過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
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 やぎ本。⇒本が大好物なやぎのぢぇーむすくん(a.k.aかたこと)がオーガナイザーを務めるやぎの本棚、略して「やぎ本」。本や本にまつわる情報の紹介。神出鬼没でごくまれに登板します。
 ◇最新本◇  今年(といっても2021年だけど、、)読んだ本。後編 

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 ◇最新グッズ◇  『靴箱→ファイルボックスへトランスフォーム!』 

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 祝☆overcoat’s(オーバーコーツ)再結成記念!!  ワタクシが検索しやすくするため(笑)overcoat’sについて書いたブログをまとめて読めるようにしました。ブログタイトル下のカテゴリー「overcoat’s」をクリックしてね~☆
 ◇最新ブログタイトル◇   『Overcoat's(オーバーコーツ)21年ぶりの新アルバム!『9 numbers,Groovy!』を聴いて。♪♪その5♪♪』 

ついにovercoat’sアルバムリリース決定♪♪

 

ワタクシ一推しの神戸のバンドovercoat’s(オーバーコーツ。略称オバコ)が再結成後メンバーや製作陣がこつこつ製作に勤しんでたアルバムが、ついにその全貌を現したのだ!!リリース日は4月23日に決の定!!まずはメンバーにはおめでとうと言いたい。ようやく世の中に聴いてもらえるね。おめでとうございます~!楽しみに決まってる♪♪

2019年の再結成からだから制作期間2年以上。アルバムとしては2001年『AWESOME』以来だから21年。2枚目のアルバムだ。再結成してすぐ世の中はコロナ渦に突入。ライブも延びに延び、おそらくもともとのアルバムリリース予定だった日からも延びに延びたのだと思われるけども、ポジティブに捉えればソレだけ製作に打ち込める時間が取れたとも言えるだろう。ただこういう作品づくりは追求すればするほどキリが無いのだろうけど笑。どっかの時点で「エイヤっ!」「おっけ!」と見切りをつけるコトも必要で、、。

こういう何かを作る作業、作ってるときてオバコだったらメンバーと製作陣の内々だけで楽しんでる状況で、ワタクシも何か作ってたりしてるときは自分1人で楽しんでる状況で「早くこの楽しさとかカッコよさとかを他の人に見てもらいたい聞いてもらいたい分かち合いたい!!良いでしょ!て言いたい!!」ていうのと「いやいや待て待て完成してから完成してから、、、」ていう自分の中の馬を「どうどうどう」と落ち着かせるのとの葛藤なんだよね。なかなかじりじりするモノなんだけど。こういう感覚が好きなSの人もいるのカモだけど笑。ゾクゾクするわ~みたいな。やっとその葛藤からも解放されるワケだよね。

去年の暮れに聞いた話によれば、ステイホーム期間はオバコ以外にも様々な音楽人たちが作品づくりに打ち込んでたらしく、緊急事態が明けてから今度はソレをみんながこぞって形にするために「プレス渋滞、プレス待ち」という状況に陥ったよう。そのときオバコの2022年のライブ予定を聞いたのだけど、そのプレスが決まって→今後のライブも決まるという流れだったようで、その時点では予定が未定だったのだ。プレスも始まりリリース日も決まったので、今後HPやツイッターでライブの予定なども発表されるだろう。

前置きはこのくらいにして、じゃあ作品はどうか?というとまだ手に入れるには2ヶ月以上あるから何とも言えない。言えないながらも発表されてる内容からいろいろ考えてみようと。

まずは何と言ってもジャケットの絵だ。今までのオバコのイメージとは変わって黄色い花の絵。なぜに黄色い花??数を数えると花は9本。ソレは今回のアルバムに収録されてる曲が全9曲だからだろう。9曲=究極?究極のアルバム、とか言って笑。

オバコのHPにドラさんが『何よりコンセプトも素晴らしく、オーバーコーツが再結成した方向性とかあり方と同じ方向を向いてくれている、そんな感極まるデザインでした。いつかこのコンセプトもお話ししたいです。』とジャケットの絵について語ってるので、いずれこのジャケットの絵についても含めたコンセプトが語られるだろう。

正解はそのときまで待つとして、ワタクシが感じたのは、まずは2006年神戸での解散ライブのコト。そのときにステージ上のドラさんが観に来たお客さんから受け取った花束(ちなみにワタクシも渡した)。その数々の花束を思い出した。その解散ライブで受け取った花束の「返礼」としてのこの「黄色い花束の絵」なのではないだろうかと。「あのときはありがとう」という感謝の意味を込めた黄色い9本の花束。そしてこの9本の花はソレゾレまるで人の笑ってる顔のように見える。この景色はオバコの4人がステージ上から観てる光景なのではないか。自分たちの音楽で、またはこのアルバムを聴いてみんなが笑ってくれたらいいなという願いも込めて。あと音の元気の良さ、音の広がりみたいなイメージもある。コレからがオバコという花の見どころ、満開、そういうジャケットなんじゃないかと思ってる。そう考えるとふさわしい絵だと思う。

収録曲はすでにライブでもバリバリに演奏されてるおなじみの曲もあれば、まだ聴いたコトのない新曲、そして発掘されたタイムカプセルのような昔の(あえて「昔」と書かせてもらう)曲、と過去と現在をつなぎそして今後のオバコを想像させるような新旧織り交ぜた、まさに『アルバム』といった作品になってる。

実はこのアルバム、アナログレコードオンリーだ(購入するとダウンロードコードが付くらしいが)。聞いた話によるとレーベル代表の方がどうも「レコード」が好きなようで、オバコ再結成するならとオバコのためにレーベルを作り、その際の条件として「レコードを出す」という話があったらしい。なのでこういう形となったようだ。ソレならしょうがない。一応ワタクシも親から譲り受けたむかーーしのポンコツの古ーーいレコードプレイヤーを持ってはいるけど、果たして動くかしら。。