店舗起業支援塾 最終回のつづきのつづき。
でメインのカフェ。実は先々週の中間発表の時からコンセプトを変えてしまったので、まずそのいきさつを。ワタクシがお店を開きたい立地というのは商店街。何故かというと、簡単に言えば人の多さと物件取得費及び家賃との兼ね合い。単純にいって都心から離れると人は少なくなる。都心に近づくにしたがって人は多くなる。が、物件取得費などもろもろ高くなる。物件取得費等をわりかしリーズナブルに、でも人が少なすぎてもショーバイは続かないのでちょうどその中間、くらいの場所を選ぶコトになる。あと商店街はお店が多い。お店が多いてコトは空き物件も出てきやすい。全くの新築店舗を構える以外なら、まずは「空き物件ありき」なのである。そっから話は始まる。この3つは外部の要素として。
で一番の、コレはワタクシのお店に対しての基本理念とも言うべきコトなんだけど、まずワタクシがお店やりたい!と思った時に浮かんだのは「子供からおじいちゃんおばあちゃんまで、みんな一緒に笑ってる」、そんな光景が見たいと一番最初に想った。そんな映像が浮かんだ。この何年間いろいろ考えたけど、ワタクシが見たい光景てやっぱコレだ。するとソレが実現できる場所てのはやっぱり商店街なのだ。有名な街じゃいざ知らず、下北だってこんな光景は見れない。
商店街で開業だとすると、まず他地域からの人の流入は望めない。やっぱりソコの商店街を利用して、その街で暮らしてる地元の住民。100%地元密着である。商店街の主な人の層というのは、日中は主婦の方や年輩の方である。で3時頃から近隣の大学に通う学生が下校し、5時過ぎに主婦の方は自宅へ帰る。会社帰りのサラリーマンの方が帰宅、とそんな感じ。全ての年齢層が揃ってるのが商店街+近隣の大学。ただ若者(U−20としておく)は¥を持ってないのでメインターゲットとはならない。ターゲットはファミリーの中でも特に「子供連れのお母さん」である。
今バイトで働いてて思うのだがお母さん方というのは、特に昼食は外食が多い。旦那さんはブタドンなのに(あ、コレも一応外食か:笑)。いやブタドンすら食べれない人もいるよな。でも奥さんはランチで¥1000ぐらい使ってるダヨナ(もちろん全員が全員ではない)。別に批判をしてるワケではなく、世の中の傾向として。主婦の方はとにかく旦那さんがいない間は食事なんか作りたくない、と思うコトもしばしばだと思う。できるだけ家事を省きたいという心理。ソコをお手伝いしようと思う。
ただこの街のファミレスみたいな感じのコンセプトで押し進めていったのだが、どーも反応が芳しくない。いやね、今ファミレスて廃れてるよね。もーあーいった何でもあるよ的な「便利」だけなお店てのは通用しなくなった。便利だけじゃ満足しなくなった。でもこの業態のコンセプトは良いと思うんだ。ワタクシの「老若男女がお客さん」と合致する。でも今のファミレスは前時代的で、全部を総合的にUPさせないとダメだと思う。ただ今の大手のファミレス会社はソレを分かっていてもやろうとしない。昔の成功体験が邪魔をしてるんだねきっと。会社のお偉方は昔のままで思考停止してる。ソレができないのが分かってるから、ワタクシがやろうと思ったワケ。大手ができないコトをやれるのが個人の利点。さすがに大手のよに何でもはできないので、ある程度絞り込んで、全部の質を今の時代に見合うようにUPすれば、まだまだこの業態はいけるんじゃないか!と思ったんだけどねぇ。やっぱ今のファミレスの有様という固定されたイメージがあるせいで、面白みがないんだろーね。
でやっぱ発表、プレゼンテーションてちょっとしたインパクトというか、話で人を引き付けるワケだから、なんか面白いキャッチフレーズみたいなのが無いとあまり響いていかない。なのでこの2週間でコンセプト変えしたワケ。やってる中味はそんな変わんないんだけどね。
『21世紀の喫茶店』。コレにした。何コレ?て思うでしょ。キャッチフレーズて何か意味ワカンナイくらいの方がいいんだってさ。ファミレスと同じよに、昔ながら喫茶店てのも衰退してるでしょ。ノスタルジックでいいとも思うけどね。ワタクシは喫茶店もカフェもどっちも好きだし。でも年々減ってってるのが現状。コレも「昔ながら」が命取りというか、ようはただ単に「古臭い」とも言える。コレも現代に合った質を持つ形にUPすればいいと思ったね。再生ですよ再生。古くなった業態をリフレッシュさせる、という意味では前のファミレスと変わらない。カフェがあるでしょ?て方もいると思うけど、いや、カフェがあるから改めて喫茶店を見つめ直そう、というコトなんよ。コレはもーカフェと喫茶店のちがいから話さなきゃならんくなるので端折るけど、簡単に言えば「喫茶店」というのは日本独特のモノよ。ソレの正常進化した形、を考えるワケ。つづく