フレームの外の世界。
木曜のシモキタ。王将の前の道路で何やら撮影をしてる。たくさんのやじうまがざわざわ状態。「止まらないで下さ〜い!」のスタッフの声。「う〜む撮影隊というのは何十人と人が必要なんだな」「カメラのフレームの外にはこんなに人がいるのか」。誰が出てるのかはあまり興味がなかったが、撮影そのものに興味があったので時間もあるし少し見てくコトにする。
しばらくすると誰かヒョロっとした男が出てきた。彼の頭上には例の灰色の集音マイクがかざされ、何やらヒョロヒョロと走ってる演技をする男。リハーサルのようだ。彼が俳優らしいのだがイマイチ誰なのか分からない。誰なのか分かったやじうまからは「キャー、、」とボリューム抑え目気味の(撮影中なのでね)黄色い声。「マツケン、、」という声が聞こえ「あー」と思う。「マツケン」てサンバじゃないんだから。アバレンボウ方面じゃないんだからその略し方はどうなの。
「本番!」という声がし、マツケンはまたヒョロヒョロ走って撮影が終わる。しかしオーラねぇ〜なぁ〜(笑)。「かっこいい〜!」て声も聞こえるけどどこがぁ〜?そばを通ったけどなんか顔もロバみたいだし(ネタミではない:笑)。カラダがヒョロとしてて顔がロバなんだよ。やっぱ俳優さんていうのは顔はインパクトがあるツクリじゃなきゃ、なんだろうな。顔も地味だったらダメだわな。
でもこういうオーラが無い俳優さんていうのが逆にいいのカモしれない。無色透明というか求められる役に染まるというか。ソレが彼の持ち味なんだろうな。意外に俳優さん女優さんていうのは、もちろん人にもよるだろうけど普段は地味なのカモしれない。そういう人がカメラのフレームにハマると何やら魔法がかかるというか。作る側の加工とか持っていき方とかで変わってくる部分も多々あるんだろう。そういう加工編集されたモノを我々視聴側は見たり受け取ったりしてるというワケだ。