夜明け。
もう時はすでに明日の10月9日。朝の営業時間いっぱいまで最終的に10人ほどが居残った。外に出るとまだ辺りは暗く肌寒い。残った人たちはソレゾレの帰路に着く。ナカシタさん、シャバオさんとお別れ。マグさんご夫妻と「またいつかお会いしましょう」とお別れ。2人の背中を見つめる。ドラさんと握手をして「また東京に来てください」と再会を誓う。ドラさんが乗ったタクシーを見送る。最後に残ったコウゾウさんの集団に混じり三宮駅へ。三宮の改札でコウゾウさんと抱擁。ワタクシはオバコの最後の最後まで見届けてきた。時刻はAM5:30。辺りが少しづつ白んできた。新しい1日が始まり、みんなソレゾレの道を歩き、ソレゾレの生活が始まる。
ワタクシは寝たくないなぁ、、と思いながら歩いてる。寝るとソコで終わってしまう気がする。まだ「昨日の続き」でいたい。ガード下沿いを歩いてもう1度スタクラを見てきた。姿を目に焼きつけてから「別に戻ってももう寝る時間ないけどなー」ととりあえず宿へ踵(きびす)を返す。
ところが宿へ戻ると大変なコトになっていた。なんと、ワタクシのカプセルに人が寝てるではないか!!「何コレ??」もービックリ!一応念押しでカプセルの番号を確認しなおすが何度見ても間違い無い。カプセルではよくあるコトなんだろうか、、。まーでも起こすのもナンだし、特にココに必要な用事があるワケでもないので、まいっかと思う(笑)。寝かせといてやろうと。とりあえず風呂にでもゆっくり入ろう、と。そうこうしてるうちにココを出る時間になっちゃうだろーと思い、ロッカーから荷物を引っ張り出して、風呂へ入りに行く。
のんびり風呂につかって、頭乾かしてたり朝の準備をしてる間に8時近くなってしまったので「もうチェックアウトするかー」となる。チェックアウトの時に一応こんなコトがありました、と告げて出てきた。しかしカプセルてセキュリティに難があるよな。せめて部屋の出入り口のロールスクリーンに鍵かけられればいいのに。せっかくロッカーの鍵もらうんだから。だからいくら安いからって女性は避けた方がいいカモしれないね。ドア付の方が安全カモしれない。