田舎に泊まろう！ 北九州７泊８日旅日記④。

ココから観光用の船も出てるらしく、ソレを知った父親が「乗りたい」という。しかし観光船は最終の３時のしか残っておらず、その３時の船は７０分コース。すると乗った後に関門トンネル、では時間が遅くなってしまうのでどっちかを選択というコトになる。ただ父親は自分が船に強いワケでもないのに何だか魅かれてるようで「こっちに乗ろう」と主張。父親と海をバックに写真を撮ったりする時に「記念だから」と言ったこの言葉がＮＧ（？）ワードだったのだろうか。何でも「記念だから」で父親の思考が働いてしまってるに違いない。

このウルトラマンタロウに出てきそうな船が遊覧船「ヴォイジャー」だ。なんだかなぁー。遠目に見る分には大きさがイマイチ分からなかったのだが、近くで見ると意外に小さいので、ケッコーなお揺れで。その揺れを見て父親は「酔い止めの薬買おうかぁ、、？」と不安げ。そんなムリして乗らんでもいいのになしやろか？結局チケット購入所のあんちゃんから酔い止めを頂戴する（笑）。

外から見るとケッコー揺れてる感じだったのだけど、走り出したらホトンド揺れを感じない。そんなもんなんだろう。コレなら快適クルージングだ。薬いらなかったみたいよとーちゃん（笑）。船はまずは向かい側の下関は唐戸へ。ものの１０分ぐらいで到着。

そして船は下関を離れ右旋回。コレは巌流島だ。巌流島てちっちゃいんだよ！上陸はしないでぐるっと回っただけだけど。巌流島に上陸できるコースもあるみたい。

巌流島をぐるっと回って向かう先は関門海峡。をくぐる寸前。橋の真下は初めてだなー。歴史的に言えばこの辺てのは、源氏平家の壇ノ浦であり、武蔵と小次郎の巌流島なワケですな。
そんなこんなで時間も押し迫ってきたので、関門トンネルくぐりは次回、というコトに相成りやした。
こっちに来てからは５時ごろ風呂に入って、６時過ぎにゴハンとなる。風呂場にいると後ろの壁にひじをぶつけたりするので、せまくなったなぁーと思うけど、せまくなったのではなく自分がでかくなったのだ。こんなとこでも時の流れを感じる。んでもあぐらのかける風呂桶はいいよね〜。ステキだ。
ゴハンは先にばあちゃんは済ますので、その後おいちゃんおばちゃんと食事となる。ばあちゃんは足が悪くなってから、自分の部屋で食べるようになったらしい。おいちゃんおばちゃんは「甘えてるんだー」と言う。誰も人がいない時は部屋の中を動き回ってるらしい。そのコトを知ってるので、おいちゃんはばあちゃんに「自分で風呂に入れ」というのだけど、ばあちゃんは「風呂ですべるのがこわいから嫌だ」と言う。トイレに手すりをつけてあげたりしてるのだけど、自分の部屋で用を足すらしい。カラダより精神的な病人なんだなきっと。自分のカラダの衰え具合に気の方が滅入ってるんだろな。
パッと見はおいちゃんおばちゃんとばあちゃんの関係はドライに思えるけども、コレが変にベタベタしてても互いに気疲れすると言うモノだ。だからお互いあまり干渉しないでほっとく、ぐらいの方がいいみたい。「歳をとってくと子供に戻る」ておばちゃんは言ってたけど。
「でもあたしらなんかより歯は丈夫よぉー。全部自分歯やけね。」とおばちゃん。おいちゃんは入れ歯だし、父親だって歯が抜けている。だからおいちゃんおばちゃんより良く食べるらしい。今日はいっこしか出んかったよー、とう○ちの処理の時に言ってたらしいけど、「こんなふっといのいっこ出れば（といいながらバナナ大ぐらいを手で表現するおばちゃん）充分よ！アタシなんかこーんなの（といいながら小指の先を示す）２つ３つしか出ん時があるのにー」だって（笑）。まーでも食べるコトができれば体力はあるし、内臓も特に悪いトコロはないというコトなんだろうから。食べれんくなったらいよいよマズいけどねー、などと話した。
ゴハンを食べると特にやるコトも無いので、この日記のために今日あったコトをメモに書きこんだり、テレビをなんとなくボンヤリ眺めてる。なので９時過ぎにはもー寝よか」というコトになり就寝。ソレが田舎での生活の流れだ。
　♪ＢＧＭは、地ビールを飲んでる時に「ア、ラバラバラバカレンダーガ〜ル」と流れてきたのでコレ。なんかやけにしっくりきたんで♪