過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
ムダなコトは1つもない。未来とは「今」の連続である。

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 やぎ本。⇒本が大好物なやぎのぢぇーむすくん(a.k.aかたこと)がオーガナイザーを務めるやぎの本棚、略して「やぎ本」。本や本にまつわる情報の紹介。神出鬼没でごくまれに登板します。
 ◇最新本◇  今年(といっても2021年だけど、、)読んだ本。後編 

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 Everyday39(エブリデイ・サンキュー)⇒katakoto cafe、やぎ本。につづくかたこと第3の架空のブランド。かたこと流に「毎日が楽しくなる」新たなアイデアを加えたグッズ関係のブランドです。
 ◇最新グッズ◇  『靴箱→ファイルボックスへトランスフォーム!』 

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 祝☆overcoat’s(オーバーコーツ)再結成記念!!  ワタクシが検索しやすくするため(笑)overcoat’sについて書いたブログをまとめて読めるようにしました。ブログタイトル下のカテゴリー「overcoat’s」をクリックしてね~☆
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田舎に泊まろう! 北九州7泊8日旅日記⑪。

おいちゃんに車で案内してもらって一番おどろいたコトは、おいちゃんが会う人会う人ほぼみんな知ってるコトだ。我々は車に乗って降りてはソコココを歩き、というコトを繰り返したのだけど、スロープカーの添乗員の人や神宮の売店の人と話しこみ、途中で昼ゴハンを食べた店でも顔なじみ。車で運転してる時も人を見かけたと思ったら停まって二言三言笑って話している。全員が知り合いで、相手もおいちゃんを知ってる。お互いを知っているそのコトのスゴさ。都市からやってきた人間としては考えられない。東京でソレはありえない。みんながみんな知ってる。知らない人=観光客、みたいなモノだ。
ただみんなが知り合いというのも良い面悪い面ともちろんあると思う。こういったいわゆる田舎では人工密度が濃くない。人が点在してるワケだから例え車で30分のトコロでも「ご近所さん」という世界だ。人が少ないというコトは、その町を守っていく人も少ないコトであり、1人1人に対する町を守っていく負担が大きくなる。イコール1人が町を守るための仕事をいくつもかかえるコトになる。ソレもボランティアがホトンド。自分の時間を割いて、道からはみ出た木を伐採したりなど管理をしなければならない。いくつもの仕事をかかえるというコトは、何人もの人と付き合わなければならないというコト。こういう田舎では社会に参加すれば自ずと付き合いが増える、というワケ。仕事を依頼されるというコトは、その人が信頼されてるコトが何よりだし責任もある。ソレらがより人々の関係を密接にし結束力を強固にする。
中にはこういうコミュニティから疎外される人もいると思う。密な関係がうまく続いてるうちはいいけど、ちょっとでも悪い評判が出ればその評判はあっというまに広がる。昔の言葉でいう「村八分」に結びつく可能性も出てくる。よって「母親が実の子供を殺害」なんていう事件はありえないと思う。その母親はもうソコでは暮らしてはいけないだろうし、子供はその町にとって宝なのだから。
こういうベタベタな付き合いが嫌で、若者は都市へ出ていき田舎を離れるコトが多いと思うし、そういう人も少なからずいるコトはたしかである。プライバシーがあってないような。ただこういった田舎でのコミュニティ的な人間関係を、都市でも何らかの形で少しでも取り入れないコトには、自分の家のとなりの人の顔さえ知らないという、地域との接触を拒んだ生活形態では、↑のような事件が起きる可能性がなくならないのは否定できないと思う。ちょうど↑の事件があった時だったのでそんなコトを考えた。
ホントは今日門司に戻る予定だったけど、おいちゃんに「彦山に来たらしゃくなげ温泉に入らんと!」と強引プッシュの洗礼を受け、もう一晩泊まるコトにした。3時過ぎにおばちゃんの店に戻ってくる。

コレは店で出してるよもぎ入りのそば。「食べなさい食べなさい」とおやつで。お昼も食べたし、車で移動してるだけだからそんなにハラも減らないんだが。まぁ味は普通なんだけど、こっちて味が全体的に甘め。門司もそうだけど彦山も。たぶんソレは気候の違いで、暑いトコロてのは甘い味で、寒いトコロはしょっぱくなる。だからタイとかは甘いモノが好まれる。TVでやってたけど緑茶でさえ向こうでは砂糖入りだ。沖縄もケッコー甘いんだと思う。さとうきびて向こう産でしょ。逆に北海道といえば味噌ラーメン、というように味噌のイメージ=しょっぱい。たぶん血液の循環を良くするために。九州はしょうゆでさえ甘い。普通のしょうゆの他に、甘くない「さしみじょうゆ」なんてのが別にある。こんな感じなのでゴハンを食べてると甘さがくどく感じられるコトもある。たぶんこっちの人が東京でゴハンを食べると何もかもマズく感じるのは基本的な味付けの違いもあると思う。
あと決定的なのは水。彦山のこっちの家は水道の水なんだけど、飲むと何の抵抗もなくスルっと喉を通りぬける。ほのかに甘みすら感じられる。「軟らかい」感じ。東京の水てザラっとしてる。塩素くささとか抜きにしても「硬い」という印象がある。軟水ではあるんだけどね。この「水」がおいしい、というだけで料理の全体的な味のレベルが1ポイント、違ってくると思う。味の底上げ。どんだけ腕がなく素材がソコソコだとしてもだ。水の力て大きいんだなぁと、何度も水をおかわりした。
人間の身体はホトンド水分だと言われてるし、てコトは普段摂取してる水に左右されるのも自ずと理解できる。人体の基本的なトコロにまで関わってるんだろうな。ワタクシはこっちの水の方が馴染むというか、合ってる気がする。化粧をする女性なら分かると思うんだけど、たぶん化粧のノリが違ってくると思う。風呂に浸かっても鋭い感じがしないし。コレでコーヒー淹れて飲んでみたい、、と思った。
夕方になったのでしゃくなげ温泉へ。温泉は車で5分ぐらいの近さ。コレていって特筆するコトもないんだけど、室内と露天とある。アレだけプッシュしてたにも関わらず、おいちゃんは30分ぐらいであがってしまったので、おちおちのんびり浸かっていられない(笑)。おいちゃんにしては30分でも長い方なのか。バタバタあわただしく出る。
今夜は店内で、店で出してるモノの寄せ集め的なゴハンを食べ、その後するコトもないので9時ごろ就寝。かえるの大合唱&川のせせらぎに包まれて。