過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
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 ◇最新グッズ◇  『靴箱→ファイルボックスへトランスフォーム!』 

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バンブー/マウンテン たむらぱん

バンブー/マウンテン
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田村歩美 たむらぱん

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いいすね、たむらぱんたむらぱんの初めの印象は、雑誌にイラストを描いてるのを時折見たり、着ぐるみをかぶったりしたビジュアル的なトコロとかちょっとはフックしてはいたんだけど、個人的には彼女の描くイラストは正直あまり好みの方向ではないし、「ちょっと売れない人がいろいろ手を出してガンバっちゃってる」みたいな印象でしかなかった。で、ワタクシはもともと漫画の『バカ姉弟』が好きで、『バカ姉弟』が『ご姉弟物語』となってアニメ化され、そのOP曲として今回の『マウンテン』の歌詞を見た時「あー、この人なかなかいい歌うたうんだなぁー」と。ソコから彼女への認識が変わり興味も湧いた。
自分の好みかどうかは置いといて、ともかく彼女の「何かを自分でクリエイトしていこう」という意思は意気に感じる。ソレが響いたのである。昔のリバイバルとかカヴァーとかどーでもいいコンピレーションアルバムとか過去の作品の使い回しがハビこる商業音楽の中で、こういう「自分でオリジナルを生み出そう」としてる人は、今の時代なかなか貴重な存在だ。
可愛らしいルックス(かなりSサイズな人です)でありイメージとはウラハラに、彼女の書く歌詞は意外と「人生系」なのである。ホレタハレタの歌より人生系の方がよっぽどいい。だいたいホレタハレタを歌って恥ずかしくないのか?聴いてるこっちがハズカシイ、、と思うがまーソレはいい。
ソレは置いといて、『マウンテン』も歌詞は人生系。人生を山に見立てて「険しいけど登ろうよ」と軽快に歌ってる。メロディーも山を登り降りするようにウネウネしてる。「人生系をコミカルに軽快に歌う」というトコロがワタクシには新しく、ソコがたむらぱんの持ち味なのカモしれない。彼女のビジュアルとかイメージがプラスに働いてる。
登ろろろ〜とか山びこみたいなわーわーわーとか子供も口に出して歌いたくなるような歌だよね。アニメでは1番だけだけど、フルだとなんか「洗練されてないなー」ていう、思いつきをそのままメロディーラインにしてしまったような聴きづらいパートもあるんだけど、実はソコも口に出して歌うと思いのほか楽しいコトに気づく。「歌って楽しい」歌だ。
他人が見た自分のイメージと自分の内面世界とがちょうどいいバランスで融合・高いレベルで結実したのが今回のCDなんじゃないかと思う。漫画『バカ姉弟』の持つユーモアであり哲学的な部分と非常にマッチするのだ。『ご姉弟物語』になってちょっと漫画の哲学的な部分は薄れちゃったけどね。でもこの人しかありえないなー、他に思い浮かばない。ソレくらい『ご姉弟物語』とたむらぱんという組み合わせはワタクシにとっては絶妙だ。つづく