LIFE is MUSIC。
関西の人て頭いいんだと思う。関西の人は「関西」でひとくくりにされるのはどうか、、と思うだろうけど。少なくとも東京モンのワタクシから見ると、会話上の合いの手とかそういう技術の部分で感心する。環境がそうさせるのカモしれない。たまに会話に参加すると何故か鍛えられてるような気にもなる。たかだか一晩過ごしただけでこういう気分になるのだから、ある程度こっちで生活すればかなりたくましくなるのではないだろうか。
そしてこっちは、なんだかみんなを取り巻いてる空気に「肉」を感じる。温かみとかいうよりもっと生々しい、空気が密で、血液が通って体温を持つようなそんな感覚。たぶんこういう感覚がココを離れられないでいるモトなんだと思う。東京へ戻ると寒々しく感じる。
オバコの4人はめいめい席を、まるでホストのように転々とし顔を出しては呑んで、そうかと思うとウラで4人あつまって何か細かな打合せをしている。じっと座って呑んでりゃいいのに大変だなぁ。ライブ終わってお腹すいてるだろに呑んでばっかで大丈夫かなぁ、とぼんやり思う。
宴も佳境に入ると、ナカシタさんがワタクシを「かたこってぃ〜〜!」「かっちゃん!」などと言う。酔っ払ったか。その時は大したコトも言えなかったのだけど、後でナっちゃんと呼べばよかったと思う。ドラさんは眠そうなしぐさを見せつつテーブルに残ってるゴハンものを食べてる。シャバさんは1人レジで精算してもらったりまだハリハリ動いてる。マグさんらとワタクシはその姿を見て感心。気ぃ使い屋さんだなぁ、と。彼もオバコに鍛えられたのかな。コウゾウさんはなにやらドラム談義に夢中である。
前に初めて会った時はまだよく分からなかったが、今回お会いしてマグ♂さんの人間性の大きさに気付かされた。男も惚れてしまうような(いや、そっちのコトではなく:笑)フトコロの広い人。たぶん自分より年上の人なんだろうな(実際上だったのだが)と思いながら見ていた。どういう人生歩んだんだろ?とか余計なお世話なコトを一瞬思う。鹿児島出身というのは聞いてたのだけどソレも奄美大島だというコトを知り、「島の人間の心の大きさ」のようなコトを連想し、なんとなくソコで納得する。
そしてマグ♀さんがいい感じで合いの手を入れてく。コレは夫婦漫才だな。さすが長年培ってきたコンビの「間」だ。たかだかこんな時間だけでは、マグ♂さんの弱いとこみたいなのは全く感じられなかったのだけど、たぶんマグ♀さんはそういうトコロも分かってるんだと思うな。お互いがお互いを信じて支えあってるような。2人を包む空気からそんなコトを感じた。