草食な時代のつづき。
例えば「親」と「子」というのも価値観が違う。まだ子供が幼いうちは別として、子供がある程度育てば親はあまり自分の価値観を子供に押し付け過ぎない方がいいように思う。子供には子供の考えがあるし視点があるし子供が属してる社会(学校とかね)がある。親の自分の価値観が時代に合ってない可能性もあるのだから。
当時は「革新的な気づき」としてもやがて一般化され、そのうち大衆商業音楽なんかで繰り返し歌われるようになったりして、使い古された決まり文句になったりもする。いずれは常識レベルまで落とし込まれる。さらにその常識でさえ上書きされバージョンアップされたモノになってる時代になってるのカモしれない。
「サラリーマンはぁ〜気楽な稼業と来たモンだ!」と40年前は歌われたけど、ソレもその20年後には「決められたレールに乗りたくない」となり、そのまた20年経った今となっては「そのレールにこぞって、誰もが進んで乗りたい!」というような保守安定志向。公務員なんて今や憧れの職業だろう。高度成長から先の見えない時代への変化。時代は変わるのだから、いつまでも自分の価値観が通用するとは限らない。
よって親の考えをそのままアドバイスするのではなくて、子供の価値観と自分の価値観を照らし合わせて、今の時代でも通用するならそのままアドバイスもできるし、ちょっと今の時代に合わせてアレンジしてアドバイスしたりすればいい。単刀直入に「お母さんはこう思うけど、どう?」とか子供の意見を聞く→照合、という1クッション置くのがいいと思うな。子供の自主性を尊重する、というね。
いや、ソレができなくて一方的に自分の考えを押し付ける人てケッコーいると思うよ。スクランブル交差点みたいなモノで、誰も気にしないでまっすぐ歩こうとするとガツガツ人にぶつかる。「我を通す」てそういうコトだよね。で、自分の言い分が通らないとまわりにハラが立ってくる。愚痴も言いたくなる。やたら攻撃的になるのよね。で、結局自分のしたコトで自分が勝手にイラついている。人にブツからないようによけながら歩けばいいのに。ハラも立てずに済むのに。自分の考えを通そうとするから、ハラが立ってくるのよ。「なんで分かってくれないのー!」とか。
なんか話がだんだんズレてきちゃったような気がするけど、今さっき某都知事がTVで「オレ、ダザイオサムて大っ嫌いなんだよな」だって。分かる気がするわ!(笑)あの人はおもっきし肉食系だろし。なんせ「NO!」てハッキリ言いたい人なんだから。時代だなー。もろ高度成長肉食系だわ。生誕100周年とか映画てのもあるだろうけど、今流行ってるしね太宰。時代の気分なんだろうね。あの人も草食と言えば草食でしょ。元祖みたいな。象徴みたいな存在なのかな。
まぁどちらかというと西洋的なモノより東洋的な、宗教で言えば「仏教寄り」な時代に変わってきてるんじゃないの。全般的にね。