やっぱり喫茶店のオヤジ。
昨日書いた他人との距離の取り方。そういえばワタクシがカフェをやりたい、お店をやりたい理由がソレだったコトを改めて思いだした。前にも書いたけどね。
ワタクシは人見知りなので(後天的な)、初対面の人を前にすると緊張してしまう。相手もその時点ではまだココロを開いていないし、お互いサグリサグリなワケだけど、コレが間に「お店」という装置があれば、ワタクシはお店の人としてお客さんを受け入れ、お客さんはお客さんで「店のサービスを受けるのが当然」ぐらいの気持ちでお店に入ってくれる。こちらもお店の人として素直に対応できる。自然な流れだ。「お店」というモノが間に入るだけでグっと距離が縮まる。ワタクシも「してあげたい」派だから(コレは昔から)赤の他人同士がやったらオカしいコトでも、ソコが「お店」というだけで「自然」になる。ワタクシは基本ウェルカムな(「人見知り」とは矛盾するけど)姿勢なんだけど、相手もそうとは限らない。
コレは何も「お店」じゃなくてもペットの散歩とかも同じコトだ。お客さんはワタクシに興味があるのではなく「お店の何か」に興味がある。ソレきっかけでワタクシと話したりする。ペットの散歩も、犬が好きな人がワンちゃんに興味を持って近づく。そのワンちゃんきっかけで飼い主の人と話す。だからワタクシも厳密にいえば「お店」である必要はない。何かもっと適切なモノがあればソレでいい。ただ自分が「できるコト」や「生活の糧」「コーヒーや本が好き」などと組み合わせて考えた時に「カフェとか喫茶店が最適」と答えが出たまでで、別にコーヒーとか生活の糧を除いても他人と自然な距離を取れればソレでいい。
でもやっぱり喫茶店のオヤジがやりたいかな。まぁいつか、ゆくゆくはやれたらいいね。その喫茶店でカウンターをはさんで、お客さん同士のする会話を、聞いてないフリしながら聞いてるような傍観者でいたい。そしてもし聞きたい人がいれば、この公開ヒトリゴトに書いてるようなコトをグダグダと語るのだ。