように見えた。一見するとマイナスな要因すらも日本はある意味味方につけて戦ったのだ。だからパラグアイ戦までは良い流れで来れたのだ。パラグアイ戦も+αの部分は今まで同様機能してた。けどもソレでもパラグアイと互角の勝負というコト。世界のプレーを見るとまだ世界はもう1つ2つ先にある、というのも正直感じたトコロだ。課題としては「攻め」なのだろう。
日本は守りを、ガードをガッチリ固めて少ないチャンスを、勝機を逃さず攻めたに過ぎない。ようは受身だ。コレを自分から先手で攻めるようにしなければならない。攻めの形だ。ワタクシは思うのだけど、日本は今まで攻めの姿勢をなかなか見せなく、今回シフトを変えたコトでやっと攻めの姿勢が見えてきた。だから「攻め」の日にちが浅いワケだ。まだまだ武器が足りない。今回はガードを固めたから勝てたようなモノだ。世界のトップクラスを見ると、ボールのキープ力だったりスピードだったり。ソレが必要。
ソレには本田選手の言うように、4年後のブラジル大会で主力になるであろう、今の若手がこの大会を機会にもっと海外で経験を積む、そうしないとダメなんだとワタクシも思う。「もっと世界を経験しろ!」と。本田選手自身ロシアのチームに所属してるから身を持って判ってるコトだろうし、その点で余計にジリジリした気持ちがあるのだろう。
でもそんな選手にとって今大会、W杯は絶好のアピールの場だ。早くも本田選手には海外のチームからオファーが殺到してるらしい。他の日本の選手もそうだろう。そうやって世界に羽ばたいて経験した選手が4年後、ブラジルで戦う。ソレが日本にとっての希望だ。
駒野選手のPKを見て、うなだれた本田選手の姿を見て、後に続こうと思った未来の選手もいるカモしれない。いや、いてほしい。やってる選手が夢を持たなければ、観る人が夢なんか持たないのだ。
今までは甘く見られてたのだ。世界から相手にされてなかったのだ。でもコレからは日本の国民も期待を持って見るだろう。世界に注目されるだろうし徹底的にマークもされるだろう。見る目が変わるというコトだ。しかしソレだけ日本が脅威になったというコトだ。
4年後は真っ向勝負だ。