過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
ムダなコトは1つもない。未来とは「今」の連続である。

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 ◇最新本◇  今年(といっても2021年だけど、、)読んだ本。後編 

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 ◇最新グッズ◇  『靴箱→ファイルボックスへトランスフォーム!』 

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ひらめきについて。その2

走馬灯なんてのも、アレはまさに己の「生」が揺らいで「死」に近づいてるから起きる現象だろう。生命が脅かされた状態にあるから、普段は肉体の各部に割いてるリソースを優先順位的に生命維持のために多く割いてる、というコトなんだと思う。でも、生死を境をさまよってる状態なのだから、意識の支配も薄くなり、無意識の領域の情報(記憶、思い出)がランダムに映像として漏れ出る。
走馬灯を経験したコトはもちろんないけど、たぶんこの延長上にあるんだろうという似たようなコトは経験しており、以前にも書いたコトはあるのだけど、「スケートで滑って転ぶ」というのも死なないまでも怪我をする可能性はあるのだから、やはり危険性があると身体は判断する。転ぶ瞬間にまるで時間がゆっくり経過するような感じになる。「時間がゆっくり」というよりは「自分の思考速度が速くなる」と表現した方が適切だと思うけど、アレなんかはまさに思考にリソースが割かれてるのだと思う。
とにかく今の転んでる状況をなんとかしなさいと、身体の筋肉が脳の命令を待ってるかのように、とにかく一刻も早くと脳の命令を待ってる。しかし常人(もちろんワタクシも含め)は脳で考えたコトが各部の筋肉に伝達して身体が動くまで、いわゆる反応速度は1秒はかかるだろう。よって転ぶ瞬間「ああこのままだと転ぶしかないなー、間に合いそうにないなー」など、ワタクシは0.3秒で1思考だと思ってるんだけど、1秒間なら3つぐらいのコトは考えるコトはできる。けど身体は動かない間に合わない。ソコで切り替えて「しかたないから派手に転がろう転がるしかない派手に転がって受け身を取ろう点じゃなくて面で受けよう」というような「転び」の用意に考えを切り替えて、大袈裟に転ぶ。ごろごろごろ〜ん。ハタから見れば派手に転んでる方が痛そうに思えるだろうけど、実は見た目より痛くないモノなのである。
どうしたって人が動くのは脳から命令→運動という順番なのだから、身体の反応速度を少しでも速めるためにアスリートたちは鍛錬をしている。
アスリートが出てきたから丁度いいけど、よく緊張して本番で力が出ない、なんてのもアレも結局は意識が過剰だから(執着しすぎ)身体に力が入りすぎて動かない。意識をあまりしないで(緩めて=弛緩、リラックス)できるだけ平常心でいる方が普段のパフォーマンスができる。
そして一流アスリート、とくにマラソン選手で言えば分かりやすいカモしれないけど、高地で走りこみの練習をしたり、肉体や臓器(肺、心臓など)を鍛えている。鍛えるというのは身体に負担の無いレベルならいいのカモしれないけど、一流アスリートは「酷使」してる、「消耗」してると言える。「命を削ってる」と表現もできそうだ。普通にしていれば長くもつ肉体の寿命を縮めてる。己のパフォーマンスを過剰に向上させるというコトは、「生」を保ちつつも「死」ににじり寄る行為、であって、生き切るというのは同時に死に近づく、というコトなのだと思う。
火事場のバカ力なんてその最たるモノで、アレは普段の自分以上のポテンシャルが出力してしまうから(生命維持、防衛本能の発揮)、あとで筋肉を痛めてたり断裂してたりというコトに気づくコトがあるという。普段は肉体を壊さないように力を加減してるが、意識の支配から逃れた状態だと肉体を破壊してしまう。ワタクシたちは意識がコントロールしてるから生きていられる。リミッターが利いてるのだ。生きるというコトに執着してるから、現在生きてるコトを100%疑うコトなく信じてるから、生が揺らがず安定している。
生きるというのは、常に死が背中合わせにあるというコトだ。むしろワタクシたちが思ってるほど境なんか無いのカモしれない。ワタクシたちの生(生きる、意識、執着)が揺らいでる状態の時に、普段使われてない能力(脳の部分、もしくは意識の支配の薄れによる無意識領域の情報流入)を発揮する。
書いてるウチにワケわかんなくなってきたけど(笑)なんとか着地しよう。
「ひらめき」に戻れば、ようはいくら力こめて考えに考えたってアイデアは湧いてこないのである。そうやってガチガチにこねくり回して考えたアイデアはどうせ大したモンじゃない可能性が高い。そういう筋肉仕事、根性論じゃないのだから。絡まる鎖を力づくで引きちぎろうとするのではなく、逆に脱力して絡まる鎖を緩める。むしろそうして考えに考えた後、頭の筋肉をフっと緩めてリラックスさせた時にこそ、無意識の領域の情報が漏れ出てくる、というワケだ。
つづく。