3日目。その5
焼肉を食べ終わったあと、豊前川崎駅からまた汽車に乗ってく予定だったけど、ようじさんが車で連れてってくれるというので彦山のおばちゃん家までクルマに乗せてってもらった。ソレにしても本家のおばちゃん、、と書いてるけど実際はもうおばあちゃん、はただ少々動くのに不便になっただけで頭は以前と変わらずシャっキリしてる。運転中もずっとようじさんのナビをしてた。記憶力といい、頭がいい。
クルマはだんだん山坂道に入り、なんとなく彦山ぽい車窓になってきた。
彦山の桂子おばちゃんの家に着いた。ここではお米も作ってるが、お店もやってる。主におばちゃんがやってるお食事処だ。
早速田んぼの稲の状況を見る。まだ粒も小さいね。あと1ヵ月ぐらいなんだろうか。田んぼの上をおにやんまだかシオカラだか、とにかくとんぼがいっぱい飛んでる。奥に見えるのが英彦山だ(「英」の字は読まないで「ひこさん」。山のみ「英」の字を付ける)。
ここのおいちゃんと桂子おばちゃんと久しぶりに会う。ここの田んぼでできるお米を毎年送ってくれる。ソレが毎年楽しみだ。おばちゃんはワタクシたちを何かと気にかけてくれてよく家に電話してくれる。ありがたいコトだ。
ようじさん、本家のおばちゃんと我々2人、しばらくお店の中でくつろいでいると、おいちゃんが「そろそろやろかね」と表に招く。
焼肉第二弾である。。まバーベキューだ。さっきのが昼だとすると、「おやつ」になるのかな(汗)。さっきのお店出てからまだたいして時間も経ってないが、まー食べれないコトもないけど、、。
炭火で汗だくになりながら、勧められるがままに呑んで焼いて食べて呑んで焼いて食べる。ワタクシの中では今回の旅の間はリミッター解除というかマヒさせてるので、いちいちいくら食ったとか呑んだとか計算しないコトにしてた。意識したらカラダがストップかけるからだ。でもさすがに6人で食べてもこの大皿の半分がたは残ってしまった。
ひとしきり呑んで食べたあと、近くにあるしゃくなげ荘の温泉に行くコトになった。ようじさんと本家のおばちゃんとはココでお別れとなった。おいちゃんの運転で、おいちゃんと我々2人温泉へ。雨が降ってきた。山の天気は変わりやすい。
ここも前回ぶりだ。風呂場が広〜い。ほぼ大の字になって思いっきり湯船に浸かる。カラダが全体的にヌルっとする、そういうお湯だ。おいちゃんはさっさと出たらしい。ワタクシたちは気がねせず小1時間ぐらいいた。脱衣所に体重計があり、父親が量ってみと言うので久しぶりだから量ってみたら62.55kgだった。65kgが自分の基本体重だと思ってたので、知らないうちにやせてたコトになる。アレだけ肉食って呑んだのに。
温泉からお店に戻ってくると、今度は呑みの時間である。おいちゃんは酒好きで話し好きなので、ワタクシたちはお世話になる身なのだから付き合うしかない。お酒タイムといえば酒のさかなが付き物である。そう、また食べるのだ。こちらも出されたモノは食べるしかない。ワタクシはたいしてお酒も呑めないが(ビール少々のみ)、「ほう」とか「へえ」とか言いながらなんとなくおいちゃんの酒飲み談義に付き合う。
彦山の夜が更ける。
つづく