エヴァの補助線のようなお話。
ああー、また糸井さんはワタクシが最近考えてるコトを『今日のダーリン』にお書きになって。『Q』を観てから「男と女」というのが気になったのですよ。いや、へんな意味じゃなくね。
やっぱりね今の子、特に男の子は冒険が足らんのです。
ココでしとつ、雑誌『BRUTUS』本ガイド特集より『「ガンダム」の家族論』。
父親は家庭から仕事へ逃げる→孤独な父親。
一方、家庭は母親と子の濃密な関係。
本来の家族=社会の縮図としての「修行の場」
⇒母性が支配する「やすらぎの場」となってしまった。
とまーこういうようなコトが本に書かれてるらしいんだけども、今から言うコトは差別でもなんでもなく、本能というか、能力的なモノの差だと思うんだけど、かつて男性は外へ狩りに行ってましたと。外敵から家族を守るために攻撃したりという闘争本能が女性より長けてて、かたや女性はといえば防衛本能の方が強い。あ、特性ていう言葉があったな。ソレだよ。男と女では特性がちがう。
コレで考えるとするならば、母親と子の距離が近ければ、どうしたって「危ないコトはさせたくない」という気持ちが強くなるのは、本能的なモノでしょうがないワケで。だからソコは否定しない。そういうモノなんだから。ただ「そういうモノ」だからこそ、母親の方々はソコを自覚してないとと思うんだな。認識してるだけでも違うと思うんだよ。
コレ内田せんせーもおっしゃってたんだけど、父権制の崩壊により今の父親は母親のサポートに徹するしかないと。でもワタクシは父親は父親の、男としての役割があると思うんだよな。だから母親と父親というのはある程度意見衝突するモノなんだよ。
本来は父親も子育てに参加して、例えば「ナイフが危ないから使わせない」ではなく「取り扱い方を教える」というようにして、冒険心を育てる、ある程度子供に任す・突き放すというように、男である父親がバランスを取った方がいいと思うんだよな。父親は積極的に子育てに参加すべきだというコトも言ってんだよ。ただし母親のサポートばかりじゃなく父親の役割をちゃんとふまえて。父権制まで行かなくても、バランス取らないと。こんな言葉あるのか分からないけど、今、母権制だろ?てハナシ。母権制の時代。
危ない危ないでやらせないで冒険心を育てないと、ひ弱で過保護な子供に育つ可能性がある。今細っこい少年ばかりだしね。ワタクシの子供の頃なんて、冬でも半そで半ズボンがデフォルトだったけど(中にはランニングていうツワモノもいたけど)、今そんな子見かけないモンね。