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 ◇最新グッズ◇  『靴箱→ファイルボックスへトランスフォーム!』 

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 ◇最新ブログタイトル◇   『Overcoat's(オーバーコーツ)21年ぶりの新アルバム!『9 numbers,Groovy!』を聴いて。♪♪その5♪♪』 

卒業。

で10月10日に書いた新幹線のくだりにつながるんだけども、結局こんなん長くななっちゃったなぁー(笑)。10回ぐらいでまとめるつもりだったのに。でもオバコについてまとめて書くのはコレが最後だと思うので、なるたけ漏れのないように書かせて頂きやした。
こーやって書きながら画像の整理をしたりしてると、あの日が鮮明に蘇ってきてまるで昨日のように思い起こされます。2年前の京都ライブの日記もロングランだったけど、そういう点でやっぱりアレだけ詳しくあの日自分の感じたコトを書いといてよかったと思います。だから今回も思う存分目いっぱい書きました。
なぜ自分がオバコをベタボメかというと、聴いた時に即「コレだぁぁー!!」ていう。ドラさんの声と、昔風味の曲調・フレーズが散りばめられて、全編楽しいけどちょっぴり切ないメロディー。聴きたかったのはコレだなぁ、自分の中で鳴ってた音楽てコレだ、ていう漠然としたイメージの世界でしかなかったモノが具現化されて、今まさにソコにあるじゃない!ていう感動。ソコなんだよなぁー。だからこんなバンドはコレから先にも後にも出ないだろうし、普通の人だったらそういう音楽に出会えるかすら分からないんだから、ホントそういう音楽に出会えて良かったと心底思う。
最後にネット上からですが、オバコのメンバーに卒業証書を送りたいと思います。
〜卒業証書授与〜
まずナカシタさん。ナカシタさん、いやナっちゃんはオバコの旧サイトBBSで1番初めにワタクシにアプローチしてくれましたね。そしてワタクシがライブに行った際、初めて接してくれたメンバーです。ワタクシはミュージシャンの人からそんな風にフレンドリーに接してくれるなんて思ってもみなかったので、ビックリしたのと同時にすごく嬉しかったです。
今まで特にベースに興味は持ってなかったけれど、今ではあなたのオバコでのブンブンうなるベースが大好きです。ワタクシはナっちゃんが調子づくの大好きですよ。観てて調子づいてきたなと思うと「きてるなぁ〜、やれやれもっとやれぇ〜〜!」と思います。調子づいて暴走しそうになるとドラさんはたしなめるけど(笑)そのやりとりも観てて面白かったです。
騒音寺の方も去年脱退されたそうですけど、ワタクシはナっちゃんのコトを音楽に一生、身を捧げてるなぁという想いで見ています。たぶん表舞台には出なくてもずぅーっと音楽をやる人なんだろうなぁ、と。コレからもナっちゃんの持ち味を活かしたプレイで、自由気ままに音楽を楽しんで行ってください。
ウゾウさん。まずワタクシのTシャツ、着たおしてくれてありがとう(笑)。今では寝巻きで着てくれてるそうで、ソレだけ可愛がってもらえればTシャツも本望です。東京に来た時に1度ライブで着てたのを見た時の感動はそりゃスゴかったですよ!普通は味わえないですからね、ああいう思いは。
あとコウゾウさんのドラムの音が可愛いなぁ〜と思って聴いていました。外見に似合わず可愛い。不服カモしれませんけど(笑)。タムタムタムタム軽快な感じがオバコにとても合ってたと思います。今では「オバコのドラム音はコレ!」、コレしかないという感じです。
また違うバンド(?)やられるそうですが、そのバンドもいつか見れるといいですね。Tシャツはもっとボロくなったら、ゾウキンにでも使ってやってください。
シャバオさん。シャバさんは最後の最後でもっと好きになりました(笑)。ラストの神戸のはっちゃけぐあいが最高で、なんでアレをもっと早くやらない!そう思いましたよ〜。なんかシャバさんは、いつまでも青年というか大学生みたいな雰囲気がしますけど(失礼)。ギター好きな青年みたいな。
シャバさんはシャバさんで他のメンバーと違った苦労があったと思われます。加入当初はとにかくみんなに追いつかなきゃいけない、みたいな。ワタクシも正直マキさんの存在がでかかったので大丈夫カナ?という心配はありました。でもシャバさんはシャバさんらしくオーバーコーツをやっていけたと思うので、ソレでいいと思います。音楽はやってる本人が楽しくないとしょうがないですからね。
シャバさんはオバコの中ではやや天然度が高いんでしょうけど(笑)、ソレでも最後の神戸でライブが終わるやすぐに物販に入ったり、打ち上げで積極的に動いてる姿をみて見直しました。コレからものどちんこ全開で、大口開けて歌いながらギターを弾いてください。
そしてドラさん。お疲れさまでした。ドラさんはオバコの結成メンバーの1人でしたけど、ホントに良いバンドを作ってくれてありがとうございました。ホントにいいバンドだったんですよー。唯一の心残りといえば、いっぺんオバコをお客さんとして観てみたかったコトでしょう。まぁソレはムリな話ですけどね(笑)。でも最後の神戸は結構客観的にステージを見てたような気がする。いろんな立場を行き来してたような気がするんだよな、ココロの中で。最後だからいろんな楽しみ方をね、してるんだろうなぁと観てて思いましたよ。
ワタクシが初めて観たオバコのライブで覚えてるのは「歌」じゃないんですよね。ソレはステージ上でのドラさんの楽しそうに歌ってる顔とか、ナカシタさんの顔とかそういう4人が作り出した「雰囲気」なんです。あの4人が作り出したモノが自分にとって印象的で衝撃的だったんです。だからあの時の映像が、今ではもう断片的ですけど鮮明に覚えてます。
だから初めてじっくりオバコを聴いたのは『AWESOME☆』で、まずなんと言ってもドラさんの声ですよね。ドラさんの声て高い声はもちろん可愛いんだけど、ソレはいわゆる透明な高音ではなくて、低い方の声に陰影があるんです。地の声に近いと言いましょうか、その低い方の声にこそ哀感や情感がこめられて歌声に表情が出てくる。振れ幅て言うんですかね?その両方があいまっていいんですよ、歌を聴いてると。ソレがドラさんの声の魅力ですね。なかなか言葉じゃ説明しにくいけど。
最後にマキさん。マキさんは先に卒業されたワケですけど、マキさん在籍時のオバコのライブは期間的に4度ぐらいしか観れなくて、オバコが東京に来るとなぜだかマキさんはあまり体調がよろしくない(笑)。でもステージでの佇まいだとかギターの音は覚えてるし、CD聴いてるとバックで歌ってたりコーラスしてるマキさんの存在が大きい。すごくオバコのキャラに一役買ってたと思う。もちろんギターの音色とか、弾き方を聴いてると「マキさんらしいな〜」て感じがする。
今でもCDを聴けばソコにはマキさんの音が鳴ってて、だからオバコを辞めると知った時はすごいショックだった。自分の人生が変ってしまうほどの衝撃を受けたのがこの4人だったから。だから今回の解散については、ある程度覚悟してたモノはあるし、ソコで免疫ができちゃったのでソコまでショックではなかったけれども。でもマキさんがオバコを抜けたのも「大丈夫やな」と思ったからだと思う。私抜けても大丈夫と思わなかったら抜けられないはずだもんね。今なら解る。オバコは大丈夫でしたよ。ちゃんとオバコは使命を果たしましたよ。
以上、上の者はオーバーコーツというバンドを卒業したコトをココに賞します。
平成18年10月25日