過去があるから今がある。石(意思)が積み重なってココにいる。
ムダなコトは1つもない。未来とは「今」の連続である。

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3月30日〜4月6日。その2

「1階の中庭でレントゲンです。Tシャツになって、荷物をお持ち下さい!」
このセリフを何度言っただろうか。何百じゃきかない。日によって2500〜4500人なのだから4桁は繰り返し言っただろう。
1日目〜4日目までは廊下誘導の担当になった。計測(身体測定)が済んだ学生を、次のレントゲンの準備のために着替えてもらう更衣室(にあてられた教室)へと誘導するのがワタクシの持ち場。計測と更衣室は部屋的には隣りどうし。計測が済む→更衣室に入る、その数秒、歩数にして5〜6歩の間に↑のセリフを言う。
別にはじめに「こう言ってください」とか言われたワケでも決められたセリフがあるワケでもない。自分なりにセリフを作るのである。ときどきスタッフの人が巡回してきて様子を見ながら「『Tシャツに着替えて』は言ってね」とか「アクセサリーとかピアスとかは外すように言ってくださいね」とかソレゾレが好きなように担当のワタクシに言うのだけども、学生が部屋を移る数秒の間にそんなには情報量を盛り込めない。早口で言っても聞き取れないだろうし、ワタクシが言うコトに耳を傾けてもらいつつあくまで歩はスムーズに進めてもらう、ソレが大事だからだ。いちいち立ち止まって聞かれたらソコで人の流れが滞ってしまう、渋滞してしまうからだ。数秒の間に、歩きながら進んでもらう。としたら↑のセリフ、3センテンツぐらいが伝える側としてもソレを聞く側としても限度である。
まずは「次は何を、ドコで、」という情報を伝えるために「1階の中庭でレントゲンです」。1日目2日目はコレが言えなかった。「Tシャツになって、荷物をお持ち下さい」と2センテンツしかいえなかったのだ。くちびるが器用な人、という表現があるか知らんけど、ワタクシはくちびるが不器用なのですぐにロレツが回らなくなってしまう。「1階の〜」を最初に付け加えようとすると、たとえば「1階の、Tシャツで、、、中庭です。。」とか言葉が入れ替わってしまう。ソレで一瞬恥ずかしい思いはするのだけど、ぞくぞくと計測が済んだ学生たちがこちらに歩いてくるので、いちいちそんな思いにとらわれてる場合でもない。間違えようがなんだろうが言い切るしかないのだけど、とはいえ正しい情報は伝えるべきで、となるとまだ1日目2日目までは自分的に2センテンツしかいえるクチビルではなかった、というコトだ。で、だんだん言えるようになってきて頭も回るようになってきて、3日目からは「場所と次は何」についても伝えるコトができるようになった。1日目2日目は2年生3年生だけだったので、コレだけでも大丈夫ではあったと思うけど、3日目からは新1年生も加わるので、場所を伝える必要がある。「次のレントゲンは中庭ですよ」と、「外ですよ」と。外だから寒いだろうから上に羽織るものがある人は羽織ってったほうがいいですよ」という意味合いも込めて「1階の中庭で〜」を付け加えた。全部を言ってるととても何千回と言ってられないので、削ぎに削いでこのセリフの形になった。
で「Tシャツになって」は正しくは日本語としてはオカシイ。ソレは分かってる。分かってるけどもじゃあ「Tシャツに着替えて」でももともと着てる人は「着替えて?ん??」となるだろうし、Tシャツを着てこなかった持ってこなかった人もいる。もちろんTシャツにはなれないワケだけども(笑)、なんとなく意味が伝われば情報としてはソレで十分だ。「次レントゲン」というのが分かれば、「ああー薄着になればいいんだな」とか、レントゲン初めてじゃないんだからだいたい想像がつきそうなモノだ。ソレでも中には不安だから質問してくる学生もいる。「Tシャツ着てこなかったんですけど、、ヒートテックでいいですか?」「無地じゃないんですけど、、」「長袖でもいいですか?」「上着てってもいいですか?」などなど。Tシャツが無い人にTシャツ着ろとは言えないので(笑)、そのへんは「ああー構わないですよ」とか「すぐ脱げる状態なら」とか臨機応変な対応。何度も聞かれてめんどくさくなるので、よく聞かれるコトは黒板に書くコトにした。
実は「アクセサリー、ネックレス、ピアスははずして」とか細かいコトは更衣室(教室)の黒板に書いてある。中に入って読めば大体は分かるようになってるのだけども、計測を終えた学生には次何があるのが分かってない人もいる。1番はじめに説明会場の教室で説明は受けてるはずなんだけども、ワタクシが廊下に立ってるのを見て「次、どうすればいいの、、?」とトマドイの顔を見せる学生がかなりいる。なので、ワタクシがまずは最低限の情報を伝える必要がある。で、ワタクシ的には「次ドコで何やる」が学生になんとなく伝わればいいのであって、ソコで聞いた学生が「あ、なるほどね」とかちょっと安堵の顔を見せてくれればソレでいい。あと細かいコトは着替えながら黒板見てもらえばいい。
そして最後の「荷物をお持ち下さい」。コレはワタクシは必ず言うようにした。ワタクシが休憩で持ち場を離れて他の人に代わってもらったりして、休憩終わって戻ってきたら教室に荷物がいくつか置いてある状況を目にしたので、やっぱりコレは言わなきゃあかんなというコトでコレは必ず言うようにした。もちろん黒板にも書いてあるのだけども、何かをなくしてもあくまで自己責任だというコトだ。
やりがいといえば、上に書いたように「荷物を持って」を言うのと言わないのとで如実に反応が違ったりなど、自分が考えてやったコトで反応がある、状況が改善される、ソレがワタクシ的には唯一のやりがいだった。「荷物をお持ち下さい」と言い、学生らが教室を出るとき荷物を入れた袋を抱えて出て行く、ソレをワタクシがチェックして「よし!」、そういうのがやりがい。