『0.5』
主人公には予知能力がある。しかし0.5秒先のコトしか分からない。人が転んだり、水溜りの水をかけられたり、そのような日常生活でのちょっとした出来事。あーやっぱり、とソレらの出来事に遭遇するたびに思う。
話のクライマックス、主人公は大災難もしくは逃れられない出来事に巻き込まれてしまう。人間は死ぬ間際、走馬灯のように今までのコトが思い出されるそうだ。スケートで滑っていて、転ぶ時に「あ、やばいやばい」と思いながらなかば覚悟を決めて、ある意味自分の意志で転ぶ。その瞬間は思う・考えるコトはできる。思考はできるのだがカラダの筋肉は言うコトを効かない。脳みそから筋肉に命令が行き、身体が動き出すまで1秒はかかるのだ。主人公が追い詰められた状況に陥り、自分の限界・MAXを超えた時、1秒後の世界のイメージが現れ、主人公は寸前で自分の危機あるいは他人の危機から救うコトができた。ハッピーエンド。そんなお話、誰か漫画か映画で作っとくれ!(もーあったりして:笑)