過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
ムダなコトは1つもない。未来とは「今」の連続である。

へたな鉄砲数打ちゃ当たる。へたでも打たなきゃ当たらない!をモットーとする
かたことの極私的「雑誌系」サイトです。(since 2004 Feb.)

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 やぎ本。⇒本が大好物なやぎのぢぇーむすくん(a.k.aかたこと)がオーガナイザーを務めるやぎの本棚、略して「やぎ本」。本や本にまつわる情報の紹介。神出鬼没でごくまれに登板します。
 ◇最新本◇  今年(といっても2021年だけど、、)読んだ本。後編 

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 Everyday39(エブリデイ・サンキュー)⇒katakoto cafe、やぎ本。につづくかたこと第3の架空のブランド。かたこと流に「毎日が楽しくなる」新たなアイデアを加えたグッズ関係のブランドです。
 ◇最新グッズ◇  『靴箱→ファイルボックスへトランスフォーム!』 

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 祝☆overcoat’s(オーバーコーツ)再結成記念!!  ワタクシが検索しやすくするため(笑)overcoat’sについて書いたブログをまとめて読めるようにしました。ブログタイトル下のカテゴリー「overcoat’s」をクリックしてね~☆
 ◇最新ブログタイトル◇   『Overcoat's(オーバーコーツ)21年ぶりの新アルバム!『9 numbers,Groovy!』を聴いて。♪♪その5♪♪』 

3日目。その4

「ししらないてあんたさっき運ちゃんにあとで電話する言うたやん!!」
となぜか語尾が若干なまりつつ、ココロの中で絶叫したが逆ギレされても困るので、実際は10分の1ぐらいの逆ギレされない程度の音量で父親に言った(笑)。たとえば運ちゃんの名刺とかソレに準じたモノとかまたは運ちゃん個人じゃなくてもタクシー会社の何かしらとかもらえばよかったのにブツブツ、、。
さすがに「コレはマズい、、」と息子のイラダチを察知したのか(笑)、放心状態のまま「向かいの店行ってみよ、行ってみよ!」とその場を取りつくろおうとする父親。向かいのお店の人にタクシー会社の電話番号を聞こうという寸法のようだ。ホント、はがいいっちゃね!(向こうの言葉で「イラつく」みたいな意味)
向かいの店は地方の大型スーパーらしい。駐車場がドンと広がり、お店に入り口付近で炉辺焼きなどの出店が出てる。とにかく暑いので店内に入る。したら「おまえ聞いて来い」。オマエキイテコイだぁあー?と憤慨したが聞かなきゃ先に進まないので、お店の外の炉辺焼きのおいちゃんに聞いてみようと外に出た。おいちゃんが近づいてくるタイミングをうかがってたら、おや、なんか視界の右側に車が停まってる、、もしや!車の前に回ってみたらフロントガラスに「空車」の文字が!!
タタタタクスィイイイー!!!
ワタクシはタクシーが走り去らないように車の前を大股で立ち塞ぎ、店内にいる父親に向かって手招きした。「ハヤクハヤクハヤクハヤク」。そしてタクシーの後部座席のドアが開いた。
「ワタシ、たまたま炉辺焼きを買いに来てたんですよー」と運転しながら言うタクシーの運ちゃん。行きに乗ってきたタクシーとは別だ。いやはや、助かった。一時はどうなるかコトかと思った。行き先を告げ二人とも安堵。あとは乗ってれば着く。
10分ぐらいで本家に着いた。家の前におばちゃんが出ててくれた。コレじゃあ歩いてたら絶対辿り着けない、そんな距離だ。本家のおばちゃんは駅から5〜6分みたいなコトを言ってたけど、たぶん旧本家からのまちがいじゃないかしら。コレに乗れてなかったら、炉辺焼きのおいちゃんなりにタクシー会社の電話番号を聞きーの、知らなかったら知ってる人を探しーの、この店の店名と場所を確認しーの、電話しーの、車待ちーのという手順を踏んで、ようやっとタクシーに乗れるワケだけど、ソコをショートカットするコトができたワケだ。おばちゃんによるとこのへんはタクシーはなかなか走ってないらしい。ワタクシたちは運が良かったのだ。そう考えると、もしかしたらココのおいちゃんが導いてくれたのカモしれない、とあとで思った。放心状態の父親の操られ感に委ねてみようと思ったのが功を奏したのかな。
まだ真新しい家の中に入って、奥まで行くと一部屋に立派な祭壇が。ワタクシは前回に旧本家で一度会っただけだ。ジグソーパズル好きのおいちゃんの遺影に手を合わせた。父親のほっとした顔を見て、来てよかったと思う。

ほどなくして、おばちゃんの息子のようじさんと父親の再会。何十年ぶりかみたいな。父親は「ようちゃん」と言ってる。父親とは1つちがい。こっちに住んでた頃いっしょに遊んだ幼なじみのよう。ようじさんは東京の某新聞社で働いたあと定年退職でこっちに戻ってきたらしい。そしてここと隣に家を建てて二世帯住宅のようにして住んでるらしい。

「おなかすいたでしょ?」とようじさん。たしかにもう昼時なんだけど、こっちはついさっきまでさまよってたのであんまりお腹もすいた感じがしない。でもまぁ久しぶりの再会なんだからごはんでも食べながら、というコトでようじさんの運転でお昼ごはんを食べに行くコトになった。
「すぐソコだから」と言うワリにはもうカレコレ30分は車に乗ってる。。田舎の「すぐソコ」と都会の「すぐソコ」は尺度というかスケール感がちがうようだ。都会なら「歩いて5分のコンビニ=すぐソコ」だけど、田舎はそんな歩いて行ける距離にお店は存在しない。だから田舎の人はクルマが必須。まさに「生活の足」なのだ。よってもちろん法定時速以内だけどケッコーとばすし(信号も少ないから&みんなとばしてるので流れに乗らないといけない)アップダウンも多いので馬力のあるクルマが必要。ちょっとどこかへ行くにもまずクルマ、だ。余談だけど、昨今の軽は車内が広いな〜。門司のおいちゃんの旧車のグロリアなんかより全然広い。縦横は十分だしヒザも余裕があるし幅もせまく感じない。閉塞感が無い。コレでN−BOXとかウェイクとかだったら空間持て余し気味だろなあ。でもワタクシ、クルマに乗るのは酔うためあまり得意ではないので、あんまり長い時間乗っていたくないんだけどな、、と思ってたら、やっとお店に着いた。焼肉屋さんのようだ。
焼肉屋なんてあまり来慣れてないので、なんとなく選んだら一番高いのを選んでしまった(笑)。ただあんまりいいお肉つっても口に入れた途端すぐ油になってしまうので、文字通り「歯ごたえが無い」。なんだか物足りないのだった。父親はタレが甘いと言ってた。

お会計で待ってると某アナウンサーのサインが。有名なのかこの店。
つづく