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食の安全について。

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アマゾンに画像がないんだけど、ワタクシは『cafe−sweets』という雑誌を毎月読んでて、今月号(7月5日発売)のオーガニック料理の店特集。毎月こう、「来月号の特集は、、」みたいな予告が書いてあるワケ。で、今月は「オーガニック」というコトを知って「あんまオモシロくなさそ」と、思ってたんだけど見てみたらケッコー良かった。
なんかイメージ的にちょこっとづつ惣菜が一皿に盛られて、しかもソレがあんまり美味しそうじゃない。いわゆるこういうオーガニックモノにケッコー「ありがち」な料理、の特集をイメージしてたんだけど、今月載ってたヤツはかなり「美味しそう」と思う料理もあった。
極私的な考えだけど、まず料理て「美味しそう!」て思えないとて思う。いくらカラダに良いとかカロリー低い、美容に良いとかいっても、見た目が美味しそうじゃなければ、ソレは「薬」になっちゃうじゃない。ガンバってはいるんだろうけど、正直食欲をそそらないていう。たしかに「医食同源」て言葉はあるけどね。でもアレだって、もともとの料理は見た目美味しそうに作ってあるはずだし。
でも今月号に載ってた料理は目に入った瞬間「美味しそう!」と。普通に「食べてみたい!」と。で、次に「あ、コレオーガニックモノなんだった」と。「へぇ〜」と、こうなる。後で気付かされるてね。何も知らずに食べて美味しかった→コレ健康にいいんだよと知らされる→へぇ〜そうなの?!。こういう順番がいいと思うんだよな。
まだ出だしの頃はそういうなんかあんまり食べたくなさげのと、逆におしゃれ過ぎてエッジが効き過ぎて「ファッション化」してるモノの2種、て感じだったけど、やっと普通に旨そうなのが出てきた感じだな。第2段階に突入した感じだね。

ちょっと話変わって、いわゆるオーガニックの野菜なり食材てのは「高い」と。ま、そういうコトだけど、コレはしょうがないよね。てかね、普通に市場に出回ってるモノが安い、安すぎるとも言えるんだよね、どうも。
漫画『美味しんぼ』の作者の本を読んだんだけど、サンマあるでしょ。サンマは昔はもっと脂がのってて肉厚で身が太くてウマかったと。今のは脂もなくて身が細いと。ソレは脂がのる前に早くから獲ってしまうから。結局漁師さんや漁業の人は漁獲量勝負だから。漁獲量の多い少ないで当然、儲けが変わる。どうせ消費者は味なんか分からないんだからと、早く水揚げされた脂ののってない、細身のサンマを買わされている。消費者は本当の味を知らずに、コレがサンマだと疑いすら持たない。
コレはコーヒーにだって言える。缶コーヒーから¥1○○コーヒーとかインスタントとか。
あの偽装社長にも言えるけどさ、やっぱり「安い」てのは何かしらカラクリがある「可能性」は高まってくる、とは言えると思う。冷凍食品とか4割引の日とかあるけど、じゃぁアレの定価てどーなんだろ?。適性なのかなーとか。店側の企業努力もあるんだろうけどね。あんまり安すぎても逆に不安だと思うんだけど。でも今て安すぎな値段でも喜んで買う人がいるからなぁー。そのヘンがマズいんだろうな。
あと安いモノというのは人工的というかね、何かしら工業製品的な、人為的な手が入ってる気がする。保存性を良くしたりとかさ、そういう部分で安く作ってると。偽装社長の場合はソレが行き過ぎたと。
食の安全て観点から見ると、こういうのとは逆にオーガニックの野菜とかも売れている。そちらはもちろんソレなりにお高い値段がついている。当たり前だ。ソレだけ市場に出まわってないワケだから。流通してる数が多ければ価値は下がるし、少なければ価値は上がる。生産する側からしたら、有機農法なりで育てるんだろうから、いわゆる一般的なのより数が採れない。手間もかかる。そういう労働力の面から見てもソレが値段に反映されるのは当然の論理。だから今は「安全」というモノに価値があって値段がついてる。トレサビリティ(生産履歴)がしっかりしてるから高くても買う。逆に「安い」のはトレサビリティが明確ではないと言える。ニゴしてる感があると。
ワタクシはオーガニックだからといって、ソレが即健康につながるかと言えばそうでもないと思う。ようは良い方向で人の手が加わっているのなら、オーガニックじゃなくたっていいはずだ。なんだか人の手が加わってるから悪だ、という世間の風潮があるけど、自然に近い形だからといって、良い成分もあれば悪い成分もあるカモしれない。その悪い成分を除去、というコトなら人の手が入らざるを得ないのだから。
牛乳あるでしょ。絞りたてそのままでも良いカモしれないだろうけど、お腹下す人もいるでしょう。殺菌だとか調整だとかした方がいい場合もあるでしょう。
なるべく自然に近い形で、というのは結局人にとって未知の領域、未知の成分が含まれてる可能性もある。その成分が他の成分、または人のカラダにどういう作用を及ぼすか分からない。ひょっとしたら悪い成分も、他の成分と影響を及ぼしあって有効に作用するのカモしれない。そういう意味で丸のままがいいのか。人も自然なんだから自然に近いモノを摂取した方が良いのか。
人工的なモノでアレルギーとか起こす人は実際いるし、オーガニックに切り替えて調子がよくなったとか聞くから、やっぱりいいんだろうなてコトなんだけど、ソコで初めて「分かる」て感じだよね。地球に優しいとか観点も。
「対価」て考えで行くとフェアトレードて概念になるんだよな。前にコーヒーでちょっと書いたけどね。生産者の生活も考えた上で。質の良い、おいしいコーヒー豆を望むなら、ソレを作る生産者の生活面まで考える。大量には作れないけど、丁寧に手間ヒマかけてつくってもらう。